長期の引きこもりニート状態によって40歳を超えても、社会復帰できる可能性はあるのでしょうか。
一般的にはかなりの難易度であり、本人だけではどうすることもできないと思います。
自分で解決して社会復帰できているなら、長期引きこもりにならないからです。
40代の人の社会復帰できる可能性は、その人の状態によると思います。
引きこもっていた期間、職歴、資格、精神状態、病気の有無、頭の良さ(IQの高さ)など、様々な要素が関係しています。
私自身は、20年以上の長期引きこもりであり、社会復帰できる目途は全く立っていません。
職歴も4カ月、資格も無し、鬱病、発達障害、軽度知的障害のIQなど、ほぼ無理な状態なのです。
また、社会復帰するための行動をしていないので、リアルに戻れる可能性は0です。
何事においても、行動しなければ結果は得られないです。
誰かが助けてくれたり、自然と現実世界に帰還できるほど、長期引きこもりニートの人生は甘くないのです。
そもそも40代の長期引きこもりニートにとって、社会復帰の定義とは一体何なのでしょうか。
何をもって現実世界に帰還したと言えるのでしょうか。
今回は、中年ひきこもりの社会復帰について考えていこうと思います。
40代の長期ひきこもりは社会復帰可能?
40歳を超えている長期の引きこもりの人は、様々な問題を抱えています。
精神や健康、お金など、生きていく上で大切な物が欠落しているのです。
引きこもりを脱出するためには、本人の抱えている問題を1つ1つ解決する必要があります。
ただ、社会復帰だけに焦点を当てるのであれば、メンタルをどうにかすれば解決すると思います。
しかし、それが長期の引きこもりにとって一番の問題であり、解決が最も難しい課題なのです。
何事にも動じない強い精神があれば、頭が悪くても資格がなくても気にしない。
ハローワークへ自ら行って、就職活動をすることができます。
人と会話が下手でも、臆することも無くなります。
他人の目を気にせず行動できるメンタルを得る事が、長期引きこもりにとって社会復帰した状態と言えるのではないでしょうか。
40歳を超えた長期ひきこもりの精神・メンタルの状態
40代で長期の引きこもりの人の精神状態は、ボロボロです。
長期間ひきこもっていると、他人と全く会話をしておらず、対人恐怖症です。
また、挫折や対人関係が上手くいかなかった為、引きこもりから抜け出せていないのです。
うつ病や統合失調症など、精神病になっていると思います。
厚生労働省のデータによると、引きこもりの約8割は何かしらの精神の病気を抱えているとされています。
長期間の引きこもり状態の人は、末期的なメンタルの悪化状態であり、解決はかなりの難易度です。
私もずっと鬱状態、対人恐怖症、社交不安症が全く治らない状態です。
心療内科へ通ってはいますが、ほぼ意味が無いです。
うつ病の薬を飲んでいますが、特に変わりはありません。
根本的な問題を解決しない限り、長期の引きこもりの精神やメンタルは回復しないのです。
長期ひきこもりの社会復帰や現実世界・リアルに戻るとは一体何を指すのか
40代の長期ひきこもりの社会復帰のカギは、メンタルの強さを得る事です。
では、社会復帰したと言えるのは、いったいどのような状態なのでしょうか。
人それぞれだとは思います。
本人が社会復帰していると思える状態であれば、それが正解です。
また、他者から見て社会人として見える状態であれば、社会復帰しているといえます。
個人的には、就職、収入の安定、未来への希望、人との交流などがあげられます。
就職の有無
就職して働いている状態は、引きこもりにとって社会復帰しているといえる最も重要な理由です。
大多数の人が会社へ行って、仕事をして働いています。
その一因となることが、引きこもりにとって「普通」の状態であり、理想なのです。
親も子供が働いている状態を望んでいます。
また、親戚、知り合い、近所の人など、働いている身分でないと、顔を合わせられません。
就職して働いていると言うことは、社会人としてのステータスであり、人として当たり前の状態なのです。
収入の有無
就職して働いていなくても、収入が同程度あれば、現実世界・リアルで生存しているといえます。
個人事業主であったり、就職して働いていなくても、何かしらの金銭を得る手段があれば、社会復帰しているといえます。
40代で長期引きこもり状態の人は、就職はかなりの困難だと思います。
対人関係が困難であったり、自己肯定感が異常に欠如しているからです。
ですので、就職できなくても、収入を得る手段が現実的な社会復帰への道筋となるのではないでしょうか。
でもその方法はほとんどの人は見つけられないと思います。
私もわかりません。
だから、外に出て就職しなくても収入を得られるシステムを国が作る必要があります。
例えば、在宅ワークです。
例の流行り病以降、在宅ワークに注目が集まっていました。
しかし、同時に在宅ワークをする人が増えて、競争が激化しました。
個人で在宅ワークの仕事をしようとしても、他の一般の能力が高い人に取られてしまっているのです。
国が引きこもり対策として、在宅ワークの企業を設立する、仕事の斡旋などの法律を作って欲しいと願っています。
将来の希望
将来への希望が持てる状態であれば、ある意味リアルや現実世界に戻ってきていると言えます。
何をするにしても希望が無ければ、やる気も出ないし行動ができません。
将来への光明が見つかり、活動することが出来ていれば、社会復帰の第一歩を踏み出していると思います。
人との交流
40代の長期引きこもりの人は、友達や知り合いが少ないと思います。
働いていない・収入が無い状態は、恥ずかしくて人と交流出来ないからです。
40代でも友達や恋人、知り合いなどが出来ることは、多少リア充であるといえます。
でも、40歳を超えて働いておらず、長期の引きこもりと友達や恋人を作るのは高難易度すぎます。
前提として、就職して働く、人並みの収入を得て自信が無いと、他者との交流が難しいと思われます。
まとめ
40代の長期ひきこもりの人の社会復帰は、一般的に困難であるといえます。
人生経験の無さからくるあらゆるハンデが、社会人としての道を狭くしているからです。
個人的にはやはり、メンタルの問題を改善しない限り、本当に引きこもりから抜け出せないと思います。
「他者からどう思われるか」を最も気にしてしまっているからです。
全ては長期引きこもりによる自己肯定感の異常な欠如が要因です。
引きこもり全員を救いたいなら、どこかの地域に一括に集めて、生活圏を作るべきだと思います。
一般人と混ざって働く環境や触れ合う機会があるからダメなのです。
引きこもり同士であれば、自分の身分(状態)を気にする必要が無いし、劣等感もそれほどないと思います。
現実的に無理な提案ですが。
国が引きこもり対策を本気になって、解決する手段を模索してくれないかと願うばかりです。