誰でも青年期以降になれば、恋人を作りたかったり、恋愛をしてみたい気持ちはあると思います。
一人でいるより、異性と交流して楽しい毎日を送ってみたくなるからです。

しかし、私はそのような気持ちを持ったことは一度もありません。
発達障害ASDの特性から、人に興味が持てなかったからです。

全てのASDの人が恋愛に興味を持てない訳ではありません。
しかし、自閉症ASDの特性から、恋愛が難しかったり、恋人が出来ない状態となります。

健常者のように恋愛脳が持てないだけでなく、恋愛自体が普通に困難になるのです。

今回は、発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人の恋愛の難しさについて書いていきたいと思います。

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自閉症ASDは恋愛が出来ない・難しい

発達障害の自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、なぜ恋愛すること自体が困難なのでしょうか。
それは異性との交流に最も大切な、コミュニケーション能力、そして社会性が圧倒的に欠如しているからです。

コミュニケーション能力が無い

人との交流において最も大切な会話力が著しく劣っています。
これは、会話をする能力が無いと言う意味ではありません。
自閉症ASDでも、普通の受け答えはできます。
しかし、その問答が自分勝手な発言だったり、相手の気持ちを考えられない不用意な言葉が出てしまうのです。

自閉症ASDの人は、最初に思ったことをそのまま何も考えずに言ってしまいます。
自分自身の発言が、相手が不快に思わせてしまったり、場の空気を読まない失言だとは気づいていません。
ASDは想像力が異常に欠如しているので、雰囲気や相手の気持ちも察せられません。

恋愛においても、コミュニケーションによる気遣いはかなり困難です。
相手の言葉に対して、機械的な返し方や形式ばった返答しかできないのです。
思い付きや連想が苦手なので、かなりつまらない会話になってしまいます。

自分から話題を振ることも苦手です。
相手の気持ちを考えられないので、何を話したらいいのかわからない。
好きになってもらうにはどのような会話をすればいいのだろうか。
全く思いつかないので、好意を伝えらえない、好きになってもらえないのです。

好きな人がいる、もしくは好意を持ってくれている人に対して「違和感」や「おかしな人」という印象を与えてしまいます。
その為、告白してもお付き合いに発展しなかったり、「将来性を考えると・・・」となってしまい、恋人の対象から外れてしまうのです。

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社会性の無さ

社会性の欠如についても同様に、恋愛が出来ない、難しくなる要因です。

自閉症ASDの社会性の欠如は、要するに「その場に適した言葉や行動が出来ない」特性となります。
例えば、周囲の人が自分に望んでいたり、適切な言動が出来ない、もしくは変になってしまうのです。
全て自分が正しいと感じた1つの思い付きを、そのまま言葉や行動となってしまいます。
これも想像力が異常に欠如していることが原因です。

恋愛においても、普通ではない変な人扱いされてしまう為、「ないな」と思われてしまいます。

一般的に恋愛対象として見られるのは、顔や財力だと思います。
しかし、それ以上に「普通の性格」が求められると感じます。

イケメンだったり、美人は3日で飽きると言われています。
ある程度の年齢を超えると顔なんてどうでもよくなります。

財力においても、普通以上の収入があれば恋人の対象となります。

恋愛において、最終ゴールは「結婚」です。
結婚するとなると、いつも顔を合わせるし、人生の最後まで一緒にいることとなります。
その時に一番大切なのが「相手を思いやる心」や「普通の行動ができる」です。

社会に適応して「普通ができること」が恋愛において最も大切な要素だと思います。

自閉症ASDは、この社会性がかなりの困難です。
特に、経験をしていない未知の出来事に対して、健常者のようにうまく立ち回ることができません。

普通の人であれば、周りを見て察したり、多角的な視野から適切な行動が出来ます。
しかし、ASDの場合、何か変な行動をしてしまったり、恥ずかしくなるような状態になってしまうのです。

ASDは、不確かな状況において、パニックになってしまって思考がフリーズしてしまいます。
また、思いついたことをそのまましてしまい、呆れられたり、おかしな人と思われてしまうのです。

恋愛において、「変な人」と付き合いたいと思う人は物好きな人か、同類だけです。
将来を考えた場合、近所付き合いや親戚関係で苦労することが目に見えているからです。

発達障害ASDの社会性の無さは、恋愛において対象外となる酷い特性だと言えます。

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恋愛の難易度が高すぎる

発達障害ASDは、上記のようにコミュニケーションや社会性の欠如によって恋人を作りづらくなります。
恋愛の難易度でいえば、ほぼ不可能な状態と言えます。

ASDの人の特性は人それぞれですので、一概にはいえません。
IQが高かったり、言語性優位であれば、論理的思考によって上手くいく可能性もあります。
ただ、ほとんどのASDの人は、想像力の欠如によってコミュニケーションや社会性の欠如によって「変な人」になってしまいます。

仮に見た目が良くても、付き合うまでに発展する可能性はかなり低いです。
学生時代であれば、見た目重視な人が多いですが、それでも明らかにASDの人は性格や行動に難点があり、恋愛対象から除外されてしまうのです。

お金持ちや収入が多い人の場合、それ目当ての人と付き合うことはできます。
親がお金持ちであったり、ASDの特性が収入に直結する良い方向に行ければ、恋愛の難易度は極端に低くなります。

ただ、発達障害ASDは遺伝であり、親に何かしらの問題や発達障害を抱えていることがあります。
また、ASDの人が社会で成功できるのは運がよくない限り無理だと思います。
よって、発達障害ASDの人の財力が優れている未来の確率は低く、恋愛の難易度は高すぎると言えます。

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恋愛を諦める必要性

発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)は、恋愛を諦めてることも1つの選択肢です。
そもそもASDの人は、一人でいることを苦手にしない人も多く、生涯独身であったとしても気にしないと思います。

ASDの私自身も、人との触れ合いが極端に嫌いであり、一人でいないと落ち着きません。
誰かがいると気を使ってしまうし、寂しいという気持ちが全くないのです。

私は一度も恋愛をしたことはありませんが、したいとも思いません。
これはASDのこだわりの特性が原因だと思います。

自分の興味があること以外どうでもいいと思ってしまうからです。
また、他人に対して好きという気持ちがほとんど湧かないのです。

発達障害・自閉症アスペルガーASDは恋愛感情がわからない!

発達障害ASDは、恋愛をする為の機能が著しく劣っています。
先天性の脳の機能異常であり、未発達な部分である為、仕方がありません。

健常者のように普通の脳ではないし、現代医学では治せません。

発達障害ASDは特性により恋愛の難易度が高いですし、諦めるのも一つの手です。

人から好意を持たれづらい

発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の人は、性格が固い為、人から好かれづらいです。

ASDの考え方や思考は、ユーモアや人を楽しませると言った思い付きがありません。
その為、論理的な話し方になってしまいます。
めちゃくちゃつまらない人間だと言えます。

人から相談されても、共感することはできません。
慰めたり、同じような気持ちや立場にたってのコミュニケーションが出来ないのです。
ただ、問題解決のための方法を考察しているだけです。

見た目や収入などで、好意を持たれたとしても、そのフラグにすら気づいていないこともあります。
その為、好かれようとするような駆け引きや行動ができません。
あくまで自分が思ったり感じた通りの接し方をしてしまいます。

結果、変人扱いされたり、恋人としてはあり得ない人に見られてしまうのです。

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まとめ

発達障害ASDは、人との触れ合いが生まれた時点で出来ない性格です。
健常者のように恋愛がしたくても、好かれなかったり、好きな人が出来づらい為、恋人関係になれないのです。

そもそもASDの人は、恋人を自分から積極的に作りたいとは思っていないと感じます。
人を好きになる感情がわからないので、恋愛において受け身になります。

相手から好意を寄せられると、特に断る意味が分からない為、恋人になりやすくなると言えます。
ただ、その好意自体に発展するのが難しいのですが。

例え恋人同士に慣れたとしても、物凄くつまらない人間なので、すぐに別れに発展する可能性も高いです。
また、気遣いが苦手であったり、普通の行動が出来ないので、振られる要因ともなります。

発達障害ASDが結婚したとしても上手くいく可能性は低いです。

アスペルガーASDの夫と離婚したい妻はカサンドラ症候群になりやすい

片方が発達障害だと健常者側は、カサンドラ症候群になりやすく、鬱や精神的問題を抱えてしまいます。
また、発達障害は子供に遺伝する確率が物凄く高い為、将来、親子ともども苦労することが目に見えています。

極論を言えば、発達障害のASDに生まれた時点で、結婚はおろか、恋愛する権利自体すら無いのかもしれません。

私は発達障害ASDに生まれた時点で「人生は終わっていたもの」だと思うことにしています。

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