聞こえる人には、物凄く苦痛に感じてしまうエアコンの室外機が発する「低周波音」。
この低周波音は、耳で聞こえる音とは違い、振動音なので部屋を閉め切っていても、振動の音が伝わってきてしまい、全くの無意味です。

極端に言ってしまえば、室外機の音がそのまま部屋中に聞こえて(脳や体に伝わって)くるのです。

私の家は、四方八方、家に囲まれています。
さらに、正面は車が通れる道路部分がありますが、向かいの家も同様に家々があり、エアコンを使用する人が多数います。

私自身が発達障害のASD(自閉症・アスペルガー)の聴覚過敏を抱えており、HSP気質があります。
その影響から、モーター音やプロペラなどが発する低周波振動騒音の影響をモロに受けてしまいます。

おかげで、近所の冬場の暖房時のエアコンの室外機が発する騒音に、常に悩まされ続けていました。

2件ほど、苦情を直接言いにったり、クレームの手紙をポストに入れて、冬の時のエアコンの暖房の使用を控えてもらいました。
しかしそれでも、右斜め後ろや、その他の近場の家もまだ使っており、悩まされています。

本当に、ノイローゼになるほど、暖房を使用された時のエアコンの室外機の低周波振動騒音は酷いです。

今回は、近所トラブルに発展する室外機の騒音や、クレームや苦情の伝え方について書いていきたいと思います。

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直接近所の室外機に「うるさい」と苦情を言いに行った話

7~8年くらい前の頃だったと思います。
真後ろの家のエアコンの室外機が策を挟んで、こちらに向けて設置されていました。

当時は、「何かうるさいな~」と感じる程度でした。
しかし、それが2年ほど続き、異常なほど気になるようになっていきました。

夏場の冷房時に使用される時はそれほど気にならなかったのですが、冬場の暖房時は、異常なほど低周波振動騒音をまき散らしているのです。
これは、冷房時よりもコンプレッサーにかかる負荷が大きくなり、騒音が大きくなるようです。

1度気になってしまうと、もうダメです。
定期的に、室外機から発せられる低周波の音が苦痛になってしまい、我慢が出来なくなるのです。

近所トラブルになりたくないので、我慢し続けていました。
しかし、ある時、集中している時にうるさすぎて、我慢の限界が来てしまい、キレてしまいました。
そして直接、真後ろの家の人に苦情を言いに行きました。

出てきた人は、ご年配の老人(女性)でした。
「こんな格好でごめんなさいね」と最初に一言、言われました。
夜の21時という遅い時間に、訪問したことが非常識だったかもしれません。

私自身、騒音のストレスや怒りから、あまりにも頭に血が上っていて、思考がまとまっていない状態です。
とにかく、「室外機がうるさいので止めてくれ」と言うようなことを言っていたと思います。

おばあさんは、「止めればいいんですね」と落ち着いて言われていました。

理解がある真後ろの家の人だったので、特にトラブルとなる事も無く、その苦情を言いに行った日以来、今でも1度もその室外機は稼働していません。

実際、その前に苦情の手紙を書いていました。
その手紙を、母親が「近所のまとめ役」の人に渡していたのです。
しかし、難しい問題であり、トラブルになる可能性があるので慎重に事を進める予定だったのです。

私が書いたその手紙の内容は、室外機がうるさい旨と止めて欲しいというようなことを書いていた記憶があります。

その近所のまとめ役の人には、「良く書けているね」と母親伝いに褒められていたことを言われました。

とりあえず、この真後ろの家の室外機は止めてもらったのですが、今度は1年くらい前に、正面の2家分くらい離れた家のエアコン騒音問題が発生しました。

この家が発する室外機も止めてもらったのですが、直接苦情やクレームを言いに行ったわけではなく、手紙をポストに入れて解決しました。

その手紙の内容は、まだPC内に残っているので、次の見出しでご紹介します。

ポストに手紙を入れてエアコン(冬場の暖房)を控えてもらった話

前回は、直接苦情を言いに行って室外機を止めてもらったのですが、これはたまたま理解がある人だからよかったのかもしれません。

実際は、まずソフトに手紙や何かの連絡手段で、間接的に分かってもらった方がいいかもしれません。
例えば、回覧板に書いたり、周囲の近所の人を巻き込む、噂を流すなど。

ですが、理解してもらうには、自分の被害を受けている状況や感情をわかってもらう必要があると思います。
本当にエアコンが発する室外機の低周波振動騒音は、気が狂いそうになるほど苦痛です。
絶対に解決しなければならない案件なのです。
ストレスが尋常に溜まるし、我慢することは不可能です。

2件目のうるさい室外機を止めてもらった、私が書いた手紙は以下の内容となります。
ほぼ無いと思いますが、その人が読んでいたらバレてしまうので恥ずかしいですが、公開します。

 


お忙しいところ、突然のお手紙で申し訳ございません。
○○様のエアコンの暖房使用時の室外機騒音に対して我慢の限界に達し、お手紙を書かせていただきました。

○○様が暖房使用時に発生する、エアコンの室外機の「低周波振動騒音」に非常に悩まされております。
低周波騒音とは耳に聞こえる音ではなく、体や脳に振動を伝える音です。
○○様の室外機の低周波振動音が家に伝わり、部屋の中全体に「ヴウゥーーン」という振動音が響いています。
耳栓をしても低周波振動音は脳と体に伝わってきます。
室外機の低周波振動騒音の影響から眠れない、ストレスを感じ、低周波障害となってしまいました。

室外機の起動時の爆音と起動中の振動、そしてファンモーターが停止するときのエンジンが停止するような振動音が部屋、そして体と脳に、外の室外機の音がそのまま聞こえてきます。
室外機の起動→起動中→停止の低周波振動騒音ループが数分おきに起こっております。

原因は長年の使用による室外機の耐震ゴムやファンモーターなどの劣化が考えられます。
新品の場合は、設置ミスが考えられます。

○○様のご事情はあるとは思いますが、普通の人が就寝する22:00以降のエアコン暖房のご使用は控えていただけないでしょうか。

【○○県生活環境保全条例では、上記の深夜営業以外についても夜間の静穏保持に努めるよう定められています。以下はその内容です。
何人も、夜間(22時~翌日の6時までの間)においては、住宅の集合している地域、集合住宅内または道路その他の公共の場所において、みだりに付近の静穏を害する行為をしてはならない。
複数の事業者が営業を行う建物内または他の者の住居が併設された建物内において夜間に営業を行う者は、当該建物内における静穏の保持に配慮しなければならない。】

また、大変申し訳ないのですが、室外機を反対側に移していただけないでしょうか。
室外機から発生される低周波振動騒音(ヴゥウーンと断続的に唸る振動音)が聞こえるだけで毎日ストレスを感じています。

声やテレビの音など、こちらが部屋を閉め切ったり対策をして聞こえなくなる音については、いくらうるさくしてもらっても構いません。
しかしエアコンの暖房時の低周波振動音は家に振動が伝わり、部屋の中に室外機の音がそのまま聞こえてくるのです。
こちらからの対策の仕様がありません。
大変申し訳ないのですが、騒音の発生源である○○様の室外機に対策していただく他ありません。

費用が掛かるため無理にとは言えませんが、室外機の前にブロックや防振マットを置くなど、直線上に振動音を振りまかない、発生しないようにしてもらえないでしょうか。
また、一度業者に見てもらうことはできないでしょうか。

○○様の室外機の低周波振動騒音の被害から睡眠障害に陥っております。
上記の夜間(22時~翌日の6時までの間)のエアコン暖房のご使用に関しては、絶対に控えていただくことをお願いいたします。
石油ストーブや近所に騒音をまき散らさない暖房器具での代用をお願いいたします。

低周波被害について
https://www.seikatsu110.jp/library/electrical/et_ventilation/35287/


 

上記の手紙は原文のままです。
○○の部分は、苗字ですので省略しています。

1年くらい前に書いた手紙ですが、今読み返すと少し雑と言うか、感情に任せて書いてしまっていると感じます。

この手紙をポストに入れて以来、極まれに室外機がうるさいことがありました。
しかし、今年に入ってから一度もその家の室外機の稼働はされておらず、静かです。

苦情・クレームの手紙の書き方は難しい

苦情やクレームの手紙を書くことは、難しいです。
相手に不快感を与えずに、自分の立場を理解してもらうためには、丁寧で思いやりのある言葉遣いが必要だからです。

さらに、相手の性格によっては逆効果になる可能性もあります。
苦情の手紙は、相手にネガティブな影響を与えてしまうからです。

でも、暖房時の室外機が発する低周波振動騒音は、そんな気遣いを一蹴するほど酷いです。

しかし、感情的にならず、それでいて誠実で礼儀正しい手紙を書くことを心がける必要があります。

以下は、近所のうるさい室外機に対する、苦情の手紙の書き方についての一例をいくつか挙げてみます。

例1

「お忙しいところ、突然のお手紙をお送りしてしまい、大変申し訳ありません。
私の家は○○様のエアコン室外機から発せられる低周波振動騒音によって、大きな苦痛を感じております。

低周波振動騒音は、耳で聞こえる音とは異なり、体や脳に直接振動を伝えるため、耳栓をしても防ぐことができません。
この騒音によって、睡眠障害や日常生活における集中力の低下など、多大な影響を受けております。

○○様にはご事情があることは理解しておりますが、夜間の静穏を保つためにも、22時以降のエアコン暖房の使用を控えていただけますと幸いです。

また、室外機の位置を変更することや、防振対策を施すことが可能であれば、ご検討いただけないでしょうか。
これにより、私たちの生活環境が大きく改善されることと思います。

ご理解とご協力をお願い申し上げます。」

例2

「突然のお手紙をお送りし、失礼をお許しください。

私事で恐縮ですが、○○様のエアコン室外機から発せられる低周波振動騒音について、お話をさせていただきたく存じます。
この騒音が、私の日常生活に大きな影響を及ぼしており、睡眠障害を引き起こすほどの苦痛を感じております。

私は、○○様の室外機が発する低周波音に非常に敏感であり、夜間の静穏を保つためにも、22時以降のご使用を控えていただけますと幸いです。

また、室外機の位置を変更することが難しい場合は、防振マットの設置や、耐震ゴムの交換など、騒音軽減に向けた対策をご検討いただけないでしょうか。

私たちの快適な生活環境を守るためにも、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
何卒、ご検討のほどを心よりお願い申し上げます。」

このような形で、相手に配慮しつつも、自分の立場をしっかりと伝えることができます。

また、次の対話を通じて問題解決に向けた一歩を踏み出すことができる可能性も高りまります。

苦情の手紙を書く時のポイント

苦情を伝える手紙は、相手に敬意を表しつつ、自分の困りごとを伝えるためのものです。
以下は、苦情の手紙を書く際のいくつかのポイントです。

相手の立場を尊重する

相手が自分の立場を理解しやすいように、相手の状況や感情を考慮した言葉遣いを心がけましょう。

具体的な事例を挙げる

どのような状況で騒音が問題となっているのか、具体的な例を挙げて説明します。

解決策を提案する

単に問題を指摘するだけでなく、可能な解決策を提案し、相手が行動しやすいようにします。

感謝の気持ちを表す

苦情を伝える中で、相手の協力や理解に対する感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。

法的な根拠を示す

必要であれば、関連する法律や条例を引用して、自分の主張に説得力を持たせます。

対話の余地を残す

手紙の最後には、話し合いを通じて問題を解決できるよう、対話の余地を残すことが大切です。

うるさい近所の室外機に対するクレームを言いに行く

直接、近所の人の家に訪問してクレームを言いに行くのは勇気もいるし、難しいと思います。
ですが、手紙や間接的な手法でわかってもらえない場合は、対面で説得するしかありません。

もしくは、警察に相談して直接言いに行ってもらったり、業者に頼む方法もあります。
しかし、ご近所の人との関係が崩れたり、トラブルに発展するリスクがあります

直接苦情を言いに言ったり、訪問する前には慎重な準備が必要です。
以下の点に注意してください。

事前の通知

急な訪問は相手にとっても不快感を与えやすいため、事前に簡単な連絡を入れて訪問の意向を伝えることが望ましいです。これにより、相手も心構えを持てるため、話がスムーズに進むことが期待できます。

冷静な態度

直接対話する際は、感情的にならず、事実を冷静に伝えることが重要です。高圧的な態度や言葉遣いは避け、穏やかな口調で話すことで、相手も理解しやすくなります。

具体的な説明と証拠

苦情の具体的な内容や、できれば騒音のレベルを示すデータ(例えば騒音計の測定結果など)を用意しておくと、説得力が増します。また、どのように生活に影響を及ぼしているかを詳細に説明することも効果的です。

解決策の提案

問題提起だけでなく、可能な解決策も一緒に提案しましょう。例えば、室外機の位置の変更や防音対策の強化など、具体的な改善策を示すことで、相手も解決への協力をしやすくなります。

第三者の同伴

可能であれば、中立的な立場の第三者(例えば自治会の代表者など)を同伴することで、話が円滑に進むことがあります。また、トラブルを避けるための安全策ともなり得ます。

ご近所とのコミュニケーションは、その人の性格によって異なりますので対処方法も難しいです。

ですが一番はトラブルに発展することなく、双方が快適に過ごせる解決策を見つけることが最も重要です。

また、自分一人で解決しようとせず、場合によっては専門家の助けを借りるのも一つの方法です。

まとめ

今回は、近所のエアコンの室外機が発するうるさい騒音の問題についてお伝えしてきました。

エアコンの室外機の騒音は、気にならない人には聞こえづらく、聞こえる人には、最悪なほどのストレスを与えてきます。

私自身が、発達障害のASDの聴覚過敏やHSP傾向があり、尋常ではない程の低周波振騒音を感じ取ってしまいます。

もはや、ちょっとした室外機の稼働音を感じ取るだけで、ストレスや心に不安感があります。
また、我慢し続けていたので、低周波障害となってしまったと思われます。

今は、苦情を直接言いに言ったり、手紙の効果から、室外機を止めてもらっています。
しかし、それでもまだ別の右後ろの家の2階の室外機がたまにうるさいし我慢しています。

また、右前の家のエアコンではない、エコキュート?みたいなのがほぼ1日中稼働しています。
これは、低周波は少ないですが、普通の騒音なので、家を閉め切っていれば、音はそれほど気になりません。

エアコンの室外機の騒音問題は、絶対に解決しなければなりません。
いつか、ストレスで感情が爆発してしまうからです。

冷静に対応できなくなる可能性もあります。

もし、近所のエアコンの室外機の騒音に悩んでいるのであれば、解決に向けて迅速に行動するべきです。

まずは、家族に相談したり、近所の町内会のまとめ役に相談する。
直接手紙を書いたり、訪問するのは、その後でいいと思います。

難しいようであれば、警察に相談して直接言いに行ってもらったり、業者に頼むといった最終手段も考えられます。

とにかく、日々の生活の安寧を取り戻すためには、適切な対策と冷静なコミュニケーションが必要です。

近所の室外機の騒音によって、健康を害される前に対処して欲しいと思います。

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