発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、嫌いなことや苦手なことに自分から挑戦することがあります。
これは、一見不合理に見えるかもしれませんが、実は彼らなりの理由があるのです。

普通の人(定型発達)であれば、自分の気分が害されたり、不利益になったりすることは避けるでしょう。
しかし、発達障害ASDの人は、そういうことに対しても無関心だったり、逆に興味を持ってしまったりします。
それは、彼らの脳の特性や感覚の過敏性、想像力の欠如などが影響しているからです。

私は、発達障害ASDの人の一人として、自分の経験や感じ方をもとに、嫌いなことや苦手なことに挑戦する理由をお伝えしていきます。
発達障害ASDの人の心理や行動を理解するためにも、ぜひ参考にしてください。

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発達障害・自閉症ASDの人は嫌いなことや苦手なことに執着する

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、強い執着心を持つことがあります。
これは、発達障害ASDの特性である「こだわり」が原因です。

「こだわり」とは、一般的には興味や関心のあることに対して、深く詳しく知りたいという気持ちのことです。
しかし、発達障害ASDの人の場合は、興味や関心のあることだけでなく、嫌いなことや苦手なことにも「こだわり」が発生することがあります。

それは、彼らの脳が、嫌いなことや苦手なことに対しても、好奇心や不安を感じてしまうからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、「どうしてそうなるのか」「どうすれば解決できるのか」という疑問や衝動に駆られます。
そして、その疑問や衝動を解消するために、自分から嫌いなことや苦手なことに挑戦することがあります。

例えば、私は、音に対して非常に敏感です。
特に、近所の室外機の音や、車のエンジン音などの低周波音が大嫌いです。
それらの音は、私の頭や体に直接響いてきて、眠れなくなったり、イライラしたりします。

しかし、その音がどこから来ているのか、どうすれば止められるのか、ということが気になってしまいます。
だから、自分から音の源に近づいてみたり、音を止めようとしたりすることがあります。
それは、音に対する「こだわり」が働いているからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、自分の中で納得できるまで「こだわり」を追求するのです。

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発達障害・自閉症ASDの人は嫌いなことや苦手なことから逃げられない

発達障害ASDの人は、五感のいずれか、もしくは複数に鋭い感覚を持っています。
これを「感覚過敏」と言います。

「感覚過敏」とは、普通の人に比べて、触覚、視覚、味覚、嗅覚、聴覚のいずれか、もしくは複数に対して、強い刺激を感じてしまうことです。
例えば、肌触りが嫌だったり、光や色が眩しかったり、味や触感が不快だったり、匂いが気になったり、音がうるさかったりします。

私は、重度の聴覚過敏と中度の触覚過敏を持っています。

そのため、音や振動に対して非常に敏感です。 自分が原因での音や振動はあまり気になりませんが、他者からの音や振動は我慢できません。

特に、近所の室外機や車の音などの低周波音は、私の頭や体に直接響いてきて、ストレスが溜まります。
また、外での話し声や物音も気になってしまいます。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、感覚過敏の影響で、逃げられないことがあります。
それは、彼らの脳が、嫌いなことや苦手なことに対しても、強く意識してしまうからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、感覚過敏によって、常に刺激を受け続けるのです。

発達障害・自閉症ASDの人は嫌いなことや苦手なことに克服したい

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、克服したいという気持ちを持つことがあります。
これは、彼らの自己肯定感や正義感が影響しているからです。

発達障害ASDの人は、人生において多くの困難や苦労を経験しています。

自分の能力や価値に対して不安や劣等感を抱いています。

そのため、嫌いなことや苦手なことに対しても、「自分はできる」という自信を持ちたいと思います。

また、自分の成長や向上を目指して、挑戦することで、自分に誇りを持ちたいと思います。

ASDの正義感

発達障害ASDの人は、正義感が強いこともあります。

正義感とは、自分の信念や価値観に基づいて、正しいと思うことを行動に移すことです。

しかし、発達障害ASDの人の正義感は、一般的な常識や社会的なルールとは異なることが多いです。

それは、彼らの脳が、白黒はっきりさせたいという思考や、完璧主義という性格を持っているからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、自分の正義感に従って、自分が正しいと思うことを行うことがあります。

例えば、私は、近所の室外機の音が大嫌いですが、それは環境に悪いと思っています。

だから、自分から室外機の音を止めようとしたり、近所に苦情を言ったりすることがあります。
それは、自分の正義感が働いているからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、自分の自己肯定感や正義感に基づいて、克服したいという気持ちを持つのです。

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発達障害・自閉症ASDの人は嫌いなことや苦手なことに挑戦することで失敗することもある

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに自分から挑戦することがありますが、それは必ずしも成功するとは限りません。
むしろ、失敗することも多いです。
それは、彼らの判断力や想像力が欠けているからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、自分の感情や衝動に従って行動することが多いです。

しかし、その行動が自分にとって良いか悪いか、他人にとってどう影響するか、将来的にどうなるかということを考えることが苦手です。

それは、彼らの脳が、複雑な状況や抽象的な概念を理解することができないからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、自分の目の前のことしか見えないことが多いです。

そのため、自分の行動が招く結果や反応に対して、驚いたり、後悔したり、傷ついたりすることがあります。

例えば、私は、近所の室外機の音を止めようとしたり、近所に苦情を言ったりすることがありますが、それは必ずしもうまくいきません。

むしろ、近所とのトラブルになったり、警察に注意されたり、自分の精神的な負担が増えたりします。

それは、自分の行動が他人にどう思われるか、どう迷惑をかけるか、どう危険を招くかということを考えられなかったからです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに対しても、自分の判断力や想像力が不足しているため、挑戦することで失敗することもあるのです。

まとめ

発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人が、嫌いなことや苦手なことに自分から挑戦することがあるのは、彼らの脳の特性や感覚の過敏性、自己肯定感や正義感などが影響しているからです。

しかし、その挑戦は必ずしも成功するとは限らず、失敗することも多いです。
それは、彼らの判断力や想像力が欠けているからです。

発達障害ASDの人の心理や行動を理解するためには、彼らの脳の特性や感覚の過敏性、自己肯定感や正義感などを考慮する必要があります。
彼らは、普通の人とは違う思考や感覚を持っているので、一般的な常識や社会的なルールに従うことが難しいのです。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに挑戦することで、自分の成長や向上を目指しています。

しかし、その挑戦が自分や他人にとって良いか悪いか、将来的にどうなるかということを考えることができないので、失敗してしまうこともあります。

そのため、彼らには、嫌いなことや苦手なことに挑戦する前に、自分の行動の結果や影響を想像することを教えることが必要です。

また、彼らの挑戦を支えることや、失敗したときに励ますことや、助けることも必要です。

発達障害ASDの人は、嫌いなことや苦手なことに挑戦することで、自分の可能性を広げたり、自分の価値を高めたりすることができます。
しかし、その挑戦には、リスクや責任も伴います。

そのため、彼らには、嫌いなことや苦手なことに挑戦することのメリットとデメリットを理解することが大切です。

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