軽度の発達障害を診断する方法はあるのでしょうか。
結論として、発達障害を診断することはできます。
ですが、軽度かどうかは、診断した医師次第だと思います。

そもそも、軽度発達障害と言うのは、グレーゾーンです。
軽度の発達障害は、明確な「障害」ではないので、公的なサービスを受けにくいです。
一般人の枠組みとして判断されてしまうからです。
障害手帳や障害年金の判定基準に満たせるかどうかは、微妙なラインなのです。

軽度の発達障害は、症状があまり目立たないので、普通の人とあまり変わらないです。
日常生活や社会生活に大きな支障がない状態なのです。
診断も難しく、公的サービスを受けるのも「軽度」では難しいです。

ただ単に「発達障害っぽいけど、その傾向が少し見られるだけの人」扱いとなってしまうからです。

発達障害系・発達障害っぽい人・発達障害気味の特徴と種類とは?

軽度発達障害の人は、発達障害の診断や障害者手帳、障害年金の申請などについて悩むことが多いと思います。
この記事では、それらの問題について書いていきたいと思います。

Sponsored Link

軽度発達障害、軽度自閉症スペクトラム障を診断する方法とは?

発達障害の自閉症やADHD、LDなどの軽度だけを調べることはできません。
発達障害の検査を受けて、「君は発達障害の兆候はあるけど、症状は軽い」、「日常生活に大きな支障はない」といったように、医師から言われることがあります。
これらの場合、医師は発達障害の軽度という言葉を使うことがありますが、これはあくまで医師の主観的な判断です。

発達障害の重さについて

発達障害かどうかは、精神科や心療内科、専門医などが主に、DSM-5(アメリカの精神疾患の診断基準)を基準としています。
知能検査や適応能力検査、過去や現在の状態の問診など、総合的に判断されます。

個人的には、発達障害の検査は、担当医によって、さじ加減が結構ブレると思っています。
DSM-5を基準とはしていますが、最終的に判断するのは問診を行った医師です。

ウェクスラーテストや知能検査によって、数値上では表れます。
ですが、そのテストを受けた時の体調や脳の状態によって誤差が生じるのです。

また、過去の状態や今現在の困りごとを聞いて、判断もします。(かなり重要)
この基準もDSM-5を参照にしていますが、担当医の見解次第で変わってくると思います。

DSM-5では、発達障害の程度は、症状の重さや社会への適応能力の低さによって、軽度、中等度、重度の3段階に分けられます。
例えば、自閉症スペクトラム障害の場合、以下のように判断されます。

軽度:人と話したり関わったりするのが少し難しいが、自分が好きなことややりたいことには柔軟に対応できる。

中等度:人と話したり関わったりするのがかなり難しいし、自分が好きなことややりたいことも狭くてこだわりが強い。

重度:人と話したり関わったりするのがとても難しいし、自分が好きなことややりたいこともほとんどなくてこだわりが激しい。

発達障害の程度は、DSM-5の基準に基づいて、軽度、中等度、重度の3段階に分けられます。

発達障害の程度は、医師が問診や検査の結果をもとに、DSM-5の基準に照らして判断します。
ただし、発達障害の程度は、個人の状況や環境によって変わることがあります。
例えば、自閉症スペクトラム障害の軽度の人でも、ストレスや変化に対応できない場合は、症状が悪化することがあります。

軽度発達障害の人の場合、健常者と発達障害の人の中間程度の症状であり、ぎり健常者扱いとなります。

Sponsored Link

軽度発達障害は障害者手帳や障害年金の申請、受給はできる?

軽度発達障害でも、障害者手帳や障害年金の申請は可能だとは思います。
ただ、軽度だと障害の程度が薄すぎるので、受理はほぼ不可能だと思われます。

精神の障害者手帳は、1~3級の等級があります。
ですが、軽度発達障害の場合、3級も難しいと思います。
軽度発達障害は、ほぼ健常者扱いだからです。
障害年金も同じです。

ただ、軽度発達障害によって2次的な精神障害を抱えていたり、日常や仕事などで大きな支障がある場合は、手帳や年金の受給できる可能性はあります

軽度発達障害によって引き起こされる2次障害の内容によっては、障害手帳や障害年金の対象となります。
うつ病、統合失調症、双極性障害などの精神疾患です。
でも、神経症(社交不安症、パニック障害、適応障害など)では、障害年金の受給条件を満たすことはできません。

特に、障害年金の受給は、発達障害だけでも不可能です
そもそも障害年金の受給基準は、障害によってどれだけ日常が自分だけでは困難なのかを証明する必要があります
ほぼ、本人が家の事や仕事を出来ない状態だと、受給の可能性は高いです。

軽度発達障害の場合でも、その他の2次障害によって可否が異なります。
食事や身だしなみ、手続きなどが一人でできない、もしくは介護が必要であれば、障害年金2級以上の条件に当てはまります。

障害者手帳も障害年金のどちらも、軽度発達障害だけでは受理の可能性はほぼ無いと言うことです。
軽度発達障害の2次障害や、その他の精神疾患によって、普段の生活に多大な支障がある状態であれば、可能性はあります。

Sponsored Link

軽度発達障害の大人の人の仕事状況とは

軽度発達障害の人は、健常者枠で働いているので大変だと思います。
発達障害の人よりは生きやすいです。
でも、普通の人に比べれば、コミュニケーションや社会的スキルが多少劣っているので辛い状況だと思います。

軽度発達障害の人は仕事で以下のような困りごとに遭遇することが多いです。

・指示やルールを理解するのに時間がかかる

・細かいミスや忘れ物が多い

・人間関係やコミュニケーションにストレスを感じる

・変化や緊急事態に対応できない

・興味のない仕事にやる気が出ない

・集中力や持続力が低い

・自己管理や時間管理が苦手

上記の症状は、発達障害の人が抱える問題点と同じです。
ですが、その症状が発達障害と健常者の中間あたり、もしくは多少のブレはあるけど、ぎりぎりで頑張れる範囲です。

よって、普通の人(定型発達)よりも、ストレスや心労が重なりやすい、疲れやすい状態になってしまいます。

軽度発達障害の仕事での良い点

軽度発達障害の人は、逆に発達障害の特性も少し持ち合わせているので、強みがある人もいます。

・特定の分野に深い知識や興味を持っている

・独創的なアイデアや発想が豊富である

・細かい作業やルーチンワークに向いている

・正義感や倫理観が強い

・素直で誠実である

・真面目で責任感がある

発達障害の人も、ある特定の分野に精通していたり、規律を守るなどの特徴があります。
軽度発達障害の人でも、発達障害の特徴が多少はあるので、弱みもあるけど強みもある場合があります。

その強みの分野を仕事や自分の人生にハマれば、人生が上手くいくと思います。

発達障害の人でもそうですが、自分に合った仕事や職場を見つけることが本当に一番大切です。

Sponsored Link

まとめ

この記事では、軽度発達障害の診断方法や障害者手帳や障害年金の申請の可否、仕事の適性などについてお伝えしました。

軽度と言う言葉は、障害的には軽い状態ですので、健常者と同等の扱いになってしまうことが多いです。

発達障害の程度は、軽度、中等度、重度の3段階に分けられますが、実際の診断では「発達障害かそうでないか」だけです。

発達障害の重さの判断もDSM-5を基準にしてはいますが、医師次第です。
公的文章の扱いも、軽度だと難しくなると思います。

軽度発達障害でも障害者手帳や障害年金の申請は出来るとは思います。
ただ、受理される可能性はほぼ無いと思われます。
障害の程度が薄すぎると判断されるからです。
ただし、軽度発達障害によって二次的な精神障害を抱えていたり、日常や仕事に大きな支障がある場合は、受給できる可能性があります。

なんにしても、軽度発達障害は辛いと思います。
軽い精神のハンデがあるにもかかわらず、普通の人と同じように人生を歩まなければならないからです。
大抵、運や頭が良くない限り、底辺になってしまうのではないでしょうか。

ただ、発達障害の自閉症アスペルガーASDの当事者としては、軽度発達障害はまだマシだと思います。
普通の人と同等の人生を歩める可能性があるからです。

発達障害だと軽度の人の何倍も人生で辛い目に合ってしまいます。
障害者枠で働いたとしても、給料は激安です。
発達障害を隠してクローズドで働いたとしても、非常に困難な状況に勝手になってしまいます。

発達障害と明確に診断されると、ある意味諦めることができます。
ですが、軽度発達障害の場合、健常者として生きていかなければならないので、本当に大変です。

解決策としては、自分の強みや興味を活かして、自分に合った仕事を見つけることが最優先事項です。

Sponsored Link