あなたの食生活は、
偏っていないでしょうか。
ジャンクフードだったり、
油成分の多い食事は、
人間の脳に悪影響を及ぼしてしまいます。
コンビニ弁当だったり、
外食ばかりをしていると
体に良くないと言われています。
これは、塩分の取りすぎや、
栄養バランスの偏りが高すぎるからです。
もちろん脳にも悪影響を及ぼします。
質の良くない油を使った食べ物や、
ジャンクフード類は、
脳を活性化させる栄養素のDHAや
EPAの取り込みを阻害してしまいます。
DHA、EPAには、
発達障害の症状を改善させる
効果があります。
発達障害は、脳内の中枢神経に何らかの
問題が発生していて、神経回路が
上手く働いていない常態です。
ASDでは、セロトニンと呼ばれる
脳神経伝達物質が不足しています。
ADHDでは、ドパミンの働きの異常
が指摘されています。
DHA・EPAを食事やサプリメントで
積極的に取り入れることで、
発達障害ASD(自閉症・アスペルガー)、
ADHD(衝動性/多動性/注意欠如)の
症状を改善・緩和させることが
できるのです。
そこで今回は、DHA・EPAの効能、
発達障害への影響、悪影響を及ぼす
食べ物についてお伝えしていきます。
DHA・EPAの効能とは?
脳を活性化させる栄養素DHA・EPA。
DHA・EPAはどのように作られる
のでしょうか。
DHA・EPAは、
オメガ3系と呼ばれています。
脳を活性化する魚油、エゴマ油、
亜麻仁油に含まれるαーリノレン酸が、
人間の体内でDHA、EPAに変化し、
脳を活性化させる脂肪酸となるのです。
αーリノレン酸・DHA・EPAを
総称してオメガ3系脂肪酸といいます。
このオメガ3系脂肪酸をたくさん
含んでいる魚、亜麻仁油やエゴマ油を
とることが大切です。
脳を活性化させ、発達障害の症状を
引き起こす脳神経伝達物質の異常を
改善する役割があるのです。
発達障害の人が食べてはいけない物
発達障害(ASD、ADHD)の人が
食べてはいけないものは、
オメガ3系脂肪酸の取り込みを阻害する
食べ物です。
具体的には、ジャンクフード類となります。
ポテトチップやハンバーガー、
カップラーメンなどが、オメガ3系脂肪酸に
悪影響を及ぼします。
ジャンクフード類には、
オメガ3系脂肪酸の取り込みを邪魔する
サラダ油やコーン油、ヒマワリ油、ごま油など
が含まれています。
これらの油類には、リノール酸など
オメガ6系の不飽和脂肪酸が
多く含まれています。
オメガ6系は、人間の体内でオメガ3系と
酵素を取り合ってしまいます。
酵素は、オメガ3系のαーリノレン酸を
EPA→DHAに変化させるタンパク質です。
人間の体内で摂取された食べ物を、
消化吸収し変化させる役割があります。
オメガ3系の働きをする酵素が
オメガ6系と取り合うことにより、
αーリノレン酸からEPA/DHAに変化する
脂肪酸が出来にくくなってしまうのです。
オメガ3系脂肪脂肪酸は、
人間の体内ではほぼ作られません。
そのため、意図的にαーリノレン酸を含む、
魚・エゴマ油、亜麻仁油を摂取する
必要があるのです。
そして、αリノレン酸の働きを阻害する、
ジャンクフード類は食べてはいけないのです。
発達障害に効くDHA・EPAの働き
DHA・EPAがどのように
発達障害(ASD、ADHD)の症状を
緩和・改善させることができるのでしょうか。
DHA・EPAには、
発達障害(ASD、ADHD)の症状を
引き起こす、脳神経伝達物質
(セロトニン、ドパミン)の異常があります。
ASDのセロトニン不足では、
気持ちや行動の切り替えができない、
こだわりの特性の影響もあります。
ADHDのドパミン異常では、
集中力の維持が難しくなります。
不注意や多動性の影響もあります。
DHA・EPAでは、
セロトニン、ドパミンの改善を促す
働きがあるのです。
体内でDHA・EPAに変換される
αーリノレン酸が、ドパミンや
セロトニン作動性の神経を活性化し、
脳神経を改善してくれます。
また、発達障害の二次障害となる、
うつ症状や、認知症・老化の予防にも
効果があると言われています。
まとめ
発達障害の脳神経異常を食育で改善する
ためには、DHA・EPAの栄養素を
積極的に摂る必要があります。
DHA・EPAは人間の体内では
自然に作られないため、
魚、エゴマ油や亜麻仁油などを
摂る必要があるのです。
食事でとるのが難しい場合は、
サプリメントがあります。
私もDHA・EPAが含まれている
サプリメントを飲んでいます。
しかし、このサプリは値段(2500円)
が高いので、1日4粒が目安ですが、
私は1日2粒しか飲めません。
効果としては、結構あると感じています。
価格が高いので、
一時期飲むのをやめていたのですが、
最近このブログを始めて
1日2粒飲むようになりました。
このサプリを飲んでいなかった時よりも
明らかに、思考力や考え方が
良くなった気がします。
ポテチやお菓子も好きなのですが、
DHA・EPAの取り込みを邪魔する
成分が含まれていることを知ってから、
あまり食べなくなりました。
発達障害の人は、血液中のDHA・EPAが
少ないと言われています。
特性による脳神経の異常が原因なのか、
αーリノレン酸によるDHA・EPAが
体内で作りづらいのかはわかりません。
理由は何にせよ、結果的に少ないのであれば、
積極的に取り入れるしかありません。
発達障害は生まれもっての脳の欠如であり、
未発達が原因です。
現代医学では治すことができませんが、
症状を改善・緩和することができる
方法があれば、
積極的に試して行きたいと思います。