
寒くて毎日が辛いです。
引きこもってずっと家の中にいるので、外よりはマシだと思われるかもしれません。
でも部屋が1階で、さらに陽当たりがめちゃくちゃ悪くて全く太陽の光が差さないので、実は日中は外よりも気温が低いのです。
寒さで血行も悪くなり、肌の色もなんか変色しています。
昔から寒さに何となく弱いとは感じてはいました。
学生の頃の冬の自転車通学では、冷たい風に顔が当たると真っ赤になり、涙が出るくらい顔が耐えられなくて顔面が崩壊していました。
そして泣き顔の回復速度も異常に遅く、朝のホームルームで一人だけ寒がっていた記憶があります。
1番前の右端の席だったので、先生がすぐに気づき、「ストーブつけるから」と優しく言われたことをいまだに覚えています。
この寒さに弱い(特に顔面)が、私が人生でずっと抱えている辛さの1つにあります。
なんで自分だけ冬の寒さで泣き顔になってしまうのだろう、とずっと思っていました。
今になって思うのは、やはり生まれつきの問題であり、その原因が発達障害にあったのではないか、ということです。
前提として、ASD=寒さに弱い、という医学的な根拠はないです。
ですが、先天性の肌の弱さからくる、寒さの感じ取り方。
そして、発達障害特有の感覚過敏によって、冬の寒さに弱くなりやすい条件が揃っているのかも、と思っています。
発達障害は寒さに弱い?
まず前提として、「発達障害=寒さに弱い」という公的な照明はないです。
少なくとも私が調べた範囲では、はっきりと「ASDだと寒さに弱くなる」と説明しているデータは見つかりませんでした。
確かに発達障害は脳の偏りが原因で、リアルで様々な問題が引き起こされます。
その1つの問題である感覚過敏による、寒さに対する敏感さもあるとは思います。
ですが、直接の寒さを感じすぎる体質とはちょっと別次元の話なのではないか、ということです。
でも発達障害とまったく関係がないの?と言われると、そうとも言い切れないようです。
なぜかというと、ASDの人によくある、
- 触覚過敏
- 自律神経の揺らぎやすさ
- 身体の機能の調整の苦手さ(深部体温の調整など)
このような発達障害の人に関する問題がある意味、寒さに弱くなりやすい条件と重なっているのではないかということなのです。
実際、私自身も小さい頃から「寒さに対してやたら反応が強い」という思いがずっとありました。
でも、父親も母親も気温が寒い地域出身であり、寒さには慣れている人たちです。
そして姉二人とも、それほど寒さに弱すぎるというわけでもないです。
遺伝的に考えて何故、自分だけ寒さに弱いのか。
父親は完全にASDだったのですが、寒さに関しては特に問題はなさそうでした。
なので、発達障害が寒さに弱いという根拠は低いのかもしれないです。
でも、発達障害の症状は同じ人はいないとされており、人それぞれでもあります。
私の場合、ASDの特徴がたまたま寒さに悪い方向に働いていて、結果的に 「寒さ刺激を必要以上に強く受け取ってしまう体質」 ができあがってしまったのだと思っています。
外の気温が特に低くなくても、肌の刺激、自律神経の反応が普通の人より強く出てしまう。
そして「寒さに極端に弱い身体」になってしまった、と勝手に思っています。
引きこもりは寒さに弱い
自分の寒さ耐性に対する弱さは、長期の引きこもりによってさらにひどい状態になっています。
毎日ほぼ動かないで、PCの前に座っているだけなので血行が悪くなり、体温が低くなっているのだと思います。
実際、子供のころの平熱は36.7度でした。
しかし今は、ストーブを付けていて部屋の気温が23度くらいあったとしても、平熱は36度を切っています。
普段全く運動しない、家から出ない引きこもりは、寒さに弱くなってしまうのは必然です。
そして私の場合、節約のために、部屋の気温が18度くらいまではストーブを付けるのを我慢しています。
さらに、ストーブの設定温度も最低の12度以下の「数値がマイナスカンストするLo」にしています。

でもこのLo数値でも部屋の気温によって温風の出方が違うわけではないので、一番寒い時期でも最低限16度くらいまでは上がってくれます。
エアコンの暖房を使いたいのですが、近所に室外機騒音の迷惑にならないように全く使っていません。
そもそも、近所の人の暖房時の室外機問題で手紙を出して停止させてしまった当事者が、稼働させることは絶対にできないです。
実はエアコン暖房を使えず、石油ストーブで寒さをしのがなければならないのは、他にも問題があります。
私は肌が異常に弱いので、「乾燥肌」で足や体全体がかゆくなって、去年は血だらけになっていたり、毛穴が赤い点々になっていたりと酷かったです。
この冬の石油ストーブの影響からくる乾燥肌と体のかゆみも、発達障害の生まれつきの触覚過敏と引きこもりによって、体がよわよわになってしまった影響だと思っています。
後はお風呂にほとんど入らず、朝シャワーだけなのも影響しているかもしれません。
昼夜逆転による自律神経の影響
自律神経は、体温調節の重要な要素と言われています。
なので、自律神経が乱れてしまうと、
- 温まりにくい
- 一度冷えると戻りにくい
- 末端の血流が悪くなる
- 深部体温が上がりづらい
などの状態につながるのです。
「座りっぱなしで血行が悪い」
「運動量が極端に少ない」
という生活習慣と重なると、さらに体温が下がりやすくなります。
そもそも、発達障害の人は「自律神経が乱れやすい」傾向があるようです。
あくまで傾向であり噂レベルですが、それでも普通の人よりは影響を受けやすいと指摘する研究がいくつもあります。
よく報告される特徴としては、
- ストレス時に交感神経が過剰に反応しやすい
- リラックス状態(副交感神経)への切り替えが遅い
- 感覚刺激(寒さ・音・光)で自律神経が揺さぶられやすい
- 緊張・不安で体温調整が乱れやすい
- 深部体温の維持が苦手になりやすい
これが感覚過敏・身体の恒常性調整の苦手さが関係していると考えられています。
ようするに、自律神経が弱いというより、自律神経が刺激に敏感に反応しやすい体質→その結果、乱れやすいということです。
引きこもりと自律神経の関係性
引きこもりも、自律神経に大きな影響を与えていて、寒さ耐性の低下と関係しています。
私の場合、普段ほとんど動かず、太陽光も2~3カ月に1度浴びるチャンスがあるかどうか。
そんな生活をしていると、体内時計がズレてずっとおかしな状態になってしまっています。
この体内時計が狂ってしまうと、そのまま自律神経の乱れにもつながるのです。
さらに、
- 運動量の減少
- 交感神経・副交感神経の切り替えが行われにくい
- 血流が滞りやすい
- 呼吸が浅くなりやすい
といった長期引きこもり状態になると、身体の温度調整能力が落ちて行ってしまいます。
特に、座りっぱなしの状態は下半身の血流がものすごく悪くなりますし、末端冷え・深部体温の低下を慢性化させてしまうのです。
なので、引きこもり生活は*自律神経が不安定になりやすい条件が常にそろっているということです。
ASDの場合、もともと刺激に敏感で自律神経が乱れやすいのかもしれない。
さらに引きこもり生活とマイナスな相乗作用で、より寒さに弱くなりやすいのだと思っています。
まとめ
引きこもりと発達障害の影響(たぶん)で、冷え体質から抜け出せない、というか末期的です。
毎年冬が来ると、「どうにかして直さないと」とは思うのですが、行動ができない、めんどくさくなって何もせず、ただ耐えています。
この行動力の低さも発達障害のせいにしているのですが実際、問題認識の希薄さだったり、緊急性を感じない限り、本当に何もしないです。
そもそも新しいことや、することが完璧に決まっていないと行動できない、という弱点もあります。
本気で寒さ対策をして、毎日のストレスから解放されたい、と70%くらいの想いがあるのですが、どうしても動けない。
耐える人生続きだったので、我慢してしまいます。
というか、改善のしようがないです。
本気で改善するとしたら、引っ越すしかない。
周囲に誰もいなくて、静かで乾燥肌を引き起こさない暖房器具の使用。
そして、お風呂に毎日入れる環境(光熱費問題)など。
真性ひきこもりは、高望みできないので現状をこれ以上悪化しないように我慢し続けるしかないのです。
そういえば今年は猛暑だったので、冬の気温も暖かくなってくれるかな~と淡い期待をしていたのですが、現実は甘くありませんでした。
今年の冬予想では、平年並みだそうです。
猛暑続きだったので、2~3度くらいは上がってほしかったのですが。
部屋の気温が1度違うだけで、体感温度が劇的とは言わないまでも、かなり変わってきます。
寒さに弱い引きこもり発達障害としては年々、体の劣化から寒さに弱くなっていって、冬がものすごく辛いです。
可能であれば、沖縄辺りの気温の高い地域に住みたいところです。
