発達障害の大人の人に叱ることは、よくあると思います。

仕事の効率や仕方が悪い、軽率な発言をする、間違ったことをしている、遅刻・不注意など。
大人として、普通が出来ていないことが多いからです。

発達障害の特性は、大人になっても治ることはほぼ無いので、周囲の理解が無いと、怒られてしまう可能性が高いです。

発達障害のASD(アスペルガー)の私は、怒られるというよりは、呆れられたり、関わりたくない人物扱いをよくされていました。

どちらにしても、発達障害の人は、他者に対して、叱られるような場面や相手をしたくないと思われてしまうことが、普通の人よりも多いです。

発達障害を持つ大人の人を叱るのは、上司や同僚、親や家族、友人や恋人などが考えられます。

では、一体どのような場面で発達障害の大人の人を叱るのか、叱り方や具体例を調べてみました。

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発達障害の大人に叱る必要がある場面や理由

発達障害の人は、普通の人とは違う思考や感覚を持っているので、叱られても理解できなかったり、傷ついたり、反発したりすることがあります。
また、叱る側も、発達障害の人の特性や困難を理解できなかったり、イライラしたりすることがあります。

しかし、叱らないといけない場面もあるでしょう。仕事や生活に支障をきたすことがあるからです。

では、発達障害の大人に叱るときには、どうすればいいのでしょうか?

どのような状況で叱るのか

一般的に、叱るというのは、相手の行動や態度に問題があると感じたときに、それを指摘して改善を促すために行うものです。
例えば、仕事でミスをしたり、約束を守らなかったり、無礼な言動をしたりしたときに、上司や同僚が叱ることがあります。

また、家庭で家事を手伝わなかったり、お金の管理をしなかったり、感情的になったりしたときに、親や家族が叱ることがあります。
さらに、友人や恋人との関係で、信頼を裏切ったり、嘘をついたり、相手の気持ちを考えなかったりしたときに、叱ります。

これらの場面では、以下のような理由があります。

  • ・仕事でミスを繰り返したり、納期を守れなかったり、指示に従わなかったりする場合
  • ・家庭で家事や育児を手伝わなかったり、家族とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、金銭管理ができなかったりする
  • ・友人や恋人との関係で約束をすっぽかしたり、相手の気持ちを考えなかったり、嘘をついたりする場合
  • ・生活でのルールやマナー、約束などが守られない
  • ・自分や他人の安全や健康に関わる問題がある場合

これらの理由は、普通の人に対して叱るときにも当てはまります。
でも、発達障害の人は特性によって、叱られる頻度が高くなるのです。

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発達障害の人を叱るという行為の定義や意義

達障害の大人に叱るという行為は、どのように定義し、どのような意義があるのでしょうか?
ここでは、以下のように定義してみます。

・発達障害の人を叱るという行為とは、発達障害の人が行った問題行動や言動に対して、その内容や結果、影響を具体的に伝え、改善や修正を促すことである。

・発達障害の人を叱るという行為の目的は、発達障害の人に自分の問題を認識させ、自分の行動や言動に責任を持たせ、正しい方向に導くことである。

・発達障害の人を叱るという行為の効果は、発達障害の人の問題行動や言動が減少し、仕事や生活の質が向上し、周囲の人との関係が改善されることである。

上記のような定義や意義が考えられます。

しかし、発達障害の人は、普通の人とは違う思考や感覚を持っています。
叱られた時に、普通の人のような反応や効果はあまり期待できないかもしれません。

発達障害の大人に叱る前に知っておきたいこと

発達障害の大人に叱る前に、知っておきたいことは、以下の3つです。

  • ・発達障害の大人の特徴や困難を理解する
  • ・叱る相手のタイプや状況に応じて叱り方を変える
  • ・叱る目的や効果を明確にする

それぞれについて、詳しく説明していきます。

発達障害の大人の特徴や困難を理解する

発達障害の大人に叱る前に、まずは発達障害の大人の特徴や困難を理解しておいてください。

発達障害の大人の特徴や困難を理解することで、叱るときに以下のようなことに気をつけて欲しいです。

・発達障害の大人は、普通の人とは違う思考や感覚を持っているので、叱られることで混乱したり、パニックになったりすることがあります。
そのため、叱るときには、冷静に、優しく、分かりやすく話してあげてください。

発達障害の大人の人は、自分の行動や言動に対する自覚や自制が低いことが多いです。
叱られることで自己否定したり、自信を失ったりすることもあります。
なので、叱るときには、問題行動や言動だけでなく、良い点や長所も認めて褒めてあげてみてください。

・抽象的な言葉やニュアンスを理解するのが苦手なことが多いので、叱られることで理解できなかったり、誤解したりすることがあります。
そのため、叱るときには、具体的に、明確に、簡潔に話すことが大切なのです。

このように、発達障害の大人の特徴や困難を理解することは、叱るときに必要なことです。
しかし、発達障害の症状は人それぞれであり、一人ひとり違うタイプや状況にあることも忘れないでください。

叱る相手のタイプや状況に応じて、叱り方を変えることも必要です。
次の項目で説明していきます。

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叱る相手のタイプや状況に応じて叱り方を変える

発達障害の大人に叱るときには、叱る相手のタイプや状況に応じて、叱り方を変えなければならないです。

なぜなら、発達障害の人は、一人ひとり違う性格や感受性、コミュニケーション能力、ストレス耐性、問題の重大度や頻度などを持っているからです。

叱る相手のタイプとは、発達障害の種類や程度、性格や気分、関係性や立場などが考えられます。
例えば、以下のような違いがあります。

・ADHD(注意欠陥多動性障害)の人は、注意力が散漫で、衝動的で、落ち着きがないので、短くて明確な叱り方が効果的です。

・ASD(自閉症スペクトラム障害)の人は、論理的で、直接的で、正確な叱り方をしてください。

・LD(学習障害)の人は、理解力が低く、記憶力が弱いので、繰り返しや例示を用いた叱り方が効果的です。

・内向的な人は、感情が内に溜まりやすく、自己否定的になりやすいので、優しくて励ましのある感じで。

・外向的な人は、感情が外に出やすく、自己肯定的になりやすいので、厳しくて反省のあるしかり方が良いです。

・上司や先輩などの目上の人は、敬意や礼儀を持って、謙虚に叱る。

・部下や後輩などの目下の人は、責任や信頼を持って、指導的に叱ってみる。

このように、叱る相手のタイプや状況に応じて、叱り方を変えてみてください。

叱る目的や効果を明確にする

発達障害の大人に叱る前に知っておきたいことは、叱る目的や効果を明確にすることです。

発達障害の大人に叱るときには、なぜ叱るのか、どうなってほしいのか、どうすればよいのか、ということをはっきりと自分で理解し、相手にも伝えることが大切です。

例えば、以下のような目的が考えられます。

  • ・行動や態度の改善や修正
  • ・ルールやマナー、約束の守り方
  • ・人間関係やコミュニケーションのスキル
  • ・自分や他人の安全や健康の注意や対策

上記の目的に対する効果としては、以下のようなものがあります。

  • ・仕事や生活の質や効率の向上
  • ・社会や周囲との調和や信頼の構築
  • ・自己肯定感や自信の向上
  • ・成長や可能性の発見

発達障害の大人の人を叱る目的や効果を前もって把握しておくことで、叱る人の気持ちや考えを理解しやすくなり、叱る人を受け入れやすくなります。

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発達障害の大人に叱るときのコミュニケーションのコツ

発達障害の大人に叱るときには、コミュニケーションのコツを知っておく必要があります。
コミュニケーションのコツは主に、以下の3つです。

  • ・叱るときの態度や言葉遣いに注意する
  • ・叱る内容や期待を具体的に伝える
  • ・叱るときの感情や理由を共有する

それぞれについて、詳しく説明していきます。

叱るときの態度や言葉遣いに注意する

発達障害の人は、普通の人よりも、叱る人の態度や言葉遣いに敏感に反応します。
特に、以下のような態度や言葉遣いは、避けるべきです。

・叱るときの態度は、厳しすぎず、甘すぎず、適度にすることです。
厳しすぎると、相手を威嚇したり、傷つけたりすることになります。
逆に甘すぎると、相手を甘やかしたり、見下したりすることにつながってしまいます。

・一貫性や公平性を持つことです。
一貫性や公平性がないと、相手は叱られる基準や理由が分からなくなります。

・乱暴や暴力的な態度を取らない。
軽蔑や過小な態度や言葉遣いをしないこと。

発達障害の大人に叱るときには、叱るときの態度や言葉遣いに注意してください。

叱る内容や期待を具体的に伝える

発達障害の大人に叱るときのコミュニケーションのコツは、叱る内容や期待を具体的に伝えることです。

発達障害の大人は、普通の人よりも、抽象的や曖昧な言葉や表現に対して、理解しにくいです。
特に、以下のような言葉や表現は、避けるべきです。

  • ・比喩や暗喩などの比喩的な言葉や表現
  • ・皮肉や冗談などのユーモア的な言葉や表現
  • ・暗黙や推測などの暗示的な言葉や表現
  • ・一般化や過度な言葉や表現

発達障害の人は、普通の人と同じような感じ方や捉え方が難しいことも多く、誤解を招きやすいです。
叱る時は、簡潔に、わかりやすく、具体的に明確に話して欲しいです。

発達障害の大人に叱るときには、以下のような言葉や表現を使うことが効果的です。

  • ・事実や根拠などの具体的な言葉や表現
  • ・目的や理由などの明確な言葉や表現
  • ・期待や要求などの直接的な言葉や表現
  • ・例や方法などの詳細な言葉や表現

このように、叱る内容や期待を具体的に伝えることは、叱るときに必要なことです。
しかし、叱るときの感情や理由を共有することも忘れてはいけません。

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発達障害の大人に叱るときの具体例

発達障害の大人に叱るときの具体例は、以下のようなものです。

  • ・叱る場面や状況に応じた叱り方
  • ・叱り方の効果や反応を分析する
  • ・叱った後のフォローや関係修復の方法を示す

叱る場面や状況に応じた叱り方の例

具体的な例を書いていきます。

【仕事でミスを繰り返したり、納期を守れなかったり、指示に従わなかったりする場合】

・叱るタイミング:ミスや遅れが発覚したときや、無責任な態度が目についたとき

・叱る場所:他人の目や耳の届かない場所

・叱る方法:口頭で叱る

・叱る内容:ミスや遅れ、無責任な態度の具体的な内容と影響、改善や修正の具体的な方法と期限、期待や要求の具体的な内容と理由

叱る例: 「君、今日のレポート、提出できてないんだって?これは、どういうことなの?」

「すみません、昨日の夜、集中できなくて、書き終わらなかったんです。」

「それは、いけないよ。レポートは、今日の午前中にクライアントに提出しないといけないんだ。君の遅れで、プロジェクトの進捗が遅れるし、クライアントの信頼も失うかもしれないんだよ。」

「君は、仕事の能力は高いし、やる気もあると思うんだ。だから、もっと自分を信じて、しっかりと仕事をこなしてほしい」

【生活でのルールやマナー、約束などが守られない場合】

・叱るタイミング:ルールやマナー、約束が破られたときや、繰り返されるとき
・叱る場所:家や寮などの生活の場
・叱る方法:口頭で叱る
・叱る内容:ルールやマナー、約束の具体的な内容と意味、守らなかったことの具体的な影響と反省、守ることの具体的な方法と効果

叱る例: 「おい、また食器を洗わずに放置してるじゃないか。これは、どういうことなの?」

「え?あ、ごめんなさい。忘れてたんです。」

「忘れてたんじゃなくて、やらなかったんだろ。これは、ルール違反だよ。ここは、共同生活の場だから、自分の食器は自分で洗うのがマナーなんだよ。君が洗わないで放置すると、他の人に迷惑がかかるし、台所が汚くなるし、虫が湧くかもしれないんだよ。」

「君は、優しくて素直な人だと思うんだ。だから、もっと自分に自信を持って、しっかりと生活してほしい」

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まとめ

この記事では、「発達障害の大人にどう叱るか」というテーマでお伝えしてきました。

発達障害の大人に叱るというのは、なかなか難しい問題です。
ですが、間違っていることに対しては、遠慮せずに注意してあげて欲しいと思います。

発達障害の人は、視野が狭かったり、自分の考えに固執して、自分が正しいと思ってしまいがちです。
また、他者の意見を聞き入れるのも、難しかったりします。

ですので、叱る時は、具体的に、わかりやすく、明確なメリットを提示してあげてください。

発達障害のASD(アスペルガー)の私自身も、他者から叱られても、自分が正しいと思ってしまいます。
考えが極端なので、なかなか人からのお叱りやアドバイスを受け入れられないのです。

でも、実際問題、人からのお叱りや言うことを聞いておけばよかったと思うことがよくあります。
というか、人生に失敗しているので余計そう感じてしまいます。

例えば、高校の頃の進路の三者面談の時に、「手に職を得られる道に進んだ方が良い」と言われたことがありました。
偏差値38以下の高校なので、工業系の専門学校に行くか、そっち系に就職した方が良いと担任の教師に言われたのです。

しかし、私は聞き流してしまいました。
結果、コンピューター系の専門学校に行き、二日で辞める羽目になったのですが。

発達障害の大人の人の場合、さらに人から叱られたりしても、余計に受け入れずらいです。
でも、何とかして、今回のブログ記事の例などを参考に、言い聞かせてあげて欲しいと思います。

それが、発達障害当事者に本当に為になるはずなので。

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