朝方に、緊急地震速報の音で叩き起こされました。
いや、本当に心臓が止まりそうになるくらいビックリしたし、パニックになりました。
あの音は心が物凄く不安になるし、精神衛生上悪すぎます。
今回の地震は富山県沖(震度5強)とのことでしたので、私が住んでいる所では揺れがありませんでした。
しかし、町内放送ではいつもの嫌な緊急地震の音や文言が流れていました。
もはやトラウマレベルで辛いです。
私の場合、発達障害ASDの感覚過敏の1つである重度の聴覚過敏を抱えています。
音に対する過敏性が普通の人の何倍も強いので、緊急地震速報の音の不快感が倍増しています。
恐怖心や心理的負担が強く、本当に苦痛すぎて辛いです。
聴覚過敏がある人のために、緊急地震速報のシステムに改善して欲しいと本当に思っています。
普通の人でも嫌すぎる音なのに、発達障害の聴覚過敏を抱えていたり、うつ病、メンタルに問題を抱えている人にとっては、心に何倍ものダメージを追ってしまいます。
今の緊急地震速報の苦痛すぎる音に出来ないのでしょうか。
緊急性や危機感を持たせるための音だとは思います。
しかし、苦痛を感じている人がほとんどだと感じるので、もっと安らぐと言っては変ですが、心を落ち着かせられて、尚且つ危機感を持ってもらうような音にして欲しいです。
そこで、変更案を考えてみました。
現在の緊急地震速報の問題点
今の日本の地震発生時の音は、多くの人が苦痛や不満を感じていると思います。
個人的には、もう2度と聞きたくないレベルの酷さだと感じています。
突然の大音量での通知
緊急地震速報は突然の大音量で通知されるため、多くの人が驚きと恐怖を感じてしまうと思います。
特に、聴覚過敏の人にとってはこの大音量が大きなストレスとなり、精神的な負担を増大させるのです。
精神的苦痛が酷い・ストレスが異常に溜まる
あまりにも緊急性を意識させる音なので、心に大きな負担がかかるし、精神的苦痛を引き起こします。
発達障害や聴覚過敏のある人にとっては、日常生活に支障をきたすレベルのストレスを感じていると思います。
過去のトラウマを刺激する
過去に地震の経験がある人にとって、緊急地震速報の音はその記憶を呼び覚まし、トラウマを刺激する可能性があります。
これにより、さらなる精神的な苦痛が生じます。
日常生活への支障
このような大音量の通知は、日常生活にも支障をきたします。
今日で言えば、私は昼夜逆転の生活なので、眠りについて1時間くらいで叩き起こされました。
そして1時間くらい眠れず、仕方なく精神安定剤(デパス)を服用しました。
仕事中や睡眠中に突然の大音量で驚かされることは、生産性や健康に悪影響を及ぼす可能性大です!
緊急地震速報の音の改善提案
とにかく、今の緊急地震速報の音を止めてもらいたい。
本当に恐怖だし、心理的ストレスやショック症状が酷すぎます。
改善案1:音の種類を選べるシステム
緊急地震速報の音を、複数の選択肢から選べるようしてみる。
例えば、やさしいチャイム音や穏やかなメロディ、または自然の音など、心地よい音で通知を受け取ることができるようにするのです。
聴覚過敏の方や精神的に敏感な方でも、安心して速報を受け取ることができます。
ただ、危機感という最大の行動原理を刺激出来ない恐れがあるかもしれません。
改善案2:ビジュアルアラートとの併用
音だけでなく、視覚的な通知も取り入れてみるのはどうでしょうか。
例えば、スマートフォンやテレビの画面に大きな文字や色での警告表示を行うことで、音に頼らずに緊急地震速報を受け取ることができます。
これにより、聴覚障害のある方や音が苦手な方も、迅速に対応できるようになります。
改善案3:音のボリューム調整機能の追加
緊急地震速報の音量を、ユーザーが自由に調整できるようにする機能を追加することを提案してみます。
これによって、各自が自身の感覚に合わせて最適な音量で通知を受け取ることができ、精神的な負担を軽減することができます。
ただし、町内放送は問答無用の大音量なので、絶対に改善して欲しいです。
改善案4:精神的負担を軽減する音の選定
音の種類だけでなく、精神的な負担を軽減するような音にして欲しいです。
リラックス効果のある音や、自然の中で聞こえるような音を採用することで、緊急性を保ちながらも心を落ち着かせることができる音にできるはずです。
聴覚過敏にとっての緊急地震速報の影響
発達障害の聴覚過敏を抱えている人や、ミソフォニア、HSPなどの人が持つ音の過敏性は、普通の人の何倍もの影響を受けてしまいます。
私自身、ASDの重度の聴覚過敏があり、さらにHSP気質、ミソフォニアにも該当しています。
子供の頃から、音にだけはとにかく神経質だと親から言われてきました。
音に対する過敏性がある人の緊急地震速報の音の不快感は、心身ともにダメージがありますし、ストレスが尋常では無いです。
ミソフォニアの人にとっての緊急地震速報の影響
ミソフォニア(特定の音に対する強い嫌悪感)を持つ人にとって、緊急地震速報の音は非常にストレスフルです。
突如として大音量で流れる音は、耐えがたい苦痛となり、日常生活に大きな支障をきたしてしまいます。
HSPの人にとっての緊急地震速報の影響
HSP(Highly Sensitive Person)のある人は、音に対して非常に敏感です。
緊急地震速報の音は、過度な刺激となり、不安感や恐怖感を引き起こしてしまうのです。
これによって、緊急地震速報がもたらす心理的負担が増大します。
海外の緊急警報システムの事例紹介
海外の緊急警報システムでは、音の選択肢やボリューム調整機能が標準装備されている国もあります。
例えば、アメリカでは音の種類を選べるだけでなく、視覚的な警告表示も併用されています。
アメリカ
アメリカの緊急警報システム(Emergency Alert System, EAS)は、緊急事態に迅速かつ広範囲に警報を伝達するためのシステムです。
EASは、テレビ、ラジオ、ケーブル、衛星放送など多様なメディアを通じて警報を発信します。特徴としては、以下の点が挙げられます。
音の選択肢:EASでは、警報音の種類を変更できる機能があります。これにより、特定の音に対して敏感な人々にも配慮がされています。
視覚的な警告:テレビやスマートフォンの画面に視覚的な警告メッセージが表示されます。これにより、聴覚障害のある方や、音に敏感な方にも警報が届くようになっています。
テキストアラート:EASは、文字メッセージでの警報も送信でき、視覚的な確認ができるようにしています。
ドイツ
ドイツでは、緊急警報システムとして「NINA」(Notfall-Informations- und Nachrichten-App)というアプリが広く利用されています。
このアプリは、政府の公式警報をリアルタイムで提供し、以下の特徴があります。
スタマイズ可能な通知:NINAでは、通知音をカスタマイズすることができます。これにより、個々のニーズに応じた警報音を設定できます。
地域別の警報:特定の地域に限定された警報を発信することで、不要な警報を減らし、必要な情報のみを提供します。
視覚的な情報**:アプリ内で視覚的に警報内容を確認でき、聴覚に頼らずに情報を受け取ることができます。
イギリス
イギリスの「Floodline Warnings Direct」は、洪水警報システムとして知られています。
このシステムは、洪水のリスクがある地域に対して警報を発信します。以下の点が特徴です。
多様なメディア:警報は、SMS、電話、メールなど複数のメディアを通じて送信されます。これにより、幅広い方法で警報を受け取ることができます。
個別の警報設定:受信者が希望する方法で警報を受け取れるよう、設定をカスタマイズできます。音の種類や通知方法を選ぶことができるため、各個人のニーズに対応できます。
詳細な情報提供**:警報には、避難所や安全な避難経路などの詳細な情報が含まれており、迅速な行動をサポートします。
オーストラリア
オーストラリアの「Emergency Alert」システムは、自然災害やその他の緊急事態に対応するために設計されています。
このシステムには以下の特徴があります。
ジオフェンシング:特定の地域にいる人々に対して警報を発信する機能があり、対象地域に絞った緊急通知を送ることができます。
複数の言語対応:多言語での警報発信が可能であり、様々な言語を話す住民に対応しています。
視覚および聴覚の警報:音と視覚の両方で警報が発信され、聴覚障害のある方や音に敏感な方々も安心して警報を受け取ることができます。
これらの事例からわかるように、海外の緊急警報システムは、多様なニーズに対応するために音の選択肢や視覚的な警告、ボリューム調整機能などを取り入れています。
日本でもこれらの改善策を導入することで、多くの人々が安心して緊急地震速報を受け取ることができるようになるかもしれません。
しかし、日本では地理的に地震が発生しやすく、台風などの自然災害も海外に比べて多いです。
なので、海外のシステムと比較するのは難しい面もあります。
また、日本の国民性も考えると、何が適切なのかを見極める必要もあるのです。
それでも、聴覚過敏や精神的に敏感な人への配慮を考えると、現行のシステムに何らかの改善が必要であることは明白だと思います。
まとめ
今回は、緊急地震速報の不快な音に対する辛さと、改善案などを考えてみました。
とにかく、現在の日本の緊急地震速報の音は不安を煽り過ぎだと思います。
危機感を感じてもらい、行動をして欲しいのはわかります。
でも、心が不安定になるし、ネガティブ要素満載の音なので、逆効果になる恐れもあります。
私の場合、音に対する過敏性だけでなく、発達障害のASDの影響からパニックになってしまいます。
ASDの想定外の事に対する苦手から、脳のフリーズしてしまうからです。
さらに、緊急地震速報の不快な音、何倍も感じ取ってしまう聴覚過敏の影響から、心理的負担が尋常ではありません。
どうにかして、今の不快な緊急音を止めてもらい、別の不安をそれほど煽らない、そして速やかに行動を促すような音にしてもらいたいと願います。
>とにかく、現在の日本の緊急地震速報の音は不安を煽り過ぎだと思います。
危機感を感じてもらい、行動をして欲しいのはわかります。
でも、心が不安定になるし、ネガティブ要素満載の音なので、逆効果になる恐れもあります。
私の場合、音に対する過敏性だけでなく、発達障害のASDの影響からパニックになってしまいます。
まさむね様
上記にまったく同意見です。
緊急時は誰しも慌てたり不安になったりパニックになったりすると思うのに、
不安をあおることはむしろ逆効果ではないかと考えます。
そしてまさむねさんの記事で、そもそも音に頼りがちな緊急報道というのは、
聴覚機能に支障のある人にはつらいものだと気づかされました。
そんなことも気づかないのかと言われる人もいらっしゃると思いますが、
自分が困っていないと気づけないことがたくさんある。
まさむねさんの記事を読ませてもらい、そんな自身の傲慢さを感じさせられています。
余談ながら、私は職業柄の機械のビープ音や関係車両により、
特に若い頃は長期間不眠・動悸にさらされ続けました。
今は多少神経がずぶとくなりましたが、それでもそれらの音に囲まれた勤務後は
水の中にずっと潜っていたい衝動にかられます。
音過敏による耳栓のしすぎで、難聴にもなってしまいました。
コメントありがとうございます。
「自分が困っていないと気づけないことがたくさんある」
この言葉には深く共感しました。まさにその通りだと思います。名言ですね。
職業柄のご苦労も非常に大変だったとお察しします。
その中で、不眠や動悸といった症状に苦しみ、音過敏による耳栓のしすぎで難聴になってしまったこと、本当にお辛かったと思います。
こうした貴重な体験談を共有していただき、ありがとうございます。