何年、何十年と引きこもっていると、何もする気が起きなくなってしまいます。
何事もめんどくさく感じてしまうようになるからです。
特に、新しい事にチャレンジする意欲が本当に失われてしまっています。
未知のことを覚えたくない、知りたくないのです。
今の引きこもっている状態からの変化が嫌なのかもしれません。
20年以上の真性・末期の引きこもりである私も、モチベーションが全くありません。
何というか、希望や目標が無いので、頑張れないのです。
友達や知り合いすら一人もいないので、競うこともないです。
また、「誰かのために頑張る」といった大切な人もいません。
母親はいます。
しかし、発達障害の影響なのかわかりませんが、「親の為に頑張る」といった気持ちも湧いてこないのです。
発達障害に生んだ恨みや最低の家庭環境、貧乏、変わった苗字を何度も助けて欲しいと言ったのに聞き入れてくれなかった、などなど。
心の中で何かがあるのかもしれません。
人生を諦めているからモチベーションが上がらずやる気が出ないのか。
一応、鬱の薬を処方されてはいますが、効果はありません。
そもそも長期引きこもりに、モチベーションや、やる気を向上させるのは難しいと思います。
意欲があるのであれば、長期ひきこもりから抜け出しているからです。
そうはいっても、いつまでも引きこもっているわけにはいきません。
絶対に引きこもれない状態になる日が来るからです。
ただ、その時が突然来てしまうとパニックになってしまいます。
現実逃避を何年、年十年も続けてきて、いきなりリアルに放り込まれるからです。
精神的にも辛すぎます。
そうならないように、今から少しでもモチベーションや、やる気を上げていく方が良いと思います。
今回は、長期ひきこもりの人のモチベーションや、やる気を上げる方法を考えていきたいと思います。
長期ひきこもりのモチベーション向上の方法とは?
長期ひきこもりを、「頑張る気持ち」や「その気にさせる」にはどうすればいいでしょうか。
人によって改善方法は異なると思いますが、大体、精神の問題を解決することが必要です。
長期ひきこもりになる人の約80%は精神疾患を抱えているとされています。(厚生労働省調べ)
引きこもりによって発生した2次障害による精神の悪化。
もしくは、生まれつきの精神や脳の問題。
育った環境による精神状態など。
どちらにしても、長期の真性・末期の引きこもりの人は、精神に何かしらの問題を抱えているということです。
よって、まずは精神科や心療内科に通うことが大前提だと思います。
私も20年以上の引きこもりですが、たまたま心療内科へ通う切っ掛けがありました。
自分の引きこもりの原因を調べていると、「発達障害」というワードが見つかったからです。
自分の今までの行動や言動と酷似しており、病院で検査を受けることにしたのです。
そして、広汎性発達障害(自閉症スペクトラム・アスペルガーASD)と診断されました。
発達障害を治す薬は存在しませんが、精神安定剤を処方されました。
デパスやインデラル、セルトラリン(鬱の薬)、その他もろもろの精神薬など。
精神安定剤は、長期ひきこもりには効果はあると思います。
不安や心配を感じる心をかなり軽減してくれるからです。
しかし、副作用があるし、毎日飲み続けるのは難しいと思います。
また、障害手帳を取得、障害年金も受給できました。
心療内科へ通う前と通った後では、精神的な安定度は段違いだと思います。
ただ、それでも私の場合は、末期的な引きこもりであり、モチベーションややる気が低いままです。
生活リズムを整える
長期の末期的な引きこもりの人は、「昼夜逆転の生活」になっていると思います。
家族に合わせる顔が無いし、会いたくもないので、自然と夜に活動してしまうのです。
また、昼間に行動していると、近所の人にもバレて恥ずかしいです。
私も上記の理由と深夜にサッカーを観たいが為に、昼夜逆転の生活がずっと続いています。
この昼夜逆転の生活が、自律神経に悪いとされています。
昼夜逆転の生活を送っていると体内時計が乱れて睡眠の質が悪くなってしまいます。
睡眠不足になると、気持ちが沈んだり、イライラする、手中力や記憶力が低下します。
また、生活習慣病や太ってしまうリスクもあります。
昼夜逆転の生活は、モチベーションややる気の低下に直結しています。
生活リズムや自律神経の悪化してしまうからです。
太陽の光を浴びることもなくなり、体内時計を調整する為のメラニンやホルモンの分泌が得られないです。
結果、睡眠に悪影響が出てしまい、心がすさんでしまうのです。
長期ひきこもりにとって、生活リズムを整えるのはかなりの難易度だと思います。
とにかく家族と接触したくないし、一人でいられる時間を確保したいからです。
長期引きこもり状態の自分が恥ずかしく、家族に見られたくない。
会話もしたくない状態だからです。
長期ひきこもりが生活リズムを整える最終手段は、日中に外に外出しなければならない理由を得なければならないと思います。
その手段が、「働く」以外には無いと思います。
毎日、朝、同じ時間に起きて、同じ行動をする。
その強制力は、仕事をして働くことが一番の理由になります。
ただ、それが出来れば、引きこもりではないわけです。
唯一の手段として、A型事業所、B型事業所で働くという手があります。
長期の真性・末期ひきこもりは、何かしらの精神疾患を抱えています。
なので、容易に就労支援A型事業所の許可書は下りると思います。
自己受容
「病院へ行く」とか、「生活リズムを改善する」など書きましたが、その前に前提として自分の状態を受け入れる「自己受容」が大切です。
まずは、自分が長期ひきこもりであるという事実を受け入れることが大切だということです。
自己否定するのではなく、リアルを客観的に見ることができれば、自分の問題に向き合えます。
自分の状態を受容することは、自分を認めることでもあります。
自分を認めることで、自己肯定感や自信が高くなり、モチベーションも上がるのです。
上記の考え方はあくまで机上の空論です。
長期ひきこもりの人が、そうそう簡単に自分を受け入れるのは難しいと思います。
なので、自己受容しなければならない、理由付けを考える必要があります。
自己受容しなければならない理由付けとは、自分にとって何が大切で、何が幸せで、何が目標であるのかを明確にすることです。
長期ひきこもりの人は、自分の価値観や意志が曖昧になってしまっていることが多いと思います。
社会や家族や友人からの期待や圧力に押しつぶされそうになり、自分の本当の気持ちや欲求を無視してしまうことがあります。
しかし、それでは自分の人生を生きているとは言えないのです。
自分の人生は自分で決めるものであり、自分で責任を持つものです。
他人のせいにしたり、逃げたり、諦めたりするのではなく、自分の選択や行動に誇りを持つ必要があるのです。
小さな目標を設定する
何でもいいので、小さな目標を設定することが重要です。
長期ひきこもりから一気に社会復帰することは、ほぼ無理、というか不可能です。
無理をしてしまうと、ストレスや挫折感が増し、よりモチベーションが下がってしまいます。
そこで、小さな目標を設定することで、自分のペースで少しずつ前進することができる、、、というものです。
小さな目標とは、例えば、毎日規則正しい生活を送る、部屋を片付ける、散歩をするなどです。
小さな目標を達成することで、充実感や幸福を感じることができ、やる気も出るのです。
私もこのブログを毎日書くことを、小さな目標としています。
いや、1記事書くのに3時間以上かかっているので、疲労度から他に何もできなくなってしまっています。
逆に、他のことが出来ない、やる気の無さやモチベーション低下につながってしまっています。
このように大きすぎる・時間がかかる目標を毎日達成するのは、辛いしストレスが溜まります。
ご褒美も無く、土日休みもありません。辛いです。
まず小さな目標から、徐々に上げていく方が良いと思います。
周囲の人とコミュニケーションをとる
長期ひきこもりになると、周囲の人とのコミュニケーションが減ります。
しかし、人間は社会的な動物であり、他者との関わりが必要です。
周囲の人とコミュニケーションをとることで、孤独や不安感を和らげることができます。
また、他者の話を聞いたり、自分の話をすることで、心の中をスッキリさせることができます。
周囲の人とコミュニケーションをとる方法は、電話やメール、SNSなどのネットやオンラインツールを利用することもできます。
また、専門家や支援団体などの外部の人ともコミュニケーションをとることができます。
周囲の人とコミュニケーションをとることで、自分の状況を理解してもらったり、励ましてもらったり、アドバイスを得る事が出来ます。
これらは、モチベーション向上や、やる気を刺激してくれます。
ただ、長期の真性・末期ひきこもりの人に、他者との交流はかなりの難易度だと思います。
引きこもりの人は、自分の存在が恥ずかしいので自ら友達や知り合いとの連絡を絶っている場合が多いからです。
私も、一人も友達や知り合いがいません。
ですので、周囲とのコミュニケーションを取ろうとしても交流する相手がいない。
そんな時はどうすればいいのか。
最終手段としては、「いのちの電話」や「よりそいホットライン」などの無料相談所で話を聞いてもらう方法があります。
私も、「いのちの電話」に2回ほどかけたことがあります。
ただ、言葉が上手く発せられず、また、本当に命の危機に瀕していないと思われて、冷たくあしらわれた過去があります。
「いのちの電話」は本当に今すぐヤバイ人が利用する相談所だと思います。
「寄り添いホットライン」は、電話をしたことはありません。
しかし、様々な自分の抱えている問題を相談できるのでありだと思います。
引きこもりの相談所としての公的機関として、「引きこもり地域支援センター」があります。
しかし、ここは、今の自分の辛い状態を親身に聞いてもらうと言うよりは、具体的な引きこもり脱出に向けた手段を考えたり、相談する場所だと思います。
モチベーション向上ややる気UPの為に、コミュニケーション目的で会話するのは難しいのかなと思います。
健康に気を付ける
長期間引きこもっていると、何かしらの健康問題を抱えてしまっていると思います。
私も、腰の痛みだったり、左手の痺れ、目の異常などなど、何かしらの健康に不安を抱えてしまっています。
健康に不安があると、本当に気持ちが沈んでしまい、モチベーションややる気が低下してしまいます。
長期の引きこもりに加えて、健康に問題が出てしまい、どうしようもないと考えてしまうからです。
また、病院へ行くことも恥ずかしくて出来ないので、解決も難しいです。
大体の長期ひきこもりの人が、病気を見て見ぬふりをしてしまい、放置状態だと思います。
でも、心に不安を抱え続けてしまうと、鬱病になってしまいます。
本当に何もしたくなくなって、行動できなくなってしまうのです。
長期ひきこもりのモチベーションが低くやる気が無い原因
長期ひきこもりの人が、気力が無く、行動できない原因は何でしょうか。
それは、引きこもりの影響から、メンタルの悪化、ネガティブ思考になってしまうからです。
自己否定
長期の引きこもりの人は、自分がダメ人間だと思い込んでしまいます。
長期の引きこもりと言うことは、もう世間的に普通にはなれない状態であり、底辺がほぼ決まってしまっているからです。
自己否定してしまうのも仕方が無いのです。
自己否定とは、自分の能力や価値を低く見積もることです。自己否定を続けると、自信がなくなり、やる気やモチベーションも低下します。
自己否定の原因には、過去の失敗や挫折、親や教師などの権威者からの批判や否定、周囲との比較や競争などが挙げられます。
自己否定を克服する方法は、自分の長所や強みを見つけることです。自分のことを肯定的に評価したり、自分に優しくしたりすることも大切です。
目標や目的が無い
人生に目的や意味があると、自分の進むべき道が見えて、やる気が出ます。
人生に目的や意味がないと、自分の人生に興味を持てなくなって、やる気がなくなります。
人生に目的や意味がないと感じるのは、自分が何をしたいのか、何になりたいのかが分からないからです。
自分がやっていることには、価値や意義がないと思ってしまいます。
自分自身にも、価値や意義がないと感じてしまいます。
長期の引きこもりの人は、目標や目的が無いのが一番、モチベーションややる気の低下の原因だと思います。
行動原理が無いので、何も出来ない。
希望や未来の自分の良い姿が描けないから、何もする気が起きないのです。
長期の引きこもりでも、明るい未来を感じられる行動方針・マニュアルがあれば、モチベーションが上がり、やる気が向上すると思います。
環境や状況の影響
今住んでいる環境や、自分の状態が幸せでないと、意欲が低下してしまいます。
そもそも長期の引きこもり状態の人が恵まれた環境や、置かれている状況が幸せではないはずです。
その為、不本意である酷い生活環境や状態に置かれています。
その状態では、モチベーションややる気が起きないのです。
もちろん反骨心がある人もいると思います。
ただ、頑張っても結果が出ず諦めてしまい、引きこもり状態に舞い戻ってしまうこともあります。
長期の引きこもりの人は、頑張った結果、ダメで諦めてしまった人が多いのです。
環境や状況が悪いと、自分の心や体に悪い影響を与え、やる気やモチベーションも低下します。
引きこもりニートは何故働かないのか
引きこもりニートが働かないのではなく、働けないのです。
今回のブログのテーマ通りの理由もその1つです。
働くためのモチベーションや気力がわいてこないからです。
何のために働くのかわからない、働くことが辛いのでやる気が出ないなど、気持ちが付いてこないから行動できない(働けない)。
引きこもりニートの本音は、普通の人と同じようにお金を稼ぎたいし、世間体を普通にしたいと願っています。
ただ、どうしても働くモチベーションや気力がわいてこないのです。
引きこもりによって、人と触れ合いたくない、鬱状態になっているなど、精神的問題を抱えてもいます。
ただそれでも、強い理由がある場合は別です。
強制的に働く環境に行かされたり、働かなければならない問題に直面した時です。
親がいなくなったり、何かの理由で働く状態になる場合です。
人間は適応能力がありますので、どれだけ辛くても強制であれば働くことが出来るかの正はあります。
20年以上の引きこもりである私も、もし無理やりどうしても働かなければならない環境下に置かれれば、順応しようとは思います。
ただ、精神が耐えられるかどうかは別です。
働く環境次第でその後のなにもかもが変わってきます。
一例をあげると、引きこもりに理解があり、差別されない環境下である場合は、頑張れる可能性はあります。
しかし、逆に蔑まされていると感じてしまうと、一気にメンタルは崩壊します。
引きこもりニートは、精神や心が本当に弱いので、働く意欲もないのです。
人にどう思われているか物凄く気にする人が多いです。
だから理想は、在宅ワークだと思います。
人とリアルで触れ合わずに済み、仕事場のめんどくさい人間関係をしなくて済むからです。
政府が引きこもりニートの為に、その様な環境を作るべきだと強く思っています。
まとめ
長期ひきこもりのモチベーション向上の方法と、やる気が無い原因について、ご紹介しました。
長期ひきこもりは、そもそも本人の責任だけではありません。
生まれ持った才能、育った環境、運など、様々な不幸な要因が重なり、社会からはみ出てしまったのです。
個人的な見解としては、親の責任だと本当に思っています。
言い訳に思われてしまいますが、頭の良さ、環境、能力など、全て親からの遺伝、そして親の影響があるからです。
劣悪な状態の家で育つと、精神がすさんでしまうのも仕方が無いのです。
長期引きこもり状態から抜け出せないのは、行動を起こせないからです。
行動する為には、モチベーションや、やる気が必要です。
意欲や行動原理が無い限り、人間を動かすことはできないからです。
長期ひきこもりの人がまず考えなければならないのが、気持ちの持ちようだと思います。
メンタルを改善しない限り、無理やり引きこもりから脱出しようとしても「無理」です。
モチベーションややる気を上げるためには、小さな目標を立てて実行する。
成功体験を重ねることで、気持ちが改善され、行動意欲が上がっていくのです。
ただ、現実問題、私自身が20年以上の引きこもりから一向に抜け出せていません。
全ては、発達障害ASDの「普通ができない」ことが原因だと思ってます。
発達障害は治らないので、どうしようもありません。
この問題を抱えている限り、気持ちが向上することは無いと思っています。