発達障害のアスペルガーASD(自閉症スペクトラム)の人は、言葉通りに受け取ってしまい、勘違いしたり、騙されてしまいます。
疑念を抱かない、信じて疑わず、純粋で一直線なのです。
全て、発達障害の想像力の異常な欠如が原因です。
ASDの私も、本当に何でも信じてしまいます。
「疑う心が無い」「疑問を抱かない」「思いつかない」のです。
人の話、ニュース、記事などをそのまま全て真実だと思ってしまいます。
発達障害のASDの想像力が極端に低い人は、対人関係や物事を判断する重要な場面で、本当に気を付けなければなりません。
簡単に騙されてしまいますし、信じてしまいます。
運が悪いと、人からいいように使われたり、辛い目に遭い続けます。
特に気を付けなければならないのが、詐欺や宗教の勧誘。
手口がどんどん巧妙になってきており、何が本当で何が嘘なのか、普通の人でも見分けるのが難しいと思われます。
発達障害のアスペルガーASD(自閉症スペクトラム)の人は、嘘が巧妙であってもなくても、簡単に信用してしまいます。
だから対策をしなければなりません。
発達障害のASDの人が何でも信じてしまうのは、それが本当かどうか判断できないからです。
普通の人であれば、多角的な視野から何かしら思い付き、嘘かどうか考えると思います。
ASDの人の場合、思いつかない為、そのまま受け取ってしまうのです。
ではどうすればいいのか。
それは、経験するしかないです。
似たような体験があれば、発達障害ASDの人でも嘘かどうかの判断材料として思考することができるのです。
これは定型発達の人にも言えますが、発達障害ASDの場合はより経験が重要であり、必須です。
ですが、騙されたり、信じ込む経験をする前に何とかしなければなりません。
唯一の対策方法として、前もって知識を得ておく必要があります。
人を騙そうとする手口や勧誘、心理を学んで対処することが必須です。
嘘かどうかの判断材料を前もって知っておくには、正確な情報をネットで調べたり、権威(専門家)の意見を参照します。
よく、町内放送やパトカーなどが、詐欺についての警告を放送していることがあります。
電話による勧誘や、詐欺の手口の注意を拡声器で知らせてくれています。
事前に、詐欺や事件についての警告を知ることで、いざ自分にその事態が訪れた時、心の中で思い出せます。
もう1つ、心理学の本を読むことをお勧めしたいです。
ほぼ全ての物事において、人間の心理に働きかけ、行動させられる、洗脳されているからです。
対処するのは本当に難しいのですが、心理学の本を読んでおけば、少しはマシになると思います。
発達障害の自閉症ASDが何でも信じてしまう・真に受ける・鵜呑みにする理由
何で自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、言葉を真に受けたり、信じてしまうのでしょうか。
全て想像力の無さが起因しています。
想像力が欠如しているだけで、何でも信じ込んでしまうのです。
社会性の欠如
一般社会において、発達障害(ASD)の人は、自分がどのようにふるまえばいいのか、経験するまでわかっていません。
普通(定型発達)の人であれば、何となくこういう行動や仕草をするであろうことが、ASDにはわからないのです。
そのため、ASDの人は周囲の人を真似ようとしてしまいます。
それが本当に正しい行動や仕草なのかに限らずです。
真似した相手の行動が変であったり、間違っていると、ASDの人自身も同じようになります。
私も子供の頃はASDの影響から、自分で考え行動することが非常に苦手で、常に人の真似をしていました。
結果、普通の人のようにふるまえたこともありましたが、迷惑を掛けてしまうこともありました。
小学生の頃、自由に絵を描いていいというような先生の指示がありました。
しかし、私は何を書いていいのか全く思いつかず、隣の人の絵を見て同じように描いてしましました。
結果、周囲の人に「どっちが真似したんだよ」と冷やかされ、隣の人に物凄く迷惑を掛けてしまいました。
社会人になった時も、自分で何をどうしたらいいのかわからず、とにかく他の人の行動や仕草、言葉を真似てしまっていました。
その言動が正しいのかどうかに限らず、同じようにするしかなかったのです。
大人になればASDでもある程度経験があるので、何でも信じて真似をするようなことはしません。
普通であるかのように行動はしています。
しかし、他の人から見ると、違和感を覚えたり、変な人と思われるようになります。
コミュニケーション能力の欠如
自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の最大の特性(ハンデ)である、コミュニケーション能力の欠如が、人を信じてしまう、言葉を真に受ける、本音と建前がわからない状態を引き起こします。
とにかく人との会話において、疑う心が持てないのです。
何故そうなってしまうのかはわかりません。
自然と信じ切ってしまっている。
疑問に思わないのです。
全て想像力が欠如しているのは明らかです。
具体的にどういう状態なのか説明するのは難しいです。
生まれつきの脳の凹凸であり、未発達部分が関係していることは確かです。
おかげで私は子供の頃から、イジメを受け、騙され、散々な目に遭い続けました。
疑う心や気持ちがわかず、何でも信じてしまい、相手の言いなりになってしまうのです。
イジメている方も、簡単に自分に従ってくれるので、止まらなかったのではないでしょうか。
私はイジメられているときでも、それが普通であり、何ら疑問に思ってはいませんでした。
中学生時代は毎日が地獄でした。
高校に入って、あまりの平和さに物凄く驚いてはいました。
これが普通であり、中学時代が異常であったのだと気づいたのです。
自閉症(アスペルガーASD)は、想像力の欠如からコミュニケーションにおいて、多大な苦労をします。
会話において、何でも信用してしまう、簡単に騙される、勘違いしてしまう為、辛い思いや状態になってしまいます。
また、間違った解釈や理解をしてしまいます。
普通(定型発達)の人とは違う言葉や情報の受け取り方をしてしまい、トラブルを引き起こすこともあります。
自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人には、言葉で指示したり説明をしてはいけません。
何でも信じてしまうし、独自の解釈をしてしまい、間違うことが多々あるからです。
全て文章でマニュアル化して、その通りに行う、理解してもらう必要があります。
形式通りのことであれば、ASDの人はその通りにこなすことはできます。
まとめ
発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、想像力の欠如から、人を疑えない、信じ込む、言葉を真に受けてしまいます。
結果、人からいいように扱われたり、騙されやすい、勧誘されるなど、マイナスの影響が引き起こされる可能性が非常に高いです。
対処方法は、事前にそのような状態を想定しておくことです。
前もって、自分が置かれるであろう状況下において、どうすればいいのか正しい判断基準を知っておく。
勧誘や騙されそうな場面で、違和感を感じ取れる知識を仕入れておく。
ちょっとでも怪しいと感じたら、すぐに断る、回答を保留しておく。
そして誰かに相談する。
もしくは、とにかくたくさんの経験から状況判断能力を身に着けるしかありません。
とはいえ、発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、新しい物事に対する対処が本当に苦手です。
事前に対策をしていても、未知の出来事に対する場面になった時、脳がフリーズしてしまい、適切な対応が出来なくなります。
だから、発達障害の人には、他者のサポート、理解が必須なのです。
それが全くなかった私は、人生が崩壊しました。
物事において、自分が信用、信じてしまっている状況でも「実は間違っている」という視点を持つことが大事、と言う言葉を思い出しました。
多角的な視点を持つ必要があるのはわかりますが、発達障害(ASD)には難しいです。
普通(定型発達)の人が感じている思いや、気づきが本当に羨ましいと思います。