私は発達障害の一種である自閉症スペクトラム（ASD）と診断されました。
しかし、３０代後半になるまで自分が発達障害だと気づきませんでした。
私が生まれたのは１９７０年代後半で、当時は発達障害という言葉もほとんど知られていませんでした。
私は、自分が普通とは違うことに苦しみながら、何とか社会に適応しようとしてきました。
でも何の理解もサポートも皆無だったので、私の場合は、最低最悪の人生を送る羽目となりました。
しかし、私は例外ではありません。
今でも、発達障害に気づいていない人や、気づいても周囲に理解されない人がたくさんいます。
このような人は、自分の問題を正しく認識できず、周囲とのトラブルや自己肯定感の低下など、さまざまな苦しみを抱えることになります。
発達障害は、脳の発達に問題があることで、学習やコミュニケーション、行動などに困難が生じる障害です。
発達障害には、自閉症スペクトラム（ASD）、注意欠如・多動性障害（ADHD）、学習障害（LD）などがあります。
本記事では、発達障害に気づけない子供と大人の特徴や問題点を紹介していきます。
発達障害の人やその家族、友人、同僚など、発達障害に関心のある方の参考になれば幸いです。
発達障害の自覚がない子供の問題
発達障害は、生まれつきのもので、一生治らないと言われています。
しかし、発達障害は、見た目にはわかりにくい障害です。
発達障害の子供は、自分が発達障害だと気づかないことが多いです。
親や先生も、発達障害の知識がないと、子供の問題行動をただのわがままや不注意だと思ってしまうことがあります。
発達障害の子供は、普通の子供と比べて、以下のような特徴や困難があります。
- じっとしていられない、落ち着きがない、集中力がない
- 一つのことに夢中になる、興味の幅が狭い、こだわりが強い
- 人と目を合わせない、表情が乏しい、感情のコントロールができない
- 人との会話が苦手、言葉の理解が遅い、言いたいことが伝わらない
- 人の気持ちや考えがわからない、空気が読めない、ルールやマナーが守れない
- 運動が苦手、手先が不器用、字が汚い、音や光に敏感
これらの特徴や困難は、発達障害の種類や程度によって異なりますが、どれも子供の学校や日常生活に影響を与えます。
発達障害の子供は、勉強や運動、友達作りなどで、普通の子供に比べて劣っていると感じたり、周りから叱られたり、イジメられたりすることが多いです。
その結果、自信や自尊心が低くなり、自己否定や劣等感を抱くようになります。
発達障害の子供にとって、早期発見と適切なサポートがとても重要です。
発達障害は、治療することはできませんが、サポートすることで、子供の能力や個性を伸ばし、社会に適応することができます。
発達障害の診断は、専門機関で行われますが、親や先生が子供の特徴や困難に気づくことが第一歩です。
発達障害の特徴や困難は、子供の年齢や発達段階によって異なりますが、一般的には３歳くらいから見られることが多いです。
3歳児に多い発達障害の種類と特徴
発達障害の疑いがある場合は、早めに医師や相談窓口に相談することが大切です。
発達障害の診断は、様々な検査や観察を行って行われますが、その結果によって、発達障害の種類や程度が判明します。
発達障害の診断を受けることで、子供に合ったサポートや治療が受けられるようになります。
サポートや治療には、薬物療法や心理療法、教育療法、行動療法などがありますが、それぞれの効果や副作用については、医師や専門家に相談してください。
発達障害の子供にとって、親や先生の理解や協力がとても大切です。
親や先生は、子供の特徴や困難を認めて、子供の気持ちに寄り添ってあげることが必要です。
子供の能力や個性を伸ばすために、適切な指導や励ましをしてあげることも重要です。
子供の自信や自尊心を高めるために、子供の長所や成功体験をほめてあげることも忘れないでください。
発達障害の自覚がない大人の問題
達障害は、子供だけのものではありません。
発達障害は、生まれつきのもので、一生治らないと言われています。
つまり、発達障害の子供は、大人になっても発達障害のままです。
しかし、発達障害の大人は、子供と違って、自分が発達障害だと気づいていないことが多いです。
それは、以下のような理由があります。
- 職場での仕事や人間関係にストレスを感じることが多いです。
- 恋愛や結婚などのパートナーシップに不安や不満を抱くことが多いです。
- 家庭や育児などの責任に圧倒されることが多いです。
- 金銭や時間などの管理に苦手意識を持つことが多いです。
- 自分の気持ちや考えを上手に表現できないことが多いです。
- 自分の長所や短所を客観的に見ることができないことが多いです。
これらの問題は、発達障害の自覚がない大人のメンタルヘルスに悪影響を与えます。
発達障害の自覚がない大人は、自分がダメな人間だと思ったり、周りから理解されないと感じたりすることが多いです。
その結果、うつ病や不安障害などの精神疾患にかかるリスクが高くなります。
発達障害の自覚がない大人にとって、自分が発達障害だと気づくことは、とても大きな一歩です。
発達障害だと気づくことで、自分の特徴や困難に対して、適切な理解や対処ができるようになります。
発達障害だと気づくきっかけは、人によって異なりますが、以下のようなものがあります。
- 自分の子供や親戚が発達障害と診断されたことで、自分にも当てはまる特徴や困難に気づくことがあります。
- 自分の仕事や人間関係に問題が起きたことで、自分に何か問題があるのではないかと疑問に思うことがあります。
- 自分の興味や趣味に関する情報をインターネットで検索した際に、発達障害に関する記事やサイトに出会うことがあります。
- 自分の気持ちや考えを表現するために、ブログやSNSなどで発信した際に、発達障害の人や専門家からコメントやアドバイスをもらうことがあります。
発達障害だと気づいたら、まずは専門機関に相談することをおすすめします。
発達障害の診断は、専門機関で行われますが、その結果によって、発達障害の種類や程度が判明します。
発達障害の診断を受けることで、自分に合ったサポートや治療が受けられるようになります。
サポートや治療には、薬物療法や心理療法、教育療法、行動療法などがありますが、それぞれの効果や副作用については、医師や専門家に相談してください。
まとめ
発達障害は、脳の発達に問題があることで、学習やコミュニケーション、行動などに困難が生じる障害です。
発達障害は、子供だけでなく、大人にもあります。 発達障害に気づいていない人や、気づいても周囲に理解されない人がたくさんいます。
発達障害に気づいていない人は、自分が普通とは違うことに苦しみながら、社会に適応しようとしてきます。
この記事では、発達障害の自覚がない人の苦悩と対処法についてお話ししました。
発達障害の人やその家族、友人、同僚など、発達障害に関心のある方の参考になれば幸いです。
発達障害の人にとって、自分が発達障害だと気づくことと、周囲の人の理解や協力がとても重要です。
発達障害の人は、自分の特徴や困難に対して、適切な理解や対処ができるようになります。
また、自分の能力や個性を伸ばし、社会に適応することができるのです。
