私は15年以上引きこもりであり、
30代後半になって発達障害と
診断されました。

そのため、子供の頃に判明していなかった
発達障害のASD(自閉症・アスペルガー)
の影響で、酷すぎる人生を送ってきました。

私の人生はすでに終了しており、
今更サポート(手帳)を求めても遅すぎです。

ですが、ボロボロの人生を送った
理由の証明として、
「精神障害者保健福祉手帳」を取得して
みようと思いました。

引きこもった言い訳の
」が欲しかったのです。

引きこもりに対する世間の目は厳しいです。

怠けているだけ
甘えている
自業自得

など、辛辣な意見が多いです。

引きこもった理由が納得いくものでないと、
偏見の目で見られてしまいます。

母親にも、私が「発達障害だった
と言ったら、
「(引きこもった原因を)
そういう風にしたいんだ?
と言われてしまいました。

発達障害の理解がない年齢(70代)なので、
仕方がないと思います。

しかし、私は明らかに発達障害が原因で
さまざまな困難な目に合い、
引きこもりになってしまいました。

精神障害者保健福祉手帳を取得する
ことによって、
発達障害が人生を生きる上でどれだけ酷い
ハンデなのかを理解してもらいたいです。

引きこもりなので、
精神障害者保健福祉手帳のメリットは、
ほとんど無いと思います。

いまさら障害者枠で働くことはできません。
職歴も2ヶ月で何の特技もなく、
二次障害を抱えているゴミです。

公共施設の利用に、
割引というメリットがありますが、
特に利用したいとは思いません。

働くことができる発達障害の人には、
精神障害者保健福祉手帳のメリットは
あると思います。

では、発達障害・引きこもりにとって
精神障害者保健福祉手帳のメリットとは
一体どのようなものなのでしょうか。

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発達障害・引きこもりの手帳の等級

精神障害者保健福祉手帳は、
1級~3級まであります。

本人の生活の困難さによって
等級が決まります。

1級は、ほぼ何も自分でできない。
2級は、日常生活で困難な制限がある。
3級は、日常・社会生活で軽い制限がある。

発達障害の場合、
他に二次障害が無ければ、
3級になると思います。

発達障害の感覚異常である
「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」
によって、社会生活上
著しい影響を受ける人は、
2級に相当すると思います。

引きこもりの場合は、
何かしらの二次障害を抱えている人が
多いと思います。

うつ病や統合失調症、依存症など。

日常の生活が困難になる精神的な症状は、、
精神障害者保健福祉手帳の取得適応範囲と
なります。

特に重度のうつ病の場合、
日常生活が難しく、
2級になることもあるようです。

発達障害・引きこもりの手帳のメリット

精神障害者保健福祉手帳のメリットは、
いくつかあります。

全国で共通のメリット

NHK受信料の免除

所得税、住民税の控除

相続税の控除

生活福祉資金の貸し付け

障害者雇用枠の採用

障害者職場適応訓練の実施

自動車税・自動車取得税の軽減(1級のみ)

住んでいる地域によって行われるサービス

鉄道やバス、タクシー等の割引
(JRや航空は対象外)

携帯料金の割引

水道料金の割引

心身障害者医療費助成

公共施設(美術館、映画館、博物館など)の割引

軽自動車の税金免除

公営住宅の優先権

引きこもり(二次障害あり)の場合、
精神障害者保健福祉手帳でのメリットは、
NHK受信料、公共料金が割引されること
くらいだと思います。

障害者手帳の一番のメリットである
障害者枠で働くことはほぼ無理です。

採用自体がほとんどないですし、
身体障害者優先だからです。

そもそも引きこもり自体、
まともに雇う会社はありません。
(能力がある人以外)

携帯も使わないですし、
公共施設も無料だったとしても
利用しません。

発達障害の人の場合は、
若い人や能力がある人なら
障害者雇用枠のメリットを活かせます。

障害者枠の身体障害者有利は変わりませんが、
昨年から精神障害者の雇用義務が追加された
ことによって、ほんの少し改善されました。

アクティブな発達障害の人は、
交通期間の割引を利用して遠出したり、
公共施設の割引で楽しめるのではないかと
思います。

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まとめ

引きこもりと発達障害を
抱えている人にとって
精神障害者保健福祉手帳の有効利用は、
難しいと感じます。

精神障害者保健福祉手帳は、
人生に希望がある人に
メリットがあるからです。

引きこもりになって人生が終わった状態から
取得しても、障害者雇用枠は無理ですし、
その他のメリットも微々たるものです。

私は発達障害のハンデ、そして
引きこもった理由の証明のために、
精神障害者保健福祉手帳を取得しようと
思っています。

まだ書類作成段階なので、
あと3ヶ月はかかりそうです。

昨日、心療内科に行きました。

医師に自己分析した結果を伝え、
書類作成のお願いをしてきました。

医師の判断では、発達障害とうつ病の2つを
基準とされるようです。

うつ病は多分軽度と判断されそうです。

発達障害の影響でどれくらい生活上の
困難があるかが、ポイントだと思います。

個人的には、引きこもりによって
対人恐怖症や社会・社交不安症が一番、
日常で苦しんでいます。

しかし、それは手帳取得の判断基準としては
あまり意味はさそうです。

純粋に、障害による生活の困難さが
指標だと思います。

重度のうつ病の場合は、
2級の可能性があるようです。

発達障害と軽度うつ、引きこもりでは、
やはり3級の可能性が高そうです。

個人的には2級を取得したいと
思っているのですが、
どうなるのかはわかりません。

結果が判明次第、
またブログでお伝えしてきます。

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