引きこもりやニートの人は、基本的に人との触れ合いをしたくないと思います。
対人関係が煩わしかったり、元から人が苦手で引きこもっているからです。
それでも家族以外と何年も触れ合いが無いと、寂しくなることもあります。
その時に、引きこもりが人と接するにはどうすればいいのでしょうか。
引きこもりニートの定義
ここでの引きこもりニートの定義とは、外出がほぼできない状態の人を対象としています。
その為、家に居ても他者との交流ができる方法を考えていきます。
ネット上のSNSで交流する
引きこもりニートの人のほとんどは、インターネットを使用していると思います。
ネットを通じてSNSを利用することで、引きこもりニートでも誰かと触れ合うことは可能です。
SNSで代表的なアプリとしては、LINE、ツイッター(X)、フェイスブック、インスタグラム等があります。
どれも気軽に使用することができ、利用者も多いです。
Facebook(フェイスブック)は、実名ですが、他は匿名で利用できます。
自分の好きな事や興味がある話題に気軽に参加でき、人との交流が可能です。
オンラインゲーム(ネットゲーム)
インターネット上でゲームを通じて人との交流が出来ます。
オンラインゲームは、他のプレイヤーと協力したり、競うことを目的としています。
ソロプレイ(一人)でも可能ですが、つまらないし、ゲームの攻略上、不利になる恐れがあります。
オンラインゲーム上でのチャットや、skype、discordなど外部ツールを使用して他者との連絡を取り合っています。
日本で有名どころとしては、ファイナルファンタジーXIV(FF14)があります。
月額制で月に1500円くらいかかります。
しかし、プレイヤー人数が世界で2700万人を超えたと言われており、人気作です。
FF14で出会い目的のプレイは禁止っぽいです。
でも引きこもりニートが人と交流したいだけの目的であれば、簡単に達成できると思われます。
ちなみに自分もFF14のフリートライアルをプレイしてみましたが、3D酔いが酷くて続けることができませんでした。
ソシャゲの繋がり
日本で一番流行っているゲームはソシャゲです。
ガチャシステムが簡単に大儲けできるので、未だに多くの話題性のあるタイトルが開発され、テレビでのCMも流されています。
ソシャゲは無料であり、無課金でも利用することができます。
プレイの敷居が低いので、誰でも簡単に入ることが可能です。
ソシャゲでも人との交流は多少可能です。
むしろ対人関係が苦手な引きこもりニートには合っているのかもしれません。
例えば、フレンド機能で何の気兼ねなしに簡単に繋がることができます。
コミュニケーションも取る必要が無く、プレイの実績やサポートキャラを設定するなどがあります。
チャット機能を搭載しているソシャゲもあり、文字やスタンプ機能などでゆるく会話をすることもできます。
ソシャゲはいつでも引退できるので、他者との軽い繋がりを持ちたい場合に利用するにはうってつけだと思います。
たた、課金圧や人間の心理をついてガチャをさせようとするシステムには要注意です。
また、依存される要素があり、止められなくなることもあります。
メタバースを利用する
インターネット上でメタバースという仮想空間を通じて、人との交流をすることができます。
メタバースとは、仮想空間上でアバター(プレイヤー)を通じて人と触れ合うことができる機能です。
有名どころとしては、Minecraft(マインクラフト)やCluster(クラスター)があります。
メタバースはVR機器が必要です。
VRが利用できるPCの性能が必要であり、VRゴーグルも別途必要となります。
PCのVRの価格は4万円以上かかってしまい、パソコンも高機能性が求められるため、費用が多大にかかります。
スマホでのメタバースの利用も可能です。
スマホのVRゴーグルは安価であり、3000円くらいのものもあります。
ただ、視野角が悪く、解像度も低い為、没入感が得られないのが難点です。
メタバースを通じて、引きこもりを支援する県のニュース記事がたまにあります。
外に外出できない、人と触れ合えない引きこもりニートに、メタバース上で交流したり、悩みを解決するといったものです。
ただ、費用対効果が悪く、難しい面があります。
メタバース自体の認知度が低く、引きこもりニートが利用するまでに至らないと思います。
日本でのメタバースという単語の認知度は43%程度です。
さらに利用者は5%程度と言われています。
交流掲示板
引きこもりニートを対象に交流ができる掲示板があります。
「引きこもり 交流 掲示板」で検索すると、いろいろと文字でやり取りができるホームページが見つかります。
建設的な議論はできませんが、軽く自分の気持ちを書き込むのには適していると思われます。
他に有名どころとして「5ch」があります。
以前は「2ch(2チャンネル)」とよばれていましたが、経営が変わっています。
他のSNSがたくさんある為、5chの利用者が減ってきています。
しかし、引きこもりの人は年齢層が高めであり、5chの利用者も多いと思われます。
私はどちらも書き込んだことがありませんが、ROM専(読むだけ)でも人の会話を聞いているような気持にはなれます。
youtube・ニコニコ動画・abema
youtube等の動画サイトを通じて、コメントを書き込んで、他者と交流することも可能です。
また、リアルタイムの生配信を通じて、配信者とコミュニケーションもできます。
自分で動画を作成して人からの反応を感じることもできます。
同様に生配信を行って、たくさんの人と触れ合える可能性もあります。
(引きこもりニートには敷居が高すぎますが)
ブログ
ブログを通じて情報発信することで、コメントを通じて多少の交流がもてます。
日記でもいいですし、自分の興味のあることを適当に書いていれば、そのうち誰かが見てくれてコメントをくれるかもしれません。
ただ、SEOは難しく、誰も見てくれないブログになってしまう可能性もあります。
ブログ村に登録したり、ドメインが強い無料のサーバーを利用する必要があります。
ビデオ通話
既に知り合いがいたり、コミュニケーションを取りたい人の限定手法です。
顔出ししなければならない訳ではないですし、見る側として利用することもできます。
ビデオ通話が可能なアプリはたくさんあります。
LINEやZOOM、SkypeやDiscordなど、無料で利用することができます。
まとめ
現代では、家に居ても人との交流がインターネットを通じて行うことができます。
ある意味、ネットが引きこもりを助長させているとも言えます。
私はネットが無ければ何もすることが無くなってしまう為、長期の引きこもり状態にならなかったかもしれません。
いや、インターネットに繋がっていなくてもPCさえあれば、毎日暇をつぶすことは可能だと思います。
人と交流がなくても、何かをしていれば外に出なくても構わないのです。
一人で誰とも話さずに何年も家に籠って過ごせる人は、精神に何かしらの問題を抱えている人だけです。
私は発達障害の孤立型・受動型アスペルガーであり、人と全く触れ合わなくても何も感じません。
しかし、大抵の人の場合、寂しさを感じたり、孤独が耐えがたいと思います。
引きこもりニートでも、他者との交流は必要です。
人が何も無い空間で72時間過ごすと精神が崩壊するそうです。
引きこもりの人も毎日同じことをしているので、似ている状態だと言えます。
引きこもりニートが他人とのコミュニケーションがとれないのは、自己肯定感が低いからです。
恥ずかしい気持ちがある為、他者と対等に会話が難しいのです。
しかし、ネット上では匿名で人とのコミュニケーションが取れます。
寂しくなったら、インターネットを通じで交流してみる方がいいです。
誰ともつながっていない孤独な状態は、精神に良くないです。
また、いつか社会復帰した時に、人との円滑な交流ができるかもしれません。