発達障害の子どもを育てるのは、
特性にもよりますが、
さまざまな困難があります。

脳の機能異常により、
普通」ができず、
家族を困らせてしまうような
問題行動を起こすからです。

何度注意しても効果が薄く、
いい聞かせるのも難しいです。

親としてはどう対応していいかわからず、
ストレスが溜まってしまい、
怒ったり、叱ってしまうことも
あると思います。

しかし、マイナス感情を増幅させる躾は、
発達障害の子どもの心に
悪影響を及ぼします。

本人も自分が普通ではない違和感や、
生きにくさを感じています。

コミュニケーションが上手く
とれなかったり、
感覚異常だったり、
不注意・多動・衝動性など。

発達障害の特性の影響で、
周りの子ができることが
自分はできない。

普通にできない理由もわかっておらず、
自分がダメ人間だと思い込んでしまいます。

その結果、物凄く劣等感を抱えてしまい、
自己肯定感が異常に低いです。

追い打ちをかけるように、
親や教師から怒られたり、
叱られると、余計に落ち込んだり、
反抗してしまいます。

発達障害の子どもに一番大切なことは、
自己肯定感を育てることです。

劣等感を抱え続けて育つと、
うつ病や社交不安症、対人恐怖症など
さまざまな二次障害につながります。

発達障害の人の場合は、
脳の機能異常を抱えながら
人生を歩まなければならないのです。

そのため、二次障害に陥る危険性は、
常に抱えています。

子どもの頃に自己肯定感が養えず育つと、
私のように引きこもりになったり、
常に周囲を気にしながらびくびくと
生きていくようになってしまいます。

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発達障害の子の叱り方・怒り方

発達障害の子どもには、
むやみに叱るのではなく、
言葉を変えて説明し、
わからせてあげてください。

子どもが明らかに間違った行動を
したら、注意しなければなりません。

ですが、感情的であったり、
否定的な言葉では
叱らないであげてください。

発達障害の子どもは、
具体的に説明しないと理解が難しいのです。

子どもが理解しやすい論理的な言い回しで、
わからせてあげてください。

「○○するな」
「○○は危険だからダメ」

などは、普通の子どもであれば通用します。

発達障害の子どもの場合は、
何故ダメなのか、
自分はどうしたらいいのかわかりません。

具体的な例を出して、
的確な指示をして下さい。

「あれ」や「これ」、
「早く」や「ゆっくり」など、
あいまいな言葉では伝わりずらいです。

「7時半までに家を出ないと遅刻するから、
急いで!」

「カッターで遊ぶと怪我をして
痛い思いをするからやめなさい」

など、数字や具体例を出して、
理解させてあげてください。

発達障害の子どもは、
想像力の欠如や多動性などの影響で、
怒られたり、叱られていても
伝わりずらいです。

本人も親が何を言っているのか
よくわからず、ストレスを溜めてしまいます。

しっかり理解してもらうためにも、
具体的、直接的なわかりやすい表現で
伝えてあげてください。

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まとめ

私の場合は、家庭が崩壊しており、
放置されていました。

そのため、問題行動や成績が悪すぎても、
怒られたり、叱られた
記憶がほとんどありません。

しかし、イジメや発達障害の影響で、
ボロボロになり、
自己肯定感は全く育ちませんでした。

もし、さらに親にダメ出しされていたら、
どうなっていたのだろうと思います。

発達障害の子どもは、
学校での生活だけでも苦悩し、
精神的な負担が大きいです。

家でも親から叱られたり、怒られると、
自暴自棄になってしまい、
取り返しのつかないことになる
可能性もあります。

発達障害の子どもは、
普通ではないありえない問題行動を
起してしまい、親を怒らせてしまいます。

でも、なるべく怒らずに、優しく
言い聞かせるようにしてあげてください。

普通の子(定型発達)とは
脳の機能が違うため、
住んでいる世界が違うのです。

一時の気分や感情に流されず、
冷静になって、具体的な表現で
わからせてあげてください。

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