アスペルガー症候群の4つの性格の
タイプの1つである積極奇異型。
(読み方:せっきょくきいがた)

好奇心旺盛で感情的な特徴があります。

一方的で自己中心的、
衝動的な特徴に加え、
アスペルガーに共通する
対人関係の不器用さや、
空気の読めなさがあります。

そのため、職場恋愛において、
迷惑な存在となってしまいます。

本人は人を不快にしているつもりは
ないのに、いつのまにか嫌われていたり、
孤立してしまうのです。

発達障害に詳しくない人やネット上で
一般的なアスペルガーと言えば、
積極奇異型の特徴がイメージされやすい
のではないでしょうか。

アスペルガー症候群の人は、
物心つく前の2、3~5歳くらいまでは、
積極奇異型が多いとされています。

精神的なストレスを抱えておらず、
無邪気な性格
だからです。

幼いころに虐待や放置されていたり、
親の遺伝によって、
積極奇異型以外のタイプの性格に
なることもあります。

積極奇異型は、メンタルブロックが
かかっておらず、
自分の感情や欲求の赴くままに、
自由に行動します。

そのため、アスペルガーに共通する
対人関係の困難さに直面すると、
自己肯定感が失われていき、
他の性格のタイプに変化していきます。

大人になっても積極奇異型の性格を
もち続けているアスペルガーの人もいます。

自尊心が高い人、自己肯定感が
失われていない「運の良い人」です。

例えば、家が裕福だったり、
IQが高かったり、
環境に恵まれている人です。

普通の人と同じように生活できる
軽度発達障害の人や、
社会的な身分があるアスペルガーは、
積極奇異型を保てます。

また、周囲の人に嫌われていても
気にしない、気づかない
ポジティブなアスペルガーの人も、
積極奇異型を保ち続けています。

アスペルガーの積極奇異型は、
ADHDの衝動・多動性の特徴と
似ています。

一方的に話し続けてしまう、
お喋り人との関りを好む
好奇心旺盛など。

しかし、心の中で感じている思いや
思考に決定的な違いがあります。

そこで今回は、アスペルガー症候群の
の積極奇異型の特徴と、
ADHD(多動・衝動性)との違い
についてお伝えしていきます。

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積極奇異型の特徴

アスペルガーの積極奇異型は、
人とのコミュニケーションや
社会生活において、
活発で積極的な行動をします。

お喋りで、理屈っぽく、
自分の興味・関心のあることであれば、
一方的に話し続けます。

人とのコミュニケーションを行う
というよりも、
自分が知りたいことを質問したり、
知識をひけらかしてしまいます。

社会生活においては、
好奇心旺盛で周囲の出来事に
関心は高く、自ら関与しようとします。

しかし、人の事情やその場の状態を
察することができないため、
周囲を驚かせてしまう行動をして
しまうこともあります。

一般的な常識やマナーも通じず、
「変な人」と思われてしまいます。

積極奇異型の主な特徴

自己中心的

人との関りが好き

大げさな感情表現

キレやすい

強引

思ったことを言う

人との距離感が近い

アスペルガーの積極奇異型は、
一方的で自分勝手なため、
人に嫌われやすくなります。

自分の興味の無いことには、
相手の話を無視してしまったり、
無関心な態度をとってしまいます。

また、人が自分をどう思っているかも
気づくことが苦手です。

人から怒られたり、
あからさまな態度をとられてようやく、
自分が相手を不快にさせてしまった
と認識するのです。

気づいた時にはすでに手遅れで、
孤立してしまいます。

積極奇異型とADHDの違い

アスペルガー症候群の積極奇異型と
ADHDの衝動・多動性の特性は
類似する特徴があります。

しかし、心の中で感じている思い
違いがあります。

積極奇異型とADHD(衝動・多動性)の類似点

思いつくとすぐ行動する

刺激に無条件に反応する

落ち着きがない

おしゃべり

思ったことをそのまま口にしてしまう

何事も自分優先

人との距離感が近い

積極奇異型とADHDの衝動・多動性は、
対人関係において積極的、
物事に対しても好奇心旺盛で
自分から首を突っ込もうとします。

行動力や人との触れ合いにおいて、
似たような共通点があります。

しかし、心の中で感じていることや、
気持ちの持ちように違いがあるのです。

ADHD(衝動・多動性)の人の場合は、
人とのコミュニケーションにおいて、
一方的にしゃべってしまいますが、
心の中では「喋り過ぎている」
という気持ちと、気付きがあるのです。

一方、アスペルガー症候群の
積極奇異型の場合は、
自分が夢中になって話しているときに、
相手が引いていたり、ゲンナリしている
ことに気付けません

ADHD(衝動・多動性)の場合は、
気づいていても止められない。

積極奇異型は、気づけないので
止まらないのです。

会話においてADHDと積極奇異は、
ずっと自分のターンです。

しかし、ADHDの場合は、
あっちこっちに話題が飛んでしまう
のに対して、
積極奇異型は、1つの話題に
こだわり、同じようなことや、
自分の興味のあることを永遠と
話し続けます。

相手の話に興味がない、
口を挟んでしまう共通点があります。

どちらも人からは好かれにくい
コミュニケーションをとってしまい、
嫌われてしまう特徴があるのです。

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まとめ

積極奇異型は、自己中心的なため、
人との良好な関係を築きづらいです。

初対面の人でも、何も考えずに
いきなり年収を聞いてしまったり、
自分の過去を話してしまいます。

気持ちが読めないため、
思いついたことを言ってしまう、
衝動的に行動してしまうのです。

本人には悪気はなくても、
批判してしまったり、
暴言と取られるようなことを
無意識に言ってしまいます。

そして、次第に周囲から
敬遠されるようになり、
自己肯定感が失われていきます。

家が裕福、頭が良いなど、
自分に負い目を感じない強さがあれば、
積極奇異型として生きていけます。

しかし、ほとんどのアスペルガーの人は、
特性によって困難な目にあったり、
将来に絶望を感じてしまいます。

そして、他のタイプである
「孤立型」や「受動型」の性格に
変化していくのです。

受動型アスペルガーの対人関係・社会性の特徴

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アスペルガーの人は、積極奇異型の性格
の時が一番幸せだと思います。

周囲の悪意を感じず(気にせず)、
自分のしたいことを無意識に
できるからです。

一度気づいてしまうと、
ストレスが溜まってしまい、
他のタイプに変化していきます。

気を使いすぎたり、
人との交流ができなくなるなど、
心の負担が大きくなります。

積極過ぎるのも問題を
引き起こしやすいですが、
やはりポジティブに生きられることが
人生において一番重要なことだと思います。

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