発達障害のASDと急性ストレス障害のASDは、同じ略称を共有していますが、全く異なる症状です。

発達障害のASDの略は、Autism Spectrum Disorderです。
急性ストレス障害ASDの略は、Acute Stress Disorderです。

ですが、発達障害のASDの人は、急性ストレス障害に関係性が無いとは言い切れません。

私自身がASDと診断されていますが、急性ストレス障害になりやすいと思っています。
ただある意味、逆に普通の人のような感覚ではないので、大事件や大事故でも共感できずに、急性ストレス障害になりずらいとも言えます。

この記事では、自閉スペクトラム症(ASD)と急性ストレス障害(ASD)の基本的な違いと、それぞれの障害がどのように生活に影響を与えるか、また、これらの障害が持つ関係性について詳しく解説します。

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急性ストレス障害(ASD)とは

急性ストレス障害は、大きなショックやトラウマ後に起こる心の反応です。

例えば、交通事故や自然災害など、普通では考えられないような出来事が原因で、人は急に不安や恐怖を感じるようになります。

急性ストレス障害になるとどうなる

急性ストレス障害になると、人はパニックに陥ったり、眠れなくなったり、日常生活に支障をきたすことがあります。これは、心が受けたショックから立ち直ろうとしているサインなのです。

急性ストレス障害の対処法

急性ストレス障害は、心が大きなショックから立ち直ろうとする過程で起こります。

対処方法としては、自分自身を安全で落ち着いた環境に置くことです。家族や友人と話すこと、リラックスできる活動に参加することが、感情を落ち着かせるのに役立ちます。
自分一人で抱え込まず、周りの人に助けを求めてください。

  • リラクゼーション: 深呼吸や瞑想、ヨガなど、心と体を落ち着かせる活動を行いましょう。
  • 日常生活のルーティン: 通常の生活リズムを取り戻すことで、心の安定を促進します。
  • 感情の表現: 日記を書く、絵を描く、音楽を作るなど、創造的な方法で感情を表現してみてください。
  • 社会的サポート: 家族や友人とのコミュニケーションを大切にし、支え合う。
  • 専門家のサポート: 必要であれば、心理療法士やカウンセラーとのセッションを検討してみてください。
  • 情報の整理: トラウマに関する正確な情報を得ることで、不安を和らげることができます。
  • 健康的なライフスタイル: 良質な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけましょう。

これらの対処法は、急性ストレス障害を経験している人だけでなく、日常的なストレスを感じている人にも有効です。

発達障害のASDとは

発達障害のASD、つまり自閉スペクトラム症は、コミュニケーションや社会的相互作用に困難を持つ症状群です。この症状は、幼少期から現れることが多く、一生涯にわたって個人の生活に影響を与えます。

発達障害のASDの人は、急性ストレス障害になりやすい?

ASDの当事者として、個人的な感覚としては「ある特定の事について」は、普通の人(健常者)よりも急性ストレス障害になりやすいと思います。

例えば、自分の興味や好きな事にまつわる事柄についての大事件やショックな出来事に遭遇したら、発達障害のASDの無い人の何倍もの精神的ダメージを受ける可能性があります。

以前ニュースでとある大企業のパワハラ問題で、東大を卒業した片親の女性が自殺しました。
長時間労働で、自分の時間が取れず、思考もまともに働かない状態に追い込まれ、さらに仕事場では上司からのあり得ない暴言などありました。

そこまでならよくあるとは言わないまでも、ありそうなニュースだとは思います。
しかし、その事件が明るに見なったのが、半年後であり、それまで隠蔽していたのです。

さらに、過去にも似たよな事件で自殺者を数人出していたにもかかわらず、その企業へのバッシングは全くありませんでした。

そして、東大女性の自殺のニュースも数日で鎮火されました。
メディアに圧倒的な力を持つ大企業なので、やりたい放題です。

このニュースの記事を見た時、私は物凄くショックを受けてしまい、1ヶ月以上、急性ストレス障害(ASD)になりました。
食欲もないし、寝ても覚めてもそのことばかり考えてしまうし、回避しようと他の事をしようとしても不意に思い出すし。

1年以上、ずっと頭の片隅に残ってしまい、常に苦しみ続けました。
7~8年経った今でも、思い出すと辛い気持ちになります。

何故私が他人の、自分には全く関係のない出来事で急性ストレス障害になってしまったのか。

それは、片親なのに頑張って浪人してまで東大に合格し、苦労しつけて親を楽にするために大企業に就職したのに、自殺まで追い込まれたからです。
自殺する前に親に電話していて会話記録もあり、それも号泣する内容でした。

私は自分のIQが70以下であり、頭の良い人を尊敬していたり、「正しい人物」と認識しています。
またASDの特性によって、偏った見方もしてしまいがちです。

普段は、普通の人が共感するような出来事にもほとんど何も感じたり、気持ちが揺れることが無いです。
しかし、特定の条件下では、人一倍共感や感情移入してしまい、それが急性ストレス障害に繋がってしまうことがあるのです。

発達障害のASDの人は、何故急性ストレス障害になりにくいのか

発達障害のASDの人が急性ストレス障害になりにくい要因としては、特性による影響があるからです。

想像力の欠如や視野の狭さ、こだわりなどの、一般的な状況下では感情の共感や移入を難しくすることがあります。
これは、他者の経験や感情を自分のものとして完全に理解することが困難であるためです。

ASDの当事者としても、普通の人が感情移入するであろう場面でも、無感情になってしまったり、どうでもいい気持ちになる事がよくあります。

もし身近で大地震が起きたり、天災に遭遇したとしても、「他人事のように考えてしまう」のです。

自分の人生でさえも、他人事のように考えています。

発達障害のASDであり、IQ70以下の軽度知的障害の影響によって、ダメ人間だった為、親から良く「自分の人生なんだよ!?」と言われた記憶があります。

本当に、中身が空っぽのような空虚さがあります。
しかし、それでもASDのこだわりや興味の限定から、自分の関心ごとには人一倍感情移入をしてしまうのです。

それ以外の出来事については、あまり感情がブレ無い為、急性ストレス障害になりにくいのだと思います。

もちろんすべての発達障害のASDの人が、その様な状態にあるわけではありません。
発達障害の症状も人それぞれですし、性格、環境、経験などもありますので、一概には言えません。

発達障害のASDの人が急性ストレス障害になるとどうなる?

発達障害のASDの人が、急性ストレス障害(ASD)になるとどのような症状がみられるのでしょうか。

個人的な経験としては、普通の人よりも長期間、急性ストレス障害が続いてしまう。
トラウマとして残り続けPTSDへとつながる可能性があると思います。

一般的には以下のような状態が考えられます。

集中困難

普段は集中力が高いとされるASDの人も、急性ストレス障害になると、集中することが困難になることがあります。

ルーティンの乱れ

ASDの人はルーティンを重視する傾向がありますが、急性ストレス障害によってその日常が乱れ、不安定になることがあります。

感覚過敏の増加

既に感覚過敏を持つASDの人は、急性ストレス障害によって、光や音に対する過敏さが増すことがあります。

感情の表現の違い

通常、人はショックを受けると涙を流したり、震えたりしますが、ASDの人は静かになるか、または特定の行動を繰り返すことで反応するかもしれません。

コミュニケーションの困難

急性ストレス障害によって、さらにコミュニケーションが難しくなる可能性があります。例えば、言葉で感情を伝えるのが一層困難になるかもしれません。

自閉スペクトラム症(ASD)と急性ストレス障害(ASD)の違い

自閉スペクトラム症と急性ストレス障害は、名前が似ているだけで、全く異なる障害です。自閉スペクトラム症は発達障害の一種で、急性ストレス障害は心的外傷後の反応です。

二つのASD:定義と基本的な違い

「ASD」という略称は、混乱を招くことがあります。しかし、自閉スペクトラム症は、生涯にわたる発達の特性であり、急性ストレス障害は、特定の出来事によって引き起こされる一時的な反応です。

同じ略称、異なる障害:混同を避けるためには

略称が同じであるために混同を避けるには、常にフルネームでの表記を心がけることが大切です。また、それぞれの障害について正確な知識を持つことも重要です。

まとめ

今回は、発達障害のASDと急性ストレス障害のASDについてお伝えしてきました。

どちらも略語が同じなだけで、全く別物の障害です。

発達障害のASDは、生まれつきの脳機能の凹凸や未発達が原因で、人生において苦労してしまうことがあります。

急性ストレス障害のASDは、予期せぬ出来事やトラウマによって引き起こされる心理的な反応であり、一時的なものですが、適切なサポートと治療を受けることで回復が期待できます。

両者は略称が同じであるため混同されがちですが、それぞれが持つ特性や必要とするサポートは大きく異なります。

正確な理解と適切な対応が、それぞれの障害を持つ人々のQOL(Quality of Life)の向上につながるでしょう。

また、発達障害のASDを持つ人々が急性ストレス障害になりやすいかどうかは、個人差があります。

しかし、特定の興味や関心事に強く反応する傾向があるため、それに関連する出来事に対しては、深い感情的な影響を受けやすいことがあります。

このような場合、専門家による適切なサポートが重要です。

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