発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の子供は、気温の高くなる季節は苦手なのでしょうか。
発達障害の特徴により、気温に対する感じ方、季節の変化などに対応するのが難しくなる傾向があります。

普通(定型発達)の子どもよりも自己管理能力が低く、夏の暑さに対する体温管理が苦手な場合もあります。

発達障害ASDの私の場合、子供の頃は今ほど夏の気温が高くなく、またエアコンが普及していない時代でしたので、扇風機でしのげていました。
1980年代は、私の地域では最高でも33度までしか気温が上がらなかったと思います。

大人になって、引きこもり、エアコンなし、PCのつけっぱなし、部屋を閉め切っている為、夏は38度以上の部屋の気温の中で5~6年耐えていました。
私は、ASDの影響から普通の人が耐えられない体の辛さに対する忍耐力は人一倍あると思います。
その為、気づいたら体調不良で手遅れになっていることがあります。

発達障害・ASDの子供の場合、自分自身の状態に気づけない為、暑くても我慢してしまう、熱中症になるリスクがあります。

感覚過敏の影響から暑さに弱い、逆に鈍感すぎて気づけない症状もある為、周囲の人が気を付けてあげなければなりません。

今回は、発達障害の子供が夏の暑さに弱い理由と、熱中症になりやすい原因をお伝えしていきます。

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発達障害・自閉症の子供が夏の暑さに弱い理由

発達障害の子供は、健常者には無い脳の凹凸や未発達が原因で、夏の暑さに弱い傾向があります。
また、脳の燃費が悪く、疲労しやすい為、体に熱を持ちやすいです。

触覚過敏の影響

発達障害の感覚過敏の1つである「触覚」が異常に高いと、暑さに敏感になります。
暑さ・湿度に対する感受性、太陽の日差し、服の感覚の暑さなど、ちょっとしたことで体温が上昇し、暑さを感じ取ってしまうのです。

環境適応能力の影響

発達障害の人は、季節の変わり目に対する気温の変化に体を慣らすのが難しく、暑さを余計に感じてしまう傾向があります。
1~2度上がっただけで、暑さを何倍も感じてしまったり、天候や湿度の変化に対する脳の適応が難しいのです。

ストレスや脳疲労の影響

発達障害の子供は、特性により、自分の感情や状態を上手く伝えられず、ストレスを溜めやすくなります。
また、健常者よりも脳の凹凸や未発達の影響から、思考や行動に対する脳疲労が何倍も受けやすくなる人もいます。

ストレスや脳疲労が高いと、知恵熱が出る、血圧が上がる、気持ちが高ぶる、精神の不安定さから、体に熱を持ちやすくなります。
夏の気温の暑さをさらに余計に感じてしまいます。

姿勢や体幹が悪い

発達障害の人は、猫背であったり、つま先立ちなど、正しい姿勢を保つのが苦手な人もいます。
姿勢や体幹が悪いと、他の部分に負荷がかかったり、無駄に疲労が蓄積されてしまいます。

発達障害には、協調性運動障害もあり、日常において体のバランスがおかしくなってしまう、非効率な動作などから、疲れやすくなります。
疲労による体温の上昇により、健常者よりも、暑さを感じやすくなります。

自律神経の乱れ

自律神経は、体の体温を調整する機能の役割があります。

発達障害の子供の場合、脳神経が健常者と異なり、脳の処理や感じ方の違いから、自律神経が乱れやすい傾向があります。

感覚過敏を持つ子供の場合、常に五感のいずれかの刺激を感じ取ってしまい、ストレスから自律神経の異変が起こります。
また、発達障害の二次障害から、不安障害やうつ病などによって、自律神経の負担が増加してしまいます。

食べ物の好き嫌い、不衛生な生活、睡眠などの問題も発達障害の特性により、自律神経に悪影響を及ぼします。

自律神経が乱れると、体温調節機能が低くなり、暑さに対する適応が難しくなります。
主に、血液の循環が悪くなる、発汗の乱れ、脳の働きの低下などから、体温が上昇しやすくなるのです。

自律神経の乱れによって、夏の暑い気温をさらに感じ取ってしまいます。

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発達障害の子供が夏バテ・熱中症になる理由

発達障害の子供は、暑さに弱いだけでなく、熱中症のリスクも高くなる傾向があります。

自律神経の乱れ

子供の頃は、自律神経の発達が弱く、体温を体に溜めやすくなります。
自律神経は体温調整機能に関係しており、自分の体調の変化に気づきづらいこともあります。
自律神経の発達は年齢とともに上がっていきます。

発達障害の子供の場合、特性により、自律神経の発達が弱い、自律神経が乱れやすくなります。
普通(定型発達)の子どもよりも、体温管理が難しく、夏バテや熱中症のリスクが高まります。

自己管理能力の低さ

発達障害の子供は、自己管理能力が低い傾向があります。
適切な水分補給や、自分の体調が悪くても休憩出来ない。

社会性の欠如から、普通の振る舞いがわからなず、自分の体調に対する行動が難しくなります。

また、体調が悪くて夏バテしている体の変化に気づけず、放置してしまいます。

コミュニケーションの欠如

発達障害の子供は、暑さによって気分が悪かったり、辛い気持ちを感じていても我慢してしまう傾向があります。

自分の体調の悪さを説明できない。
コミュニケーション能力の低さから、伝えるのが難しく、人に言うことができない。
我慢してしまうのです。

こだわり行動

発達障害の人は、一度熱中すると何時間も没頭することがあります。
食事や睡眠を後回しにする、犠牲にしてまでも気づかずに集中し続けます。

気温に対する辛さも我慢してしまう、無意識に耐えてしまう為、気づいたら熱中症になってしまうこともあります。

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まとめ

今年は異常気象で、9月なのに真夏並みの暑さが続いています。
昨年と比べると、3~4度くらい高くなっています。

2022年の9月20日までの東京の平均気温は30度前後でした。
2023年の9月20日までの東京の平均気温は33度前後です。

今年は例年以上に夏バテや熱中症のリスクが高いです。

発達障害の人は特性により、気温の変化や暑さに敏感で弱い傾向があります。
子どもの場合、体温調整が難しく、夏バテや熱中症のリスクが高いです。

暑さは、体調の悪さだけでなく、メンタルの影響もあります。
ストレスや情緒の不安定にもつながり、心身ともに疲弊してしまいます。

発達障害の人は、健常者よりも日常生活において何倍もの苦労があります。
夏の暑さの体調不良やメンタルの悪化の影響が強く、十分気を付けてほしいです。

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