誰でもゲームをしたことはあると思います。
楽しかったり、爽快感を感じて、ついつい時間を潰してしまうことがあります。
でも、健常者の人は、ある程度時間を決めてプレイできていると思います。

発達障害の人の場合、1度ゲームをしてしまうと、ほどほどが出来ず、永遠とPLAYしてしまう傾向があります。

発達障害ASDの私も、大学生の頃に世界最古のネットゲーム(MMO)ウルティマオンラインをプレイしていました。
ハマりすぎてしまい、ほぼ全ての時間をそのネトゲに費やしてしまっていました。
今思うと本当に時間の無駄であり、後悔しかありません。

でも当時は自分の発達障害が判明しておらず、依存してしまっていることに気づきませんでした。
とにかく、1つの事に熱中してしまう性格でした。

発達障害の人は、ゲームに依存してしまう特性があります。
抑えが利かず、自分の好きなことを追求してしまうのです。
生まれつきの脳の問題なので、仕方がないとはいえます。

今回は、発達障害の人のネットゲームが止められない、ハマってしまう理由をお伝えしていきます。

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発達障害の人がネトゲを止められない原因

発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人がネットゲーム(インターネットを通じたオンラインゲーム)を止められない理由は何故でしょうか。
1度興味を持ってしまうととことんハマってしまうからだと思います。

発達障害ASDの私もそうですが、何事においても自分の好きなことは、極限まで追求してしまうのです。
自分の出来る限界までしなければ気が済まない気持ちになってしまいます。
発達障害ASDのゼロサム思考(0か100)の極端な思考が影響していると思います。

自閉症アスペルガーASDの白黒思考は最悪!0か100はっきり決めつける極端な考え方の末路とは

また、発達障害ASDはこだわり属性持ちなので、ゲーム依存症になってしまいます。
特にネトゲは、ゲーム自体に依存させて、課金を促す人間の心理を徹底的についています。
発達障害ASDは、想像力の欠如から簡単に騙されたり、信じてしまうので、ゲーム依存になりやすいのです。

発達障害とネットゲームの相性がいい

発達障害ASDの人は、社会性の欠如からリアルでは上手くいっていない人が多いと思います。
コミュニケーションが上手く取れなかったり、実力を発揮できず、孤立してしまうのです。

ネットゲームであれば対面ではないので、リアルの対人スキルは必要ないですし、感情のプレッシャーはほとんど無いです。
ゲームであれば、健常者と同じくらいの実力が発揮できて成功できます。
発達障害のハンデの影響がそれほどないので、楽しい経験ができる、面白いと感じます。
でも逆にゲームに依存しすぎてしまい、止められない状態ともなります。

先ほども書きましたが、発達障害ASDは、本当に1度ハマってしまうと、極めてしまう傾向があります。
ネットゲームでもほどほどが出来ず、常に全力で頑張るので、トップレベルに達している人も多いと思います。

ネトゲでは、実力上位の人には、それ相応のゲーム内で高価な報酬が与えられます。
それも、発達障害ASDの人が、ネットゲームを止められない要因となっているのです。

ただ常に大多数のプレイヤーのトップレベルを維持するのは大変です。
とにかくオンラインゲームは依存させることを主体としています。
その為、多大な時間を浪費しなければならないように設計されているゲームがほとんどなのです。
だから、いつまでもネトゲを止められないし、より依存してしまうのです。

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発達障害の大人や子供はゲームを禁止されるとキレたり怒る?

発達障害の人は、ゲームを禁止されると怒ったり、キレる傾向はあると思います。
特に子供の頃は、ゲームを取り上げられると感情を抑えられず、手が付けられなくなることもあります。

私も子供の頃にファミコンのアダプタを取り上げられて、激しく怒ったことがありました。
発達障害の人は普段は我慢強いのですが、自分の好きな事ややりたいことに対しては我慢が出来なくなるのです。
なので感情が爆発してキレてしまう傾向があります。

発達障害の人は、興味の幅が狭いです。
ゲームに依存している場合、他にしたいことや楽しみがほとんど無いのです。
自分の好きなことを取り上げらえ、他に何をしたらいいのかわからない、他の事をしたくない状態になります。

ネットで調べてみると、発達障害の子供からゲームを取り上げたら、包丁を持ち出された
暴力を振るわれた。
癇癪を起されて近所中の迷惑になってしまった。

など、かなり過激な被害が出ています。

発達障害の子供は、素直に感情を表現するので、抑えられず、思ったことがそのまま行動に出てしまいます。

発達障害の大人も同様に、ゲーム依存状態にある場合、禁止されると禁断症状が出てしまいます。
自分のしたいことややりたいことを我慢することが本当に苦手すぎるのです。
やらないと気が済まない、楽しみたい、自分のよりどころになってしまっているので、止められないのです。

発達障害の人は大人になっても、いつも同じ行動やルーティンワークをしていないと気が済まない、不安になってしまいます。
ネットゲームはその反復行動にモロに当てはまってしまっているのです。

毎日のデイリー消化、ウイークリー報酬、月間報酬など、ネットゲーム内においても、ルーティーンを要求されています。
日常の生活の一部にされてしまっています。
発達障害の人は、オンラインゲームにはまる要素がふんだんにあり、抜け出すのもまた困難なのです。

発達障害の大人の人の場合、ゲームにネトゲに依存してしまうとリアルを犠牲にしてしまうこともあります。
会社に行かない、引きこもりになるなど、社会的に終わってしまいます。
また、ネットゲーム以外はどうでもよくなり、私生活を犠牲にしてしまいます。
洋服もどうでもいい、食事も適当でよくなる、睡眠時間を削ってまでオンラインゲームをし続けるのです。

本当に発達障害の人は極端なので、一度ネトゲにはまってしまうと本当にヤバいと思います。

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まとめ

発達障害の人は、視野が狭く、こだわりが強いので、1つの事に熱中してしまいます。
その興味や好きなことがゲームになってしまうことがよくあるのです。

発達障害の人は特性によって、リアルで上手くいかない傾向がありまます。
ネットゲームであれば、煩わしい人間関係をしなくてもいいし、自分の好きなようにできます。
発達障害のハンデをあまり感じさせないネトゲは、ある意味フロンティアだと言えます。
それほどに発達障害は現実に与えるハンデが過酷すぎるのです。

発達障害の人がネットゲームを止められないのは、依存しやすいからです。
ゲーム自体が毎日の日課に課している報酬案件だったり、プレイを継続させる要素がふんだんにあります。
発達障害の特性上、1度ハマってしまうと、とことん細部まで追及してしまうのです。

また発達障害の人は、常に全力でプレイする為、トップレベル層になっていることもよくあります。
ネットゲーム内での地位や名誉が達成感を感じさせてくれるので、いつまでも止められないのです。
発達障害の人は、現実では自己肯定感が低下しやすく、自尊心が低い為です。

発達障害の人は、苦手な事や出来ないことは、いくら頑張っても成長しません。
過去の経験による真似は出来ても、新しい事や無理な事には困難すぎる状態になります。

ゲーム依存に例えると、ゲームを止める事自体が出来ないことに当てはまっており、止められなくなっているのです。

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