発達障害と言っても、様々な呼び方や用語があります。
一般的にはアスペルガーADHDが有名で通じやすい思います。

発達障害には3つの特徴があり、呼び方も微妙に異なります。
ASD、ADHD、LDなどは、自閉症、注意欠如・多動・学習障害です。

私は広汎性発達障害と診断されましたが、アスペルガー症候群とどう違うのかよくわかりませんでした。
広汎性発達障害は自閉症の一種と捉えられていますが、そもそも自閉症って何なんだろうと感じていました。

自閉症とは、その字の通り、自分の殻に閉じこもっている状態だと思っていました。
しかし発達障害の概念では、自閉症スペクトラム障害の意味は、対人関係が苦手、社会性が無い、五感の過敏性などの総称です。

もっとわかりやすい名称に統一して欲しいと感じています。

今回は、発達障害の名前の種類や呼び方についてお伝えしていきます。

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発達障害の種類の名前はどのうような名称がある?

発達障害という名前は、脳の機能脳凹凸や未発達に関する分類を1つにまとめた総称です。
発達障害には、自閉症スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動症(ADHD)、限局性学習症(LD)があります。
ASD、ADHD、LDのどれか1つでも当てはまれば、発達障害とされます。

発達障害と一口に言っても、様々な呼び方があります。

自閉症スペクトラム症

自閉症スペクトラム症は別名:自閉症スペクトラム障害(ASD)、アスペルガー、広汎性発達障害などの名称があります。

自閉症スペクトラム障害とは、英語でAutism Spectrum Disorderの略です。
autismは自閉症、spectrumは連続性・領域、disorderは障害という意味です。
略してASDと呼ばれています。

自閉症スペクトラム障害(ASD)は他の呼び方として、アスペルガー症候群とも呼ばれています。
世間的に一番馴染みのある呼び方だと思います。
アスペルガー症候群は性格の特徴を分類する、受動型・孤立型・積極奇異型・尊大型などの種類にも分けられます。

受動型アスペルガーの対人関係・社会性の特徴

一人でも寂しくない孤立型アスペルガーの特徴・原因

アスペルガー症候群の積極奇異型の特徴とADHDの違い

また、自閉症スペクトラム障害(ASD)は広汎性発達障害と呼ばれていたこともありました。
広汎性発達障害は、主にコミュニケーションや社会性に強い問題を抱えている人が当てはまります。

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注意欠陥多動症

注意欠陥多動症は別名:ADHD、注意欠陥障害、多動・衝動性障害、ADDがあります。

ADHDは、Attention Deficit Hyperactivity Disorderを略した名称です。
attentionは注意、deficitは欠如、hyperactivityは多動、disorderは障害という意味です。

ADHDは、発達障害の知識が多少あれば、一番なじみ深い名称だと思います。

ADDとは、1987年にADHDに名称が変更される以前に使われていた用語です。

ADDは注意欠如障害(attention deficit disorder)の略です。
adhdのhyperactivity(多動)を除いており、不注意や衝動性に焦点を当てています。

1987年以降、多動性(落ち着かない症状)も強くみられることから、Hのhyperactivityも加わり、ADHDとなりました。

ADHDには、不注意の症状が強く表れる「不注意優勢型」、衝動性を抑えられない「多動性・衝動性優勢型」、両方の症状の「混合型」の種類があります。

限局性学習症

限局性学習症は別名:LD、学習障害、限局性学習障害があります。
発達障害の概念が確立する以前は、特定言語障害や微細脳機能障害、失読症などの名称とされていました。

LDは、Learning Disabilityを略した名称です。
Learningは学習、Disabilityは障害です。

現在は限局性学習症の名称とされていますが、一般的には学習障害(LD)が一番しっくりくると思います。

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発達障害の名称・用語・呼び方の変化について

発達障害の名称は、様々な呼び方がありますが、現在は2014年に日本精神神経学会が作成したガイドラインに統一されています。

これは、2013年にアメリカの精神医学会が作成したDSM-5に沿って、まとめられました。

発達障害は未だに解明されていません。
治療法も確率されておらず、発達障害専門の資格は存在しません。
その為、現在はほとんどの医師がDSM-5に沿って発達障害の診断がされています。
DSM-5は発達障害の参考書のようなものです。

発達障害の症状の名称には、様々な呼び方があります。
社会において発達障害の用語に混乱が起きないように、ASD-5を参考に名称のガイドラインがまとめられました。

発達障害の主な3つの症状を示す自閉症スペクトラム障害は、自閉症スペクトラム症、注意欠如多動性障害は注意欠如多動症、学習障害は学習症となりました。

障害という名称が「」に変わっただけです。
障害」という呼び方がマイナスのイメージがあることから、変更されたとのことです。

個人的にはただの誤魔化しであり、むしろ発達障害の症状が普通に見えてしまう悪い側面もあると思います。
「障害」と明確に記載することで、自他ともに認識がはっきりするからです。
サポートや支援の気持ちにも違いが出ると思います。

発達障害の名称の統一は、強制ではないようです。

私が初めて発達障害と診断されたときは、2015年11月ですが、症状名は広汎性発達障害でした。
書類上でも自閉症スペクトラム症ではなく、「広汎性発達障害」です。

2014年の日本精神神経学会のガイドラインは、あくまで推奨程度なのでしょうか。

調べてみると現在は、「神経発達症群」が推奨されているそうです。
神経発達症群は、発達障害を研究する機関や学術的な名称として使用されるようです。
法律的にも強制力はありません。

2021年12月の政府広報オンラインの発達障害って、なんだろう?のHP上では、
発達障害は、「広汎性発達障害(こうはんせいはったつしょうがい)、学習障害、注意欠陥多動性障害など」と記載されています。

「発達障害」という名称が一般的に使用されるのは変わりがないようです。

まとめ

発達障害は1990年代に広まっていた、比較的新しい脳機能障害の名称です。
その為、発達障害には様々な名称の変化があり、認知のずれが懸念されていました。

現在はDSM-5に沿って、「神経発達症」の1つとされています。

医学や学術的には神経発達症で通じるかもしれません。
しかし、一般的には「発達障害」という呼び方がわかりやすいと思います。

発達障害の3つの特徴の分類についても、自閉症は「アスペルガー」、多動・衝動・注意欠如は「ADHD」、限局性学習症は「学習障害」が世間一般的に通じやすいと思います。

名称の変更は、今まで築き上げてきた認知が無くなってしまいます。
発達障害ではなく、神経発達症と言われても自他ともにしっくりこないので、そのままで良いと思います。

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