自閉症スペクトラム発達障害アスペルガーASD)は、赤面症と因果関係はあるのでしょうか。

一般的には、発達障害と赤面症に関係性はない、と言われています。
ですが私の体験上、繋がりはあると思っています。

私は、重度の赤面症であり、発達障害のアスペルガーASDです。
物心ついたころから、ほんの少しでも心に乱れがあると、顔が赤くなっていました。
明らかに生まれつきの赤面症であり、脳に異常があるとしか考えられません。

一般的な赤面症の症状と似ているとは思います。
ですが私は脳の問題から、普通の人の赤面症よりも違った感情の変化で顔が赤くなっていると感じています。
生まれつきの脳機能異常から赤面症になっており、さらに発達障害の脳の凹凸や未発達が関係していると思っています。

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発達障害(自閉症アスペルガーASD)と赤面症の関係性・違い

発達障害は生まれつきの脳の凹凸、未発達が原因で様々な問題を引き起こします。

赤面症は、恥ずかしい、緊張する、照れるなど、心に不安や問題を抱えることで動悸が上がり、顔が赤くなります。

自閉症スペクトラム(発達障害アスペルガーASD)は、脳内のセロトニンの濃度が低く、生まれつき不足していると言われています。

セロトニンは、幸せホルモンと呼ばれ、心を平穏に保つ、感情をコントロールする機能があります。
セロトニンが低下すると、不安を感じやすくなり、鬱症状やパニックなど、心理的な問題を抱えてしまいます。

発達障害のADHD(衝動・多動性・注意欠如)の場合、ドパミン、ノルアドレナリンが生まれつき不足していると言われています。

ドパミンは、幸福感、モチベーションの感情、運動機能の調整の役割、意思決定、集中力、認知機能、注意力などの調節の役割があります。

ノルアドレナリンは、ストレス化での心拍数や血圧を制御する機能があります。
興奮、恐怖、心配、不安などの状態をコントロールする神経伝達物質です。

赤面症も脳内の神経伝達物質である、セロトニンやドパミンのバランスの乱れによって引き起こされます。
恥ずかしい、辛い、不安といった気持ちになると、セロトニンやドパミンの機能の低下が起こるのです。

発達障害(ASD、ADHD)は、生まれつきセロトニンやドパミンが低下・異常が関係している。
赤面症も同じようにセロトニンやドパミンの低下・乱れが原因です。

違いは、発達障害は生まれつき、赤面症は状況によって引き起こされる精神状態の悪化です。

一般的に赤面症と発達障害の関係性はないとされています。
調べてみても、何も因果関係は見つかりませんでした。

発達障害の人の全員が赤面症になっているわけではないです。
ただ、発達障害の生まれつきのセロトニンやドパミン不足が原因で、赤面症になりやすいのではないかと思っています。

また発達障害(アスペルガーASD)の人は、社会性の欠如、コミュニケーションの困難さから、マイナス思考に陥りやすくなります。
対人関係や注目が集まる場面において不安を感じやすくなり、赤面症になりやすいと思います。

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生まれつき顔が赤くなる原因

私は、物心ついたころから、すぐ顔が赤くなる現象に悩まされていました。
子供の頃から、とにかく少しでも心が不安になったり、緊張状態になると、もろに顔が赤くなります。

私は自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)であり、セロトニンが不足していることも関係していると思われます。

ただ、それ以外にも、生まれつき精神が異常に弱かったのです。
私の父親は物凄く精神が弱い人で、それが遺伝したと強く思っています。
そもそも、父親自身が、重度のASDであり、それも私に遺伝してしまいました。
さらに高齢の両親から生まれ、最底辺の環境下でした。

普通の赤面症は、精神の乱れによって引き起こされます。
私の場合、ほんの些細なことでも何故か赤面症が発動します。

普通の人の赤面症とは違います。
説明が難しいのですが、少しでも心が不安定になると、動悸が激しくなり、すぐ顔が赤くなるのです。
さらに心が平穏状態になり、1時間以上経過しないと赤面は治りません。
明らかに、普通の赤面症の人とは違う脳内の神経伝達物質の異常があると思います。

発達障害(ASD)の生まれつきのセロトニン不足に加え、さらに赤面症の緊張や不安を引き起こす脳内の神経伝達物質の異常が発生する。
それらが掛け合わされて、普通とは違う赤面症の症状が起こっているのだと考えられます。

また、私は顔に冷たい風を浴びると顔が真っ赤になり、涙が出てきてしまいます。
自転車通学をしていた中学、高校自体は毎冬悩まされ続けていました。

おそらく顔の皮膚が弱いことが原因だとは思います。
自分の意志と関係なく、冷たい風を浴びると、顔が赤くなり、涙が出てしまい、耐えられなくなるのです。
明らかに異常です。
冬の持久走では、泣き顔で走っており、保護者に応援されていた記憶があります。

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まとめ

発達障害と赤面症の関係は、脳内の神経伝達物質の乱れが共通として考えられます。
どちらもセロトニン、ドパミンによって、感情や気持ちのコントロールのバランスがおかしくなっているのです。

一般的には発達障害と赤面症の関係性は無いと言われています。
ただ、発達障害の人は生まれつきの神経伝達物質の異常から、赤面症になりやすいのではないかと思います。

赤面症は、心が不安に感じたり、緊張状態によって引き起こされます。
原因は生まれつきの精神の弱さ、そして育った環境が関係しています。

家がお金持ち、友達に恵まれている、運が良い、恵まれた環境下などであれば、赤面症になってしまう可能性は低いです。
自己肯定感が欠如しない、自尊心が高い状態であり、精神が弱くなりづらいからです。

私は、発達障害、家庭環境最悪、運の異常な悪さなどから、赤面症が全く治りません。
自己肯定感が異常に欠如しており、常に心に不安を感じています。

生まれつき赤面症の私でも一時期、赤面症が少し改善された時はありました。
それは、就職活動をしていた頃です。

2002年、超就職氷河期であり、何度も面接や筆記試験を行っていました。
発達障害(ASD)の影響から対人関係は非常に苦手であり、コミュニケーションも上手く取れませんでした。

しかし、人間の慣れというのは恐ろしいもので、いつの間にか何も感じない、機械のような状態となりました。
面接に行っても、同じようなことを話すだけなので、緊張状態から解放されていたと思います。
その当時は、赤面症が多少改善されたと思っています。

私が感じている赤面症を克服する条件は、「強い気持ちを持つこと」だと思います。
不安を感じている心を封じて、強気になる精神状態にもっていきます。
本当は精神弱者だけど、それを出さず普通を演じるのです。

私の人生の経験上、弱気でいると何もかも上手くいかない状態だったと思います。
稀に、強い気持ちを持ち、どうでもいい、破れかぶれで物事を行うと、自然と何とかなっていたのです。
心の持ちようによって、物事の結果がまるで違う状態でした。

赤面症も、強い気持ちや、どうなってもいいと最初から思っていると、顔が赤くならない、赤面の症状を緩和されます。
そこにはセロトニンやドパミンといった脳内の神経伝達物質が関係していると思われます。

赤面症は本当に辛い症状です。
生まれつき恥ずかしがり屋なのに、赤面症によってさらに辛くなる。
まさに泣きっ面に蜂だと思います。

赤面症の人の割合は、低いと思います。
私が子供頃は、クラスに一人か二人くらいでした。

当時(1980年代)の発達障害の人の割合とほぼ同じです。

赤面症は、精神障害の対象に入れてもいいと個人的に思っています。
明らかに、顔が赤くなることによって、辛い思いをするからです。

生まれつきの精神の弱さ、先天性の脳機能の問題から赤面症になる。
後天的には、家庭環境、外部的要因によって赤面症状態になる人がいます。

どちらにしても赤面症になる人の割合は、低いです。
現代でも2~3%くらいではないでしょうか。

赤面症は少数派だとは思いますが、精神疾患の1つとして国のサポートが必要だと感じます。

ただ、赤面症は精神安定剤を事前に飲んでおけば、顔が赤くなる症状は抑えられる、緩和されます。

私はデパスやインデラルといった精神安定剤を飲めば、赤面症はある程度抑えられます。
ただ、飲みなれてしまって、効果がかなり薄くなっている気はします。

ここぞという時に、精神安定剤を飲めば、緊張や心配が緩和され、赤面症を抑えることはできます。

赤面症は本当に辛い症状です。
顔が赤いだけで、変な人に見られ、恥ずかしい思いをしてしまうからです。

赤面症は、精神の弱さを改善しない限り、治ることはありません。
人によっては難しい心の問題があり、赤面症とずっと付き合わなければならない状態となります。
私自身も、今もずっと赤面症に悩まされ続けています。

赤面症に困っている人は、精神科や心の心療内科に相談してみてください。
悩みを聞いてもらえたり、赤面症を解決するための手口が見つかるかもしれません。
そして一番の利点は、精神安定剤を処方してもらえることです。

赤面症には精神を落ち着かせる薬が凄く効果的です。
緊張してしまうような出来事の前に、薬を飲んでおけば顔が赤くなる症状を緩和、回避できます。

薬に頼りたくない場合は、強い心を持つ必要があります。
精神が弱くても、自己肯定感の強い自分を演じることで、顔が赤くなることを回避できることもあるからです。

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