自閉症スペクトラム(発達障害アスペルガーASD)、ADHDは大人になってから判明すると手遅れなことが多いです。
大人になるまで、普通の人と同じように友達関係や勉強、社会的な行動が上手くいかず、精神に問題を抱えてしまっているからです。
運が良ければ発達障害と気づかずに大人になっても、多少困難はあったけど普通の人と同じように生きてこれた人もいるとは思います。
ただそれは、本当にごく少数だと思います。
また、軽度発達障害やグレーゾーンの人が、何とか普通の人として人生を歩んでこれただけです。
自閉症・発達障害アスペルガーASD・ADHDは大人になってから気づいても、遅すぎます。
私のように長期引きこもり、対人恐怖症、その他メンタルに様々な問題を抱えてしまいます。
運よく社会人なっても、学生時代と違い、様々な困難に直面します。
大人になると、自分で考え行動しなければなりません。
誰も助けてはくれないし、全て自分次第、自己責任です。
発達障害の人は大人になって、さらに辛い体験をしてしまいます。
大人になってから今更気づいても、手遅れの人生になる確率が高いです。
発達障害は、子供の頃から手厚いサポート、支援が絶対に必要です。
発達障害の人は、普通が出来ない、いくら努力しても不可能な状態です。
定型発達の人と同じような環境に置くこと自体が間違っているのです。
発達障害と気づかずに大人になるということは、白紙の地図しかない状態で目的地を探すようなものです。
人生の超ハードモードであり、運が良くない限り不可能です。
大人になってから発達障害に気づくと、大抵何かしらの問題を抱えてしまいます。
本当に、大人になって今更気づいても遅すぎるのです。
大人になってから発達障害に気づくきっかけ
大人になり社会人生活を送ると、発達障害の影響から仕事が上手くいかず、悩むことがあります。
なぜ自分だけ上手くできないのか。
役立たずになり、出来ない人間扱いされて職場で辛い目にあうことがあります。
そして、周囲の人に言われたり、インターネットで調べることで、自分が発達障害と気づきます。
私の場合、引きこもりの掲示板を見ていて、たまたま発達障害という言葉を見つけたことがきっかけです。
長期引きこもり状態の人に「発達障害なんじゃないか」というようなコメントがありました。
私は、気になって発達障害のことを調べてました。
すると、自閉症スペクトラム(発達障害アスペルガーASD)の症状がモロに当てはまっていたのです。
人とのコミュニケーションが上手くいかない、友達が出来ない、理解が出来ないことがある、普通の人のような振る舞いが出来ない、など。
聴覚過敏も子供の頃からありましたが、それに気づいたのはもっと後です。
そして、発達障害について検査をしてくれる所をインターネットで調べ、予約し、受診したのです。
WAIS-III(ウェイス・スリー)の知能検査や、過去の聞き取り、心理テストの結果、広汎性発達障害と診断されました。
しかし、私が発達障害と判明したのが30台後半であり、手遅れでした。
子供の頃から常に酷い目に遭い続け、運の異常な悪さもあり、22年以上の引きこもり状態です。
今現在も引きこもっています。
そもそも発達障害が日本に広まったのはここ10年くらい前です。
発達障害支援法が出来たのが2005年ですが、その頃はただ知識としての概念があるだけでした。
2010年にようやく発達障害が精神障害枠に含まれるようになり、福祉のサービスが受けられるようになったのです。
それまで、ほとんど日本では発達障害が広まっておらず、その頃の発達障害の大人の人が気づかないのも仕方がありません。
今30台半ば以降の人は、子供の頃に発達障害の検査や理解はありませんでした。
大人になっても、発達障害という言葉を知らないと、気づかないままです。
大人になって自閉症・発達障害アスペルガーASD・ADHDに気づいても手遅れ
子供の頃は自閉症・発達障害アスペルガーASD・ADHDがあっても、ぎりぎりで生きていくことは可能です。
散々な目にあってきた私ですら、学生時代を生存することはできました。
ただ、大人になるまでの過程において、発達障害の影響から精神がボロボロになりました。
自己肯定感は最悪のレベルですし、友達は一人もいないどころか知り合いもゼロです。
対人恐怖症、鬱病、長期引きこもりです。
私は運が異常に悪く、発達障害によって極端に人生が崩壊しました。
普通の発達障害の人も同様に、対人関係で上手くいかない、仕事ができない、日常生活で問題を抱えているはずです。
学生時代は周囲の助けがありますが、大人になると自分で判断し、行動する責任があります。
環境ががらりと変わり、新しいこと適応する能力、年齢層の違う人との触れ合い、社会人として振る舞わなければならなくなります。
発達障害に気づかず大人の環境に適応することは非常に困難です。
現代社会において必須のコミュニケーションが取れず、会社で孤立する。
仕事が上手くいかず、上司や同僚に嫌われる。
自分が何故、普通の人と同じように出来ないのかと、精神的に問題を抱え続けます。
そして周囲の人に言われたり、自分で上手くいかない理由を調べて、自分が発達障害と気づきます。
ただ、今更気づいても手遅れになっている場合が多いです。
発達障害と気づいていない状態でも、仕事や日常生活がなんとかやっていけている状態で判明していればまだマシです。
大抵は、転職を何度もしていたり、会社での立ち位置が最低辺になっています。
全ては、発達障害の概念が日本に広まるのが遅すぎたことが原因です。
時代が悪すぎるのを嘆いても仕方がありません。
ただ、今30台後半の人で子供の頃の発達障害の人の割合は今よりも相当低かったです。
運が悪すぎると言っても過言ではないです。
大人になって発達障害と判明する人は、会社や日常生活で苦労した結果、気づく人が大半です。
今更、自分が自閉症・発達障害アスペルガーASD・ADHDとわかっても手遅れです。
しかし、気づかないよりはマシです。
ADHDの場合は、薬で症状を抑えられる可能性があります。
障害者手帳を取得して、障害者枠で働くこともできます。
障害年金の受給を申請することもできます。
発達障害に気づいていれば、それ相応の心持ち、対策ができるからです。
会社や日常生活において普通の人とは違う違和感を持ったら、発達障害を疑って、すぐに検査をするべきだと思います。
発達障害の事実を放置し続けるのは、本当に危険です。
まとめ
発達障害によって本人が社会的、日常に問題を抱えていないのであれば、気づかなくても問題はありません。
ただ大抵の発達障害の人は大人になって困難にぶち当たります。
人間関係が上手くいかない、仕事ができない、普通が出来ない状態になるからです。
学生時代は問題視されていなかった発達障害の特性も大人になると、多大な影響を及ぼします。
発達障害は本当に社会人として普通が出来なくなる、酷いハンデです。
大人になって自分が自閉症・発達障害アスペルガーASD・ADHDの状態が気づいていないと、苦労どころか崩壊する恐れがあります。
私のように手遅れの人生の末路となります。
自分に何か普通ではない違和感を感じたら、相談できる機関に電話をしてみる、専門家に診断してもらう必要があります。
そもそも発達障害の人は、子供の頃からのサポートや支援が絶対に必要です。
大人になってわかっても手遅れすぎます。
大人になって自分が自閉症・発達障害アスペルガーASD・ADHDとわかったら、自己分析が非常に重要だと思います。
自分が何が出来て出来ないのか。
必要なサポートや支援な何なのか見極める必要があります。
自分の適正にあっていない職場、仕事を続けていても、出来ない、苦痛を感じるだけです。
精神に余計な問題を抱えてしまい、鬱病やその他の精神的問題を抱えてしまいます。
大人になって発達障害だと気づいたら、心療内科や精神科を頼り、適切な行動をするべきです。
手遅れになる前に。