あなたは、ミニマリストという言葉を聞いたことはありますか?
私は今日、たまたま発達障害について検索していたらその言葉がヒットして、初めて知りました。

ミニマリストとは簡単に説明すると、「必要な物以外は所有しない」ということです。
部屋がすっきりと片付いた状態は、心が軽くなります。
シンプルイズベストという思考だそうです。

このミニマリストという考え方は、個人的に発達障害の人にとって一番実施した方が良い手法だと思います。

アスペルガーASDの私の部屋は、一応整理整頓をしていますが、物が溢れてしまっています。
例えば、過去のパソコンが入った段ボールが3つ部屋の片隅にあります。
その他にも過去のPC関連や電化製品の入った段ボールが山積みにされています。
押入れが無く狭い部屋なので、余計に物が置いてあります。

6畳の部屋ですが、1.5畳分くらいの空きスペースしかありません。

いらない・不必要な捨てようと思っているのですが、何故か行動が出来ていない状態です。
30年以上前の本もずっと本棚にたくさん置いてあります。
絶対に読まないし、他にも不必要なものが本棚にたくさん置いてあります。

捨ててスッキリしたいと、いつも考えてはいるのですが、まったく捨てられていません。

一番辛いのが、蚊や何かの虫が段ボールや本棚など、隙間に逃げられたら対処できなくなることです。
退治できずにいるとストレスになりますし、眠れなくなります。
ミニマリストになって、部屋がすっきりしていれば、容易に対処できるようになります。

でもなかなか発達障害ASDの私は、ミニマリストになかなかなれません。
めんどくさいと言うか、行動原理が持てない、捨てていいのだろうかなど、ミニマリストになれない要素があります。
決断や未来の為の行動がアスペルガーASDにとって物凄く苦手なので、難しいのです。

今回は、発達障害のアスペルガーASDとミニマリストについて書いていきたいと思います。

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アスペルガー(ASD)とミニマリストは似ている?関係性とは?

アスペルガー(ASD)の人は、こだわり属性から、自分の興味や関心のあるもの以外は、どうでもいいと思ってしまいます。

ミニマリストも必要最低限のものだけで生活しています。
いらない、不必要な物は断捨離を行ってシンプルを追求しています。

アスペルガーASDも、ミニマリストも思考回路は全く違いますが、考えている方向性はある意味同じだと思います。

・不必要・興味の無いモノや情報に対する感受性が低い
・モノや情報に対する選択基準が厳しい(選抜する)
・必要・興味のある物に対する執着が強い

アスペルガー(ASD)の人は、物や情報に対する感受性が低いため、他人が必要とするものや興味を持つものに関心がないことがあります。
また、自分の興味や活動に対する選択基準が厳しいため、それ以外のものは不要と判断することがあるのです。
さらに、自分の興味や活動に対する執着が強いため、それに関する物や情報を集めたり、詳細に記憶したりすることがあります。

ミニマリストの人は、物や情報に対する感受性が低いというよりは、自分にとって必要なものや興味を持つものに集中することで、無駄なものや情報を排除することができます。
また、自分の価値観や目標に対する選択基準が厳しいため、それ以外のものは不要と判断することがあります。
さらに、自分の価値観や目標に対する執着が強いため、それに関する物や情報を大切にしたり、活用したりすることがあるのです。

アスペルガー(ASD)とミニマリストは、物や情報に対する感受性、執着の度合いは似ています。
ただ、アスペルガーは生まれついての脳機能の問題による物の考え方。
ミニマリストは、自己実現による幸福感を得るための物の考え方なのです。

アスペルガー(ASD)とミニマリストの関係性は、単純に似ているというよりは、補完的なものだと思います。

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発達障害ASDの人がミニマリストになるメリット・デメリットとは?

発達障害の自閉症アスペルガーASDの人がミニマリストになるメリットやデメリットは何でしょうか。

ミニマリストとは、必要最低限のものだけで生活する人のことです。
物や情報の断捨離を行って、シンプルな暮らしを目指すことで幸福感を得るのです。

発達障害・アスペルガー(ASD)の人は、物を捨てられなかったり、整理整頓が苦手で部屋に物がたくさんあると思います。
私も、寝る場所とPCの前に座るスペース以外、ほとんど動けない状態になっています。
ミニマリストになることで、快適な生活を送れるようになりたいと思っています。

アスペルガー(ASD)の人がミニマリストになるメリット

発達障害のアスペルガーASDの人は、興味の限定やこだわりの特性があります。
なので、自分の求めている物以外ほとんど使わないので、部屋に存在する必要が無いのです。

アスペルガーASDの人がミニマリストになることで、不必要なものが部屋から消えて、過ごしやすい快適な空間になるのです。

また、自分の興味があるものに対しては執着しますが、それ以外の物は不必要な情報となります。
選択肢が多すぎると疲れてしまうため、物を少なくすることで、選択疲れを防止し生活の見通しを立てやすくすることができるのです。

あとは、アスペルガーASDの人は、いつも同じことを繰り替えすことに安定性を求めています。
同じループ作業、同じ毎日の行動をしていないと気が済まない性格なのです。
ミニマリストになることで、この毎日の習慣に邪魔な存在(物)を排除することでより快適な日常を過ごせるようになるのです。

アスペルガー(ASD)の人がミニマリストになるデメリット

アスペルガーASDの人がミニマリストになると、自分の興味が無い物や不必要なものを全て排除してしまう可能性があります。
物や情報に対する選択基準が厳しいため、普通の人が見れば必要な物でも捨ててしまう。
普通の人であれば、捨てるであろう物を取っておいてしまうなど。

発達障害ASDの人は、視野が狭いので自分基準で考えてしまいます。
捨ててしまった後で後悔することもよくあるのです。

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まとめ

私も昔、ミニマリストではないですが、部屋をスッキリさせようとしたことがありました。
しかし、本当に必要な物を捨ててしまい後々後悔してしまいました。

例えば、中学生の頃の通信簿を捨ててしまったことです。
障害年金の申請をするときに、過去の成績や内申書が書かれた情報を証明するものが抜けてしまったのです。

私の中学の成績は10段階で2~3でした(体育と数学以外)。
さらに酷いイジメやボロボロな中学生活を送っていました。

私が学生の頃は発達障害の概念が無い時代でしたので、この頃の様子を判明させる情報源を断捨離によって捨ててしまっていたのです。

アスペルガーASDの人は、視野が狭く、未来志向が出来ないので、本当に何でも「ま、いっか」って感じで捨ててしまいます。
発達障害の人は、ミニマリストになるべきだと個人的に思いますが、捨て方には本当に注意しなければなりません。
この場合、他の健常者の人に手伝ってもらって、必要か不必要かの判別をしてもらうべきだと思います。

アスペルガー(ASD)とミニマリストは考え方が違うけど、感受性や執着に関しては意外と似ていると思います。
アスペルガーの人がミニマリストになると、得られるメリットは大きいと思います。
快適な生活はストレスを軽減できるからです。

また、普段必要のない物に対する考える選択肢が減るし、単純化できるからです。

ただ、アスペルガーの人がミニマリストになるのはかなりの難易度だと思います。
行動することがなかなかできないからです。
めんどくさかったり、本当にやるべきことなのか。時間を割いてまですることなのかなど。
どうしても計画的に出来ないのです。
また、初動も遅く決断もできない。

個人的には、誰かに行動を促してもらう。
そして、他の人が協力して一緒に行動してもらわないと、なかなか自ら動くことはできないと思います。

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