私は発達障害のASDですが、人生で一度も恋愛感情を持ったことがありません。
人を好きになる感情がわからない・湧かないからです。
そもそも生まれ育った劣悪な環境、先天性の脳機能異常、低スペックなどが原因で人を好きになる権利すらありませんでした。

発達障害が無い一般人でも、どれだけ酷い人生を送っていても、恋愛感情を一度は持ったことがあるのではないでしょうか。
発達障害ASDの場合、生まれた時点での脳の未発達の影響から、恋愛感情を持ちづらくなるのです。

では何故、自閉症ASDの人は、恋愛感情が湧かず、人に対して好きな気持ちになりにくいのでしょうか。

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恋愛感情が湧かない原因

発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、恋愛が非常に苦手です。
先天性の脳機能異常から、人との触れ合いが様々な面で困難になるからです。
仮に恋愛関係になれたとしても、付き合い方がわからない為、不仲になりやすいです。

そもそも自閉症ASDの人は、人を愛おしく感じる気持ちが湧きにくいです。
人を好きになる理由は、容姿は別として、性格、仕草、雰囲気などで感情を動かされたときです。
自閉症ASDの人は、想像力の欠如から感じ方が希薄であったり、イメージが湧かない為、好意を持ちづらいのです。

見た目に関しても同様に、可愛い、美人、イケメンなどを見ても、「そういう物」として捉えています。
容姿が「恋愛の好き」に直結する想いに発展しない・しづらいのです。

好きという気持ちがわからない

一般的に恋愛感情は、一目惚れや、普段の付き合いの中で好きな気持ちが湧いてきます。
また、「人を好きになるのに理由はない」という文言があるように、理屈ではない「感情」によって恋愛に発展することもあります。

発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人の場合、相手の気持ちを汲み取ることが非常に苦手です。
また、想像力の欠如から、人に感情を動かされたり、想いを募らせることもほとんどありません。
恋愛を感情ではなく理屈で捉えている為、好意を感じづらいのです。

健常者のように恋愛に発展する「気持ちの機能」が生まれた時点で欠如しており、好きという感情がわからないです。

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恋愛関係になりにくい理由

自閉症ASDの人は、自分から他人を好きになることは稀です。
その為、主体的に告白したり、アプローチするようなことはほとんどありません。

また、他人の好意にも気づかない為、恋愛関係になりにくいです。
相手が何かしらの仕草やコミュニケーション、触れ合いなどをしてきても「気づけない」のです。
はっきりとした言葉や行動で「好き」を表現してもらわない限り、自閉症ASDの人には伝わりません。

恋愛とは何?

発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人と恋愛関係になったとしても、上手くいかない可能性が高いです。
恋愛をどのようにしたらいいのか「わからない」からです。

普通の恋人同士の気持ちのやり取りが全くできない為、一番大切なコミュニケーションが崩壊します。
相手が望んでいることを察したり、気持ちの変化に気づくことが出来ません。
自分の感じた1つのことや想いを、そのまま相手にぶつけてしまうのです。

また、自閉症ASDの人は、未知のことや経験が不足している物事が非常に苦手です。
恋愛は常に相手の気持ちとのやり取りであり、臨機応変が求められます。
自閉症ASDにとって、その時の状況に合わせて柔軟に行動することはできません。
その為、恋人に不満を感じさせたり、ストレスを与えてしまうのです。

そもそも自閉症ASDの人は、「情」が湧きづらいです。
「愛おしい」、「好き」、「大切にしたい」、「愛している」などといった、気持ちを持ちづらい、感じにくいのです。
恋人に対しての情も薄くなってしまい、愛情表現や好意を伝えらえれません。
伝えたとしても「気持ちがこもっていない・感じられない」状態になります。

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発達障害の自閉症ASDを好きになったら

自閉症ASDの人は、恋愛を1つの概念として捉えており、他人事のように感じています。
人との交流や感情を経て好きになったり惚れるのではなく、何となくで恋愛関係に発展します。

自閉症ASDの人は、自分から人に対して恋愛感情を抱くことは稀です。
その為、相手に直接的に好きと言われると、そのまま受け入れてしまう傾向があります。
相手の容姿が好みでなかったり、性格がわかっていなくてもです。

受動型アスペルガーの場合、主体性が無い為、相手の気持ちを素直に受け入れてしまいます。
恋愛において、相手からいいように扱われたり、思い通りにされてしまうこともあり、注意が必要です。

まとめ

発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、人に対しての感情が汲み取れない為、普通の恋心がわかりません。
正直、かなり致命的な先天性の脳の欠如だと思います。
人としての生まれてきているのに、ロボットや機械のような存在だと感じます。

それでも自閉症ASDは、経験をたくさん積めば、ある程度普通の人と同じように行動することはできます。
恋愛においても、たくさん経験値を積む必要があります。

しかし、付き合うと言うことは、感情をぶつけあったり、思いやる気持ちが大切です。
情緒は臨機応変に対応しなければならない為、自閉症ASDにとっては苦手すぎる分野です。

自閉症ASDの人の恋愛は困難になりやすいですが、それは生まれた時点でそういう運命だったと割り切るしかないと思います。

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