発達障害・自閉症スペクトラム(アスペルガーASD)の私は、たぶん日本でも最悪レベルの恥ずかしがり屋です。
子供の頃からちょっとしたことで顔や耳が真っ赤になってしまうし、動悸が物凄く酷いのです。
例えば学校での自己紹介では、周りの人は平然としているのに、自分だけ震え声で赤面していました。
また、授業で当てられた時には、頭が真っ白になり、答えられなことがほとんどでした。
本当に異常なレベルで緊張してしまうのです。
当時は、自分が何でこれほど精神がよわよわなのかわかっていませんでした。
大人になってもシャイで内向的な性格は変わっていません。
40代半ばになって、今更ですがその原因はわかりました。
それは発達障害の影響だということです。
発達障害は生まれつきの脳機能異常なので、恥ずかしがりやな性格との関連はありません。
しかし、発達障害のせいで内向的だったり、シャイな性格になってしまうのです。
そして、私の場合、日本でも最悪レベルのメンタルの弱さの原因は2つあります。
1つ目は、親からの遺伝です。
父親は発達障害のASDですが、それ以外にも物凄く精神が弱い人でした。
例えば、新婚旅行で飛行機に乗った時、自分たちの席に外人が座っていたそうです。
それを見た父は、怖くなり、突然逃げ出したのです。
母親が、外人にチケットを見せて自分たちの席だと言うことを証明してどいてもらったそうです。
2つ目は、環境です。
貧乏、変わった苗字、ゴミ屋敷など、劣等すぎる家庭環境だった為、自己肯定感は最低でした。
その結果、恥ずかしがり屋すぎる性格となったのです。
ただ、上記の2つの理由は、運次第で性格は改善します。
しかし、発達障害の脳機能異常は一生治らないので、人生に困難な目に遭い続けます。
内向的だったりシャイな性格になってしまうのは仕方が無いのです。
今回は発達障害と恥ずかしがり屋な性格についてお伝えしていきます。
発達障害の人が恥ずかしがり屋になる原因
発達障害の人が対人関係や社会において、常に普通の人が遭遇しえない酷い目にあってしまいます。
それは、自分の責任ですが、生まれついての脳機能異常が勝手にそうさせているので仕方がないです。
発達障害の人が恥ずかしがり屋になるのは、主に対人関係が困難になるからだと思います。
発達障害の人は、人と話すのが苦手だったり、自分の気持ちを上手に伝えられなかったりすることがあります。
その為、人と話すときに緊張したり、怖かったりすることが多いのです。
とにかく発達障害の人は、相手に不快感を与えてしまったり、突拍子もないことを言ってしまいます。
自分でもわかっているのですが、それでも勝手に思ったことを言ってしまう、抑えられないのです。
気付いた時には手遅れで、恥ずかしい思いをしてしまう。
後から振り返ると明らかに変な言動をしてしまったと思い、悶絶してしまうこともあります。
発達障害の人は、脳機能異常から、人生において恥ずかしい状況に何度もあってきています。
その為、人と話すことや目立つことを避けたくなるのです。
また、発達障害の特性の1つ、新しい事や未知のことに対する不安感が物凄く強いということです。
その様な場面になると、頭が真っ白になり、超緊張状態となってしまうのです。
発達障害ASDの場合は、社会性の欠如という問題もあります。
自閉症アスペルガーASDは、対人関係も苦手ですが、集団生活も苦手です。
その場にそぐわない変な行動をどうしてもしてしまいがちなのです。
自分が発達障害だと気付いている場合は、特に慎重に行動するので内向的・シャイな性格だと思われてしまうのです。
発達障害の人の恥ずかしがり屋の特徴
恥ずかしがりやな発達障害の人はどのような特徴がみられるのでしょうか。
アスペルガーASDの私の場合は、超赤面症、声が震えてしまう、頭が真っ白になる、と言ったような状態となります。
特に辛いのが、赤面症です。
生まれつき肌が異常に弱く、そして白いので、顔が異常に赤くなって物凄く目立ってしまいます。
また、1度赤面状態となると、1~2時間は治らず、本当に変な人だと思われてしまいます。
赤面症と発達障害の関係性・違いとは?生まれつき顔が赤くなる原因
音読をする授業では、極度の緊張状態から自分だけ声が震えてたどたどしくなり、嘲笑の的となっていました。
新しい場面や想定外の出来事においては、頭が真っ白になってしまい、恥ずかしくて何も行動が出来なくなります。
私の場合は、発達障害の影響と親の遺伝、そして劣悪環境のせいで恥ずかしがり屋となっています。
一般的な発達障害の恥ずかしがり屋の特徴は以下の通りとなります。
・人前で話すことや自己紹介することが苦手で、できればしないで済ませたいと思うことがある。
・他人の目が気になって、自分のできることや好きなことも抑えてしまうことがある。
・自分のことをよく知らない人や初めて会う人と話すことが苦手で、友達を作ることが難しいと感じることがある。
・自分のことを否定的に見て、自分に自信がないと思うことがある。
・自分のできないことや失敗したことに対して、自分を責めたり、他人からの評価を気にしすぎたりすることがある。
全て発達障害の凹凸や未発達から引き起こされる自己肯定感の欠如が原因です。
シャイで内気な性格になってしまうのも、仕方が無いのです。
発達障害の人の恥ずかしがり屋を克服するためのコツ
私は1度(1日)だけ、恥ずかしがり屋を克服したことがあります。
それは、就職先での研修の時でした。
何かのメンタルの講義だったと思います。
その時に、40~50人くらいいる中で、2、3人当てられました。
その中に私も含まれていました。
もちろん極度の緊張状態で頭が真っ白になってしまいました。
しかし、「もうどうでもいい」と強い気持ちをもって、やぶれかぶれで発言をしました。
その時の1度だけ、上手くいき恥ずかしがり屋を克服したのです。
個人的に思うのが、とにかく人の目を気にしない強いメンタルが必要だと言うことです。
吹っ切ると、本当に上手くいく状態となるのです。
「どうしよう」とか「恥ずかしい思いをしたくない」などの「余計な弱感情を全く考えない状態」にするのです。
ただこれは、本当に極限状態に追い込まれた時にしか発揮できないと思います。
常にそのような強い気持ちを持てるのであれば、既に恥ずかしがり屋を克服しているからです。
一般的に発達障害の人が恥ずかしがり屋を克服する方法は以下の通りです。
・自分の得意なことや好きなことを見つけて、それを楽しんだり、誇りに思ったりすること。
・自分の長所を認めて、自分に自信を持つこと。
・人と話すときには、相手の話をよく聞いて、自分の気持ちや考えを伝えること。
・相手に興味を持って、共感したり、質問したりすることも効果的。
・人と話すことや目立つことを避けるのではなく、チャレンジしてみること。
・自分のことを否定的に見るのではなく、肯定的に見ること。
などがあげられます。
まとめ
発達障害の人は、脳機能の問題から普通の人が遭遇しない様々な困難な目にあってしまいます。
恥ずかしがり屋になってしまうのは仕方が無いです。
人と話すのが難しかったり、自分の気持ちを伝えるのが上手くできなかったりすると、人と関わるのが怖くなったり、緊張したりしてしまいます。
それに、発達障害の人は、新しいことや変わったことに対して、とても不安になりやすいのです。
だから、人前で話したり、目立ったりするのが苦手なのです。
ですが、恥ずかしがり屋な性格は、発達障害だけが原因ではありません。
親の性格や家庭の環境、学校や社会なども関係しています。
自分に自信がなくて、恥ずかしがり屋になってしまう要因は、発達障害だけではないのです。
まとめると、発達障害の人が恥ずかしがり屋なのは、脳の働きや環境のせいです。
でも、恥ずかしがり屋は克服できる可能性はあります。
それは「自己肯定感を高めること」です。
恥ずかしがり屋でシャイな性格を打破する唯一の方法だと思います。
発達障害でもシャイで内気な性格にならない人は、普通の人に負けない能力や財力があるからです。
まぁでも全て運次第だと個人的には思っています。
発達障害でも自己肯定感が高められる人は、親が優秀で高いIQの遺伝、裕福な家庭、環境が良かったなどが考えられるからです。
恥ずかしがり屋や内気な性格は、人生においてほぼマイナスの悪影響しかないと思います。
遠慮したり、怖がって挑戦できないと人間は成長できないからです。
常に強い気持ちをもって生きていく方が、世の中を上手く生き抜いていけると感じています。