大人になって発達障害と判明したら、
どのような支援機関や相談できる場所が
あるのでしょうか。

子どもの発達障害であれば、
児童相談所や子育て支援センター、
有料の放課後デイサービスなど
他にも様々な相談所があります。

しかし、大人の発達障害を支援・相談
できる機関は少ないです。

日本での発達障害の理解自体が
まだまだ浸透しておらず、
未来ある子どもが最優先だからです。

社会生活を送れている
大人の発達障害の人であれば、
専門の相談・支援機関による
問題解決の可能性はあります。

就労や特性の問題についての
相談や支援が受けられるからです。

しかし、発達障害の二次障害を抱えて
社会生活を送れていない人は、
発達障害の相談・支援機関に頼っても、
問題解決は難しいと思われます。

基本的に大人の発達障害者を
支援・相談している公共の相談機関は
二次障害まで対応していないからです。

自身の現在置かれている状況・状態
によって相談する場所が変わってきます。

何かの依存症を抱えているのであれば、
精神保健福祉センターや保健所などの
機関に相談が必要です。

生活に困っているのであれば、
自立支援機関に相談が必要です。

大人の発達障害で二次障害を抱えている
場合は、発達障害の特性を相談する前に、
自身が抱えている問題を先に
解決しなければなりません。

発達障害の根本的な問題の対処は、
二次障害の解決をしない限り、
無意味だからです。

今回は、大人の人の発達障害を
相談できる機関をお伝えしていきます。

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大人の発達障害を支援・相談できる機関

発達障害者支援センター

大人の発達障害を相談する機関として
一番有名な「発達障害者支援センター」。

ここでは、子ども~大人の発達障害の支援・
相談を統合的に行なう期間です。

全国の発達障害者支援センター一覧

利用料金は無料。

主なサービスは、相談支援、発達支援、
就労支援、普及・啓発と研修となっています。

発達障害者支援センターは、公的機関で唯一
大人の発達障害が相談できる機関です。

基本的にソーシャルワーカー(社会福祉士)
の人が対応してくれます。

大人の発達障害者の人に対しての支援は、
まず、当事者の詳しい個人情報を聞きます。

そして、問題解決に向けての情報支援、
福祉制度、医療機関、ハローワークなどの
支援機関を紹介、アポ取りをします。

ソーシャルワーカーの役割は、
相談者の状態や希望を聞きながら、
適切なサポートを考えるのです。

相談者の人がただ漠然と
どうしたらいいのか
という悩みで相談しに行くと、
問題解決は難しいようです。

就労支援を受けたいのか、
障害者手帳を取得したいのかなど、
目的を明確にして行くべきだそうです。

しかし、大人の発達障害の人は、
今まで自分の特性に気づかなかったから
困っているわけです。

そして、ASD(自閉症・アスペルガー)
の人の場合は、自分が何を困っていて
何が問題なのか把握できていないことが
多いです。

自分の困っていることを明確にする
自己分析」ができないから、
困っているわけです。

そして、自分がどうしたらいいのかも
わかっていません。

発達障害者支援センターでは、
個人情報を詳しく聞き、
問題解決を考えてはくれます。

しかし、根本的な問題(二次障害)が
ある場合は、他の機関の利用を促すようです。

ネットの評判では、たらい回しにされたり、
あまり良い対応をしてくれない
という意見が多いです。

俺の所は90分でしかも2対1だったぞ
(1面談につききっかり90分と決まってるっぽい)
でも長々喋っても結局「ゆっくり休んで」
の連呼の他には職業センターや
ハロワ系列の他の施設のパンフくれただけだった

基本は違う施設の紹介がメインで、
これならハロワか職業センターに
相談に行った方が内容が濃い

東京都発達障害者支援センターは
面談45分で相談員は一人
就労関連はやってないから
障害者職業センターとハロワでどうぞ
たらい回しでたどり着いた支援センターで
またたらい回しくらったという感じ

相談員のレベルもいまいちで、
これまで的確なアドバイスをもらったことは無し

ここに相談しても何も解決しない。
ハロワから勧められていったのに
結局ハロワや就労移行支援に
たらい回すしするだけw
大人の発達障害には全く対応できてないわ

成人の発達障害を見てくれる公的機関は
ここしかないのが現状。
だから皆、藁にもすがる思いで行くのだが、
結果は支援らしい支援をしてもらえずに終わる。
中には冷たい対応をする職員もいる。

発達障害者は門前払いか食い物にされるか。
結局、1人で頑張るしかない。
色んな団体に振り回され、
一年間棒に振って、ようやく分かった。

支援センターに限らず世間や他人に対して
期待が大き過ぎたから傷つくのかもしれない

これから行こうか考えてる人に言いたいことは、
とにかく期待しすぎないこと!!これに尽きる。

当時の俺みたいに、
ここに行けば未来が大きく変わる!
ちゃんと支援してもらえる!
っていう希望を持って行くと
木っ端微塵にされるから

ネットでの発達障害者支援センターの
利用者の声では、「期待してはいけない
という意見が多かったです。

大人の発達障害が相談・解決することが
できる、希望のもてる機関だと
思っていたのですが、
やはり現実は難しいようです。

発達障害者支援センターは、医療機関や
メンタルのサポートをしてくれる場所
ではなく、他の福祉や医療機関の紹介、
情報提供がメインの業務だということです。

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障害者職業センター

職業能力の評価、職業準備を整え、
職場の環境に適応・定着するための
支援を行う機関です。

また障害者雇用を検討している
事業主の相談・支援もしています。

全国47都道府県にあります。

地域障害者職業センター

無料で利用できます。

大人の発達障害の人には、
カウンセラーに相談できます。

障害者就業生活支援センターや
ハローワークと連携して、
就職に向けた支援も行います。

基本的に障害者の人の為の職業相談、
職業評価、ジョブコーチトレーニング
などの就職準備支援が目的です。

ネットでは、事務的な対応が強い
という意見がありました。

発達障害の特性や困りごとなどの
相談事は難しく、
就業関係以外の対応は期待できなそうです。

障害者就業・生活支援センター

福祉や教育機関と連携して、
障害者の生活面や就業での支援を
行っている機関です。

全国の障害者就業・生活支援センター

無料で利用できます。

就業支援では、専門家によるジョブコーチ
による就業場所での訓練、職場との
コーディネート、職場環境を整備・支援
を行っています。

生活支援では、日常生活で必要な衣食住の
相談、契約・手続き、健康上の問題なども
相談ができます。

障害年金についても相談できるそうです。

ネットで利用者の声を調べてみると、
日常生活、就職活動を支援してくれて、
ハローワークにも同行してくれるそうです。

本気で働く気があるなら、
ここが一番良い
という意見もありました。

最悪だったという意見もちらほらありますが、
どの相談・支援機関でも
対応がよろしくない人がいますので、
運しだいだと思います。

大人の発達障害の人で二次障害を抱えている
人であれば、最初に相談する機関として
有りなのかもしれない、と思います。

ただ相談する流れはどの機関にも
言える事ですが、電話予約が必須です。

そして、個人情報を聞かれますから、
恥ずかしいですし、悪用される可能性の
リスクも多少あるかもしれません。

また、自分が利用したいとはあまり思えません。

何故なら、どの機関にもよることですが、
期待できない気持ちが物凄い強いからです。

私の問題はかなり末期的です。
発達障害の特性もそうですが、
二次障害も酷いですし、
解決する見込みがないと思っています。

障害者就業・生活支援センターは
ちょっと気になる相談・支援機関では
ありますが、
結局時間の無駄になってしまう
と強く思っています。

ハローワーク

職業の相談や紹介、就労の準備から
定着までの支援を行ってくれる機関。

障害者の人に対しては、
ケースワーカー方式で、
求人の申し込みから就職した後の
サポートまで行っているそうです。

ハローワーク

大人の発達障害の悩み事やサポートを
する相談機関ではなく、
仕事に関する問題を解決・支援する
機関となります。

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まとめ

大人の発達障害を相談・支援する機関は、

発達障害者支援センター

障害者職業センター

障害者就業・生活支援センター

ハローワーク

などがあります。

似たような名前の業者で
有料で相談を受け付けているところもあります。

信頼できる団体であれば良いのですが、
アメリカでは発達障害を狙った事業が
あるとも言われています。

日本でも怪しい団体はあるかもしれませんので、
注意が必要です。

今回ご紹介した専門の機関は
電話予約が必要ですが、
どれも無料でご利用できます。

どの機関にもよりますが、
自己分析をして、自分が何を相談するのか
明確にしなければならない
です。

仕事をしたいのか、
生活で困っているのか、
発達障害の特性で困っているのか、です。

大人の発達障害の特性で困っている場合、
現段階では「発達障害者支援センター」しか
相談する場所はないと思います。

しかし、相談しても根本的な解決は
期待できません。

他の医療機関や、専門の機関をたらい回しに
される恐れがあります。

発達障害の特性は、解決することが
非常に困難だからです。

お薬で治すことはできません。

ですので、特性による二次障害をケアして
社会的に生活・就労を目指すしか道は
ないのです。

私自身、発達障害の特性で苦しんでいますし、
二次障害として15年以上も引きこもりです。

どこに相談しようとも、
解決できる気が全くしません。

だから引きこもり続けるしかないのです。

大人の発達障害で苦しんでいる人に
親身に相談にのってくれて、
支援してくれる機関ができることを
期待しています。

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